2013.06.10

手持ちのポータブルアンプの音感想まとめ

いつの間にか手元に10台以上のポータブルアンプが…
ということで、この一年ほどで手に入れた(または自作した)ポータブルヘッドホンアンプの
簡単な音メモを書いてみます。

2013年、6月11日現在の感想です。


Choco-Mori Amp
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■販売:自作用キット
■サイズ:中型
■バッテリー:9V電池×1
■機能:なし
■駆動時間:20時間前後(ニッケル水素充電池の場合)
■傾向:ウォーム・低音寄り・分解能低め


・初めて自作にチャレンジした、思い入れのあるアンプキット。
アースの落とし方に問題があるのか、若干ホワイトノイズが乗ります。

・音は典型的なCmoyアンプらしく、駆動力はあるけど分解能がイマイチで、低音がゆるいです。


Longxi Q1
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■販売:完成品
■サイズ:大型
■バッテリー:12Vリチウムイオンバッテリー(付属)
■機能:充電機能
■駆動時間:24時間以上(未確認)
■音質傾向:ウォーム・低音寄り・分解能低め・音場が広い


・激安中華A47アンプ。ケースも中身も作りは悪いです。

・A47アンプの音をこれで初めて聴きましたが、
Cmoyに不足している音の厚みと濃さが加わり、独特の魅力があります。

・やたら重い、デカい、Bカーブのボリュームを使っているので音量調整が難しいなど、実用性に問題あり。


Miu-tech MRA DIYkit
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■販売:自作用キット
■サイズ:小型
■バッテリー:9V電池×1
■機能:なし
■駆動時間:6~8時間(ニッケル水素充電池の場合)
■音質傾向:シャープ・高音寄り・高音が刺さる・音場が狭い


・激安中華ポータブルアンプキット。
小型なのはいいけど、音質的にほめられる点が全くありません。

・電池持ちが悪い、キットに付属しているオペアンプを使うと発振する、Bカーブのボリュームを使っている…など問題が多く、
安かろう悪かろうの典型。


Graham Slee Voyager
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■販売:完成品
■サイズ:大型
■バッテリー:9V電池×1
■機能:外部電源駆動(ACアダプタ/USB)、CONTOURスイッチ
■駆動時間:20時間前後(ニッケル水素充電池の場合)
■音質傾向:ウォーム・やや低音寄り・音場が広い


・サイズが大きい、ステレオプラグを挿すときにショックノイズが出る、イヤホンとの組み合わせによっては若干のホワイトノイズが乗る…などの欠点はありますが、音は文句なく僕好みで、一番気に入ってます。

・海外レビューでは「真空管のような音」とありましたが、的を得ている気がします。

・具体的な仕組みはわかりませんが「Headphone sensitivity volume control」という、インピーダンスに合わせたゲイン補正機能があり、
どのイヤホン、ヘッドホンを接続しても、大体同じボリューム位置で同じ音量が取れる仕組みになっています。
(Graham Sleeのアンプの共通仕様らしい)

・リスニング向きに濃い味付けがしてあって、耳障りの良い、心地いい音です。
分解能はほどほどに、腰の座った音場の広さが魅力的。
特にボーカルの生々しさが際立っています。

・CONTOURモードにすると荒々しいドンシャリに早変わり。ホワイトノイズも増えます。
聴き疲れする音ですが地味なシングルBAイヤホンと組み合わせると丁度いいドンシャリ具合になったりもして。


JDS Labs cMoyBB v2.03R
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■販売:完成品または自作用キット
■サイズ:中型
■バッテリー:9V電池×1
■機能:充電機能、バスブーストスイッチ
■駆動時間:20時間前後(ニッケル水素充電池の場合)
■音質傾向:ウォーム・低音寄り・分解能低め


・案の定Choco-Mori Ampと音質傾向が酷似しており、使い分けが難しい。
こちらのほうがホワイトノイズが無く、充電可能、バスブーストスイッチあり、見た目がおしゃれ…などの理由で出番が多いです。

・駄菓子的な魅力。


Leijine 47Aptbl & A386ptbl
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47Aptbl
■販売:自作用キット
■サイズ:中型
■バッテリー:(制作者による)
■機能:固定バスブースト機能あり
■駆動時間:(制作者による)
■音質傾向:(制作者による)

A386ptbl
■販売:自作用キット
■サイズ:中型
■バッテリー:9V電池×1
■機能:固定バスブースト機能あり
■駆動時間:12時間前後(ニッケル水素充電池の場合)
■音質傾向:ポップノイズ・ホワイトノイズ多い


・47Aptblは制作者の設定により大きく仕様が変わりますが、
その分、ある程度の知識がないと思ったように運用できない…という自体に陥ります(僕のように)
A47アンプらしく、濃い目の音で僕好みではあります。
バスブースト機能は想像以上に効きが強く、スイッチで切り替えられないのは不便。
設定しないほうが良かったかもしれない。

・A386ptblは電源投入時のポップノイズと、ホワイトノイズの大きさが致命的で使ってません。
ヘッドホン向きに設計されているようですが。



AMB Labs mini3
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■販売:自作用キット
■サイズ:小型
■バッテリー:ニッケル水素9V充電池×1
■機能:充電機能
■駆動時間:6~8時間
■音質傾向:濃い目のドンシャリ・音場狭め


・3ch構成の特徴なのか、
濃厚で厚みのある音です。(据え置きのM3ヘッドホンアンプも同傾向)
分解能はそこそこで、音場は狭めなものの、テクノ向きのノリの良い音が聴けるので気に入ってます。

・音質とサイズのバランスが良く、
僕が作ってきた自作キットの中では一押し。
ただし制作手順をちゃんと考えないと失敗します(僕のように…)

・電池のサイズにシビアなところがあり、厚みのある電池は入りません。


Meier Audio PortaCordaⅢ USB
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■販売:自作用キット
■サイズ:中型
■バッテリー:9V電池×1
■機能:USB-DAC機能・クロスフェードスイッチ・ゲイン設定可
■駆動時間:15時間前後(ニッケル水素充電池の場合)
■音質傾向:フラット


・僕の手持ちのポータブルアンプの中では最もバランスの良い音。
言い方を変えると、フツー。

・クロスフェードスイッチによる音場変化はごくごく僅かなもので、曲によっては気付かないレベル。
これはこれで良いのですが、
僕はどちらかというと個性があるタイプのアンプのほうが好きだなあ…と気付かされました。

・USB-DAC機能がありますが、音質は良くない。
USBケーブルを接続すると、電圧を2倍に昇圧したバスパワー駆動モードとなるため、電池が無くても使えます。

・電池のサイズに対してシビアな所があり、縦長の電池はケースに収まりません。


Jds Labs Objective2
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■販売:自作用キット/完成品
■サイズ:超大型
■バッテリー:ニッケル水素9V充電池×2
■機能:外部電源駆動・充電機能・ゲインスイッチ
■駆動時間:4~6時間(基本設定の場合)
■音質傾向:シャープ・フラット・分解能が高い


・一応ポータブルアンプの扱いのようなので。
サイズも性能も規格外で、室内向けのヘッドホンもしっかり鳴らせます。

・クールな音傾向で分解能が高く、驚きの高音質。ノイズも皆無。

・持ち歩くには大きすぎるサイズ、据え置きで使う場合は全ての端子の差込口が前面パネルに集中しているため野暮ったく使いづらい、電池持ちが最悪…という点などが痛く、実用性に問題が…。

・オペアンプ構成を変更することで電池持ちを飛躍的に向上させる事ができますが、音質がはっきりと落ちてしまうので、痛し痒し。

・外部電源駆動にすれば電池持ち問題は解決できるので、
「安く、コンパクトで、高音質で、基本は据え置きだけど、ポータブルでも使えるヘッドホンアンプ」が欲しいニッチな欲張りさんは、一考の価値があると思います。

・良くも悪くもマニアックなヘッドホンアンプ。ロマンを感じる。


Sound Potion Monolith
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■販売:自作用キット/完成品
■サイズ:小型
■バッテリー:リチウムイオン充電池×2(14500サイズ)
■機能:充電機能・外部電源駆動・ゲイン設定可
■駆動時間:50時間程度
■音質傾向:濃い目・ドンシャリ・分解能が高い


・超小型のディスクリートアンプ(しかも充電可)という「小さくまとまった優等生」といったイメージからは想像できない、
濃い目のドンシャリといった感じの音質。ノイズは皆無。

・結構イヤホンとの相性を選ぶ印象で、シングルBAイヤホンと妙に相性が良い気がします。

・僕の手持ちのイヤホンの中では、hf5と組み合わせた時にパズルのピースがはまったような親和性を見せ、
思う所あって検索をかけてみたら、
開発者さんはER-4Sを愛用してる…といった記事が見つかり納得しました。
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