2015.02.05

0dB HyCAA Custom Edition(2台目)を組み上げました

Custom Editionなどと大見栄を切ってしまいましたが、ちょっと大袈裟すぎました。
HyCAA_2_004.jpg

たかじんさんに頒布していただいた
真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ基板「0dB HyCAA」を組み上げたのは
2013年の秋ごろ。
同時頒布の専用アクリルパネルを使って完成としました。
HyCAA_010.jpg
お手軽に完成できるのは大きなメリットですが、
もう少し自分なりの個性を出してみたいなあ、とも思っていました。

そこで、製作失敗した時の事を考えて用意していた予備の基板が余っていたので、
アルミケースに収納した二台目を組み上げました。
HyCAA_2_001.jpg
今回はプリアウト端子を追加して、スピーカー環境でも使えるようにしています。

前面、左から電源スイッチ、ステレオ標準ジャック、ボリュームつまみ。
HyCAA_2_002.jpg
プッシュボタン式のスイッチを使ったことが無かったので、試してみたかった。
ボタンを押し込んだ時の「カチッ」というクリック感が小気味良く、なかなか良い塩梅。

背面、左からRCA入力ジャック、プリアウト端子(ステレオミニ)、DCジャック。
HyCAA_2_003.jpg
ヘッドホンを接続していない時はプリアウト側に音声信号が出力される仕様。
ゲイン1倍のアンプなので、
分類としては「真空管ハイブリッドラインバッファ兼ヘッドホンアンプ」という感じになるのかな?(長い)

中身。前回製作時の予備部品を中心に、高価な部品は使っていません。
HyCAA_2_005.jpg
HyCAA_2_006.jpg
HyCAA_2_007.jpg
HyCAA_2_008.jpg
真空管を使ったアンプの演出の一環として
入力カップリングにヴィンテージ風フィルムコンデンサを採用してみました。
HyCAA_2_009.jpg
(ギャレットオーディオで1個80円でした)

オペアンプは電圧増幅のV-AMP、電流増幅のC-AMP、共にMUSES8920を採用。
HyCAA_2_010.jpg
出力電流が大きく取れるJ-FET入力のオーディオ向けオペアンプで、
Hycaaに最適なオペアンプの一つといえます。

今回、アイスブルーのLEDを採用してみました。
HyCAA_2_011.jpg
軽薄な雰囲気になってしまいそうで心配しましたが
赤熱する真空管との対比が良いコントラストになっていて、悪くない(と思う)。

※真空管にまとわりついているものはシリコン製のOリングです。
 制震目的で試験的に装着していますが、意味無さそう。


先日製作したLM380非革命アンプとスタックすることで、
超コンパクトながら馬鹿にできない性能と音質が得られる、セパレートのプリメインアンプが完成。
(これがやりたかった)
HyCAA_2_012.jpg
「こういうのがほしい」が実現できる、電子工作の醍醐味。
HyCAA_2_013.jpg
しばらくはこの組み合わせで音楽を楽しもうと思います。
たかじんさん、ありがとうございました!



たかじんさんのブログはこちら
■new_western_elec ヘッドホン + オーディオ回路 
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/



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Posted at 01:29 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2013.10.21

真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ 0dB HyCAAを製作しました

HyCAA_013.jpg
「new_western_elecのブログ」管理人、
たかじんさんが設計された真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ基板、
0dB HyCAAを組み上げました。

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以下、製作レポートになります。


製作の悩み所は「どんなケースに入れるか」でした。
頃合いを見てHammondのケースを個人輸入しようと思っていた所、
たかじんさんが0dB HyCAA専用のアクリルパネルの頒布を開始したと聞き、
予定変更して、ご厚意に甘える事にしました。
HyCAA_002.jpg
これなら、実装基板をアクリルパネルで挟み込むだけで完成です。


まずは基板に部品を半田付け。
部品数少なめで、短時間で完成するお手軽さ。
HyCAA_004.jpg



使用した部品はほぼマニュアルに沿っています。
が、ちょっといたずらして、自分なりの個性を追加しました。

前面。
HyCAA_005.jpg
ボリュームはアルプスのRK097。
電解コンデンサはマニュアル推奨のパナソニックFKと東信のUTSJ。
フィルムコンデンサはArcotronics/KEMETのR82の1μFを選択。

オペアンプもマニュアル推奨通り、
電流増幅用にNJM5532DD、電圧増幅用にOPA2604APを選択。

抵抗類は、タクマンのオーディオ用カーボン抵抗、REXで統一。
(たらこ色の抵抗に若干の違和感…)


背面。
HyCAA_006.jpg
余らせていた、SwitchCraft製のDCジャックが役立つ時が来て嬉しい。

裏面。
HyCAA_007.jpg
手持ちの不良在庫部品をあさってイタズラしてみました。
コンデンサ裏側に、並列に追加のコンデンサを半田付けしています。
デカップリングにはケミコンの低ESR電解コンデンサ、KZHの16V100μFを、
出力カップリングにはパナソニックのフィルムコンデンサECQV(0.1μF)、
入力カップリングには XICONのスチロールコンデンサ(1000pF)を入れています。


実装基板とアクリル板を組み合わせて、あっという間に完成!
HyCAA_008.jpg
ボリュームツマミはKILOのML-50-1-6MM。
真空管は秋葉原キョードーで買ったTRONALの12AU7。購入価格1200円。
せっかくの真空管なので、ヒーター赤熱の光を殺さない程度に
輝度低めのオレンジ色LEDを入れました。

HyCAA_009.jpg
HyCAA_010.jpg
手回しネジを土台の足に見立て、ゴム足を貼り付けています。
HyCAA_011.jpg


お手軽なヘッドホンアンプなので、
音楽鑑賞もこのくらいの気軽さで。
HyCAA_012.jpg
iPodのラインアウトから0dB HyCAAに接続し、
ゼンハイザーの開放型ポータブルヘッドホン、HD238で音楽を聴いてみました。

真空管アンプというとノイズが多そうなイメージがありますが、
当機は非常に静かで、ボリュームを最後まで回しても可聴領域に入ってくるノイズがありません。
イヤホンで聴いてもノイズが聴こえないので、驚きです。

増幅率は1倍ということなので、一般的なヘッドホンアンプと比較すると音量が取りづらく、
高能率のイヤホンなどでもボリューム位置10時くらいの位置で聴くことになると思います。

ゲインの低さに加え、接続するヘッドホンのインピーダンスも低めのものを想定しているらしく、
据え置き向けの高インピーダンスのヘッドホンを駆動するには向いてないと思われます。(未検証)

電源投入時、遮断時に若干のポップノイズがありますが、圧力のない「プチ」という程度の小さな音なので
それほど気にならない感じ。

真空管はヒーターが赤熱する事で正常に動作するため、発熱があります。
3月に組み上げたぺるけさん設計の真空管パワーアンプ、6N6Pシングル・ミニワッターの真空管は触れないほど熱くなりますが、
0dB HyCAAの真空管は少し熱いけど、ずっと触っていられる程度のぬるさで、それほど神経質になる必要はなさそう。

電源は12vのDC電源が必要です。
僕はマニュアル通りに12V1AのACアダプタを使っていますが、
トランスを使った電源ユニットで動作させると音質の変化を見込めるそうです。

また、アクリルパネルを挟んだビジュアルは
アルミケースを使用したアンプよりもおしゃれで可愛いのですが、
自重が非常に軽く、ちょっと引っ張っただけで動いてしまうという難点があります。


0dB HyCAAの音質はわかりやすくWarmな暖色系。
非常に耳触りが良い、湿度を感じるようななめらかな音で、
僕が昔から想像していた「いかにも真空管アンプの音」といった感じ。
一言で「これは良いアンプだ!」という正直な感想。
(なお、出力抵抗値の変更で、ある程度の音質傾向を調整できるようです)

僕の他の手持ちの据え置きヘッドホンアンプと比較すると、
音場表現と分解能に不利な印象こそあるものの、
性能追求はハイエンドな方々にお任せするとして、
この小ささと手軽さでこんな本格的な音が出てくるとは正直想像しておらず、良い意味で期待を裏切られました。

これに似たYAHAアンプの派生品である中華系ハイブリッドヘッドホンアンプが沢山売られていますが、
ノイズが多いという感想をよく見かけますので
見た目は似てるけど、完成度の差はとても大きいと思われます。
(YAHAアンプの音は聴いたことがないのですが)


当機0dB HyCAAの売りは12Vという比較的安全な低電圧駆動ながら、
真空管の適度な2次歪みの付加が得られるという点にありますが
この真空管が耳に心地よい独特の雰囲気を与えているようです。

まさに「作って楽しい、聴いて嬉しい、見て美しい」ヘッドホンアンプです。

ちょっと聴きこんでみたら、他のオペアンプなどに変更してみたいと思います。



当機は部品さえ揃っていれば
僕のような回路知識がない素人でも数時間で組み上げられるお手軽さで、
半田付けの難易度も低いです。

基板とあわせて頒布されている専用のアクリルパネルを使えばケース加工の必要もなく、
7~8千円程度の予算で組み上げることができます。(真空管の価格によって変動)


真空管アンプといえば「高価で大袈裟、扱いが難しそう」といったイメージがありますが、
真空管ハイブリッドヘッドホンアンプである当機0dB HyCAAは
非常に小型かつカジュアルで、
デスクトップの小さなスペースにちょこんと置いておける気軽さが嬉しく、
見た目からは想像できない本格的な良い音を聴かせてくれます。

オペアンプと真空管をローリングして遊ぶ事もできるので、拡張性も十分。
(ただし、オペアンプ変更には最低限の知識が必要です。)

ヘッドホンアンプを作ってみたい!という方や
電子工作にチャレンジしてみたい!という方のFirst DIYにもお勧め出来そうです。

HyCAA_014.jpg
このような楽しいDIY企画を用意してくだった
たかじんさんに改めてお礼申し上げます。

ありがとうございました!

Posted at 02:20 | DIY関連 | COM(2) | TB(0) |
2013.09.11

こんな基板が欲しかった!

「new_western_elecのブログ」管理人、
たかじんさんが設計された真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ基板、
0dB HyCAAの頒布のお世話になりました。

こういう面白い基板、待ってました!



たかじんさんのブログはこちら

new_western_elecのブログ
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/


たかじんさんといえば、
HPA12というフルディスクリートヘッドホンアンプ基板や、電子ボリュームの基板を頒布しており、
ファンも多く、様々なブログ等で工作例を見ることができます。


ハイブリッドの真空管ヘッドホンアンプといえばYAHAアンプが有名ですが、
この度たかじんさんが頒布を開始した「0dB HyCAA」基板は、このYAHAを参考に回路を見なおし、
音質改善を計ったもの…とのこと。

基板の頒布は現在進行形で行っているようですが、
詳しくは公式にてご確認ください。



当機は以前から気になっていたので、
このたび基板化及び頒布開始と聞き、テンションが上りました。

当機の基板化を待ち望んでいた人は沢山いたようで、
僕が定期巡回しているブログ等で入手報告がちらほら。

当機の魅力的な所は、
・サイズが小さく、実装部品も少ないため、低価格かつ省スペースで気軽なDIYが出来る
・上記の理由により、製作難易度も低め
・12vのACアダプタを使用し、安全に真空管遊びができる(オペアンプ交換も楽しめる)


などなど、僕のような素人工作フリークにはたまらない仕様となっております。

さらに、当機は追加の配線を必要とせず、基板内で全ての部品が完結するように設計されています。
ケース無しでもヘッドホンアンプとして使用できるよう配慮されており、
工作慣れしてない方でも無理なく完成できる敷居の低さが嬉しい。


早く組み立ててみたいけど、
あせらずにじっくり使用部品の選定からはじめていきます。


Posted at 00:03 | 雑記 | COM(0) | TB(0) |