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2013.04.03

サブウーファー導入と、今月のDIY予定

先日に製作したぺるけさん設計の真空管パワーアンプ、
「2段直結シングル・ミニワッター」で音楽を聴くのが楽しくて仕方ありません。
miniwatter_031.jpg
あくまで狭い部屋で、セッティングにもこだわることが出来ない小音量でのリスニングなので
スピーカー環境にそれほど思い入れはなかったのですが、
自分で組み上げたアンプでスピーカーを鳴らすということが
こんなに嬉しいこととは思わず、またオーディオ機器DIYの新しい扉が開いたように思えます。

今、僕が愛用しているスピーカーはFOSTEXのGX100です。(がんばって中古で買いました)
Fostex-GX100_001.jpg
モニター調でやや寒冷系、僕の好みとはちょっと違う音傾向なのですが、
低音から高音まで万遍なく元気良く鳴らしてくれるので、それなりに不満なく使ってきました。

しかし、今回のミニワッター製作によりスピーカーリスニングというものを強く意識させられ、
前から気になっていた不満点が浮き彫りになってきました。
それは、50Hz以下の低音が出ない…!という事です。

僕はとにかく低音が大好きなので、ぷっつり最低域が切れているとやはり気になります。
低音が多いソース(打ち込みのヒップホップや、エレクトロニカなど)の再生頻度が高いので、
そういう音楽もそれなりに満足して聴きたい…と思い始めました。

今までは、あくまでヘッドホンのサブ環境としてのスピーカーだったので、
そういうこだわりも無かったのですが…。

とはいえ、最低域が出ないのは小型パッシブスピーカーの宿命らしく、
スピーカーを買い換えれば解決…とはいかないようです。



それならウーファーを追加して最低域を補えばいいじゃない!と考え、
たまたま格安で出品されていた超小型のサブウーファーをオークションで落札することに成功しました。

先日お迎えした、ONKYOのSW-5Aです。

十年以上前の製品ですが、幸いにして僕が落札したものはとても状態が良かった。

このSW-5Aの売りは、
おそらく単体ウーファーとしては世界最小クラスのサイズ(124W×170H×224Dmm)という点で、
狭い僕の部屋でも置き場を確保できる!というのが導入の決め手になりました。


ステレオスピーカーのGX100より小さいウーファーなので不安はありましたが、
十分すぎるほど量感のある低域が得られ、とても満足です。

再生周波数範囲は40Hzからという事ですが、
ぎりぎり30Hzあたりの音も拾ってくれているようで、嬉しい誤算。

ローパスフィルタは90~170Hzを可変で調整することが出来ます。(90Hzで設定中)

入力はモノラルのサブウーファー用RCA端子と、ステレオのラインインRCA端子の2系統から選ぶことが出来る点もうれしい。


実用面で気づいた点としては、
やはりサイズの制約がきついのか、出力をどんどん上げていくとビビリとバタつきが出てきて、聴くに耐えない感じになります。
(出力を上げると近所迷惑になるので、ほんの少ししか音が出せないのですが)

また、部屋全体に広がるような低音ではなく、若干タイトな感じで、前方に無理やり強引に押し出しているような、余裕がなさそうなイメージもあります。

世の中に極小サイズのウーファーがないのは、上記のような余裕の無さが露呈してしまうからなのかなあ…などと思いました。

元々、PC用アクティブスピーカーにあわせる、最廉価帯のサブウーファーであるということもあり、
総合的に見て若干の安っぽさがある点は否めませんが、
近所や階下に迷惑にならない程度の小音量リスニングを前提として、
ほんのわずかな低音の追加が欲しかった僕にはうってつけのウーファーだと思っており、良い買い物ができました。(なにしろ安かった)




次に、今月の電子工作予定について。

ポータブルアンプ用のDOCKケーブル、サブウーファー用のRCAケーブルを作る予定がありますが、
大物の製作としては、
パワーアンプのミニワッターの前に挟むコントロールアンプ、
いわゆる「プリアンプ」というものを作ってみたいと思っています。

そこで僕が製作することにしたアンプは、ぺるけさん設計のFET差動ヘッドホンアンプv3(2台目)です。
2台目はプリアウトを増設し、ヘッドホンアンプ兼プリアンプとして使えるようにしたいと思います。
perukefet3_001.jpg
先週、すでにケース加工とRCAジャックのアース端子連結を済ませておきました。
perukefet3_002.jpg
あとはラグ板の部品実装だ!

1台目はラグ板を使った部品実装が不慣れで手順不備があったことや、まだまだ半田付けのコツを掴めておらず、あの時は半田を過剰に流しすぎたなあ…などと色々と反省すべき点が多く、
結果的にちょっと汚い仕上がりになってしまったため、
前回よりは綺麗なものを作りたい…!と思っています。
(そう思わせるほど、気に入っているアンプです)

元々このFET差動ヘッドホンアンプはプリアンプとして設計されたアンプ回路が元になっているそうで、
きっとプリアンプとして活躍させても
僕好みの良い音を奏でてくれるだろう…と期待しています。


…とはいえ、
正直、未だにボリューム付きのパワーアンプにプリアンプを挟む意味がよくわからないのですが、
実際に試してみれば理解できることもあるだろうし、試してなんぼという言葉がありますからね…。
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Posted at 00:42 | 雑記 | COM(0) | TB(0) |
2013.03.24

【ぺるけ式 2段直結シングル・ミニワッター】完成レポート

2月末から製作予定を立てていた
ぺるけさん設計の真空管パワーアンプ、2段直結シングル・ミニワッターですが
前回、一気に組み上げようとしてラグ板のアンプ回路実装を失敗してしまったので
深く反省すると共に、ぺるけさんに必要部品の再頒布をお願いし、
先週末に再製作を行いました。



【関連記事はこちら】
■【ぺるけ式 2段直結シングル・ミニワッター】たのしい部品集め
http://mauhead00.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
■【ぺるけ式 2段直結シングル・ミニワッター】製作開始と失敗談
http://mauhead00.blog.fc2.com/blog-entry-87.html



今度は作業手順を省かずに導通チェックを行い、
短絡が無く正しい実装になっていることを念入りに確認しました。
miniwatter_027.jpg

製作失敗の原因だった、400v10μFの電解コンデンサの実装。
今度は間違えない!
miniwatter_028.jpg
公式では、酸金抵抗の熱を避けるために
この電解コンデンサのプラス側の足をラグ板に実装し、
マイナス側をアース母線に直接半田付けする方法を推奨していますが
後々のメンテナンスの事を考えて、ラグ板の中で部品を全て実装することにしました。
熱を避けるために出来るだけ酸金抵抗から距離を取っています。

裏面。
miniwatter_029.jpg


次はいよいよラグ板をケースに取り付けます。

ここまでに各種配線の再確認を行った所、
どうやら僕の認識不足により、ヒーター回路の配線材の太さに問題がありそうな事がわかりました。

僕は「電圧が高いほど太い配線材が必要」と思っていたため、
12.6vしか流れないヒーター回路の配線は、手持ちで一番細いAWG25のケーブルで問題ないだろう…と思っていたのですが、
この認識は誤りで、実際は「電流が多く流れる所ほど太い配線材が必要」だったため、
1A近い電流が流れるヒーター回路には適していなかったらしく。

よって、ぺるけさん著書と同じように、
ヒーター回路の配線材を一回り太く、AWG25→AWG22に変更しています。(白と緑の線)
miniwatter_030.jpg
前回の製作失敗によりじっくりと再確認できる時間が取れて、
真空管アンプについて理解をより深める事が出来たのは不幸中の幸いと言えます。


ラグ板を取り付け、全ての配線を終えた所。
miniwatter_031.jpg
配線にはそれなりに気を使ったつもりだったのですが…(パスタ状に)

生命に関わるほどの高圧が流れる真空管アンプなので、
テスターを使った通電試験にはそれなりの覚悟が必要で、
ワニ口クリップや絶縁手袋などを使い、絶対に部品に直接触れることが無いように気を使いました。

幸いにして、全ての測定結果が正常範囲内で、
出力部のオフセットも0mvと、安心して使えるアンプである事を確認できました。
一安心…。



改めて、僕が組み上げたミニワッターの内部紹介。

真空管ソケット近辺の配線がとくにごちゃごちゃになってしまいます。
もっと短く切り詰めればもう少し見た目がよくなりそうですが…
miniwatter_032.jpg

大半の部品はぺるけさんの頒布品をそのまま使用していますが、
1/4wと1/2wの抵抗だけはタクマンのオーディオ用カーボン抵抗、REXを使用し、
フィルムコンデンサをERO/RoedersteinのKP1838にしてみました。
miniwatter_033.jpg
全ての部品は、少しラグ板から浮かせて実装しています。
miniwatter_034.jpg

前面パネル側。
miniwatter_035.jpg
2接点のロータリースイッチを追加しています。
このスイッチをひねる事でライン入力信号が遮断され、音声がミュートされる仕組みです。

背面パネル側。
miniwatter_036.jpg
2回路2接点のトグルスイッチを追加し、ライン入力を2系統から選択できるようにしています。

計画段階ではスピーカーターミナルへの出力インピーダンスも、同じ方法で4Ωと8Ωに切り替えられるようにするつもりだったのですが
配線がさらにカオスな事になりそうで、若干のリスクを感じたため、
こちらは没にしました。(8Ωのみ)


というわけで、トラブルはありましたが
無事に6N6P 2段直結シングル・ミニワッターが完成!
miniwatter_037.jpg
miniwatter_039.jpg
miniwatter_040.jpg


当初はトランスカバー無しで、このまま使う予定でしたが、
この素朴であたたかみのあるケースを見てみたら…やっぱり取り付けたくなりました。

なるほど、ケース裏に空いている謎の大穴は
トランスカバー取り付けのためにドライバーを差し込むための穴だったのですね。
miniwatter_041.jpg

トランスカバーを取り付けて、より可愛くなりました。
miniwatter_042.jpg


出力が最大0.6wしかないアンプなので
ちゃんと音量が取れるかかなり不安がありましたが、
なんと11時くらいのボリューム位置で、スピーカーのGX100から普段聴く程度の音量が出て来ました。

12時に回すとちょっと大きめ、
それ以上回すとうるさいくらいです。


そしてさらに驚いたのが、想像以上に「音がいい!」と感じた事です。

この2段直結シングル・アンプはボリュームを最大まで回しても全くノイズが聴こえないし、
こんなシンプルな回路からは想像できないような豊かな低音が出てきます。
僕がそれまで使っていたプリメインアンプ、A-905FX2よりも低音がしっかり出ているように感じるのは素直に嬉しい。

ダブステップやヒップホップなんかを聴いてみると50Hz以下の最低域が出ていない事がわかりますが、
この構成でここまで厚みのある低音が聴ければ十分すぎる…と納得できます。

…と、ここまで書いて気付きましたが、
スピーカーのGX100のスペックを確認したら、再生周波数帯域が55Hz〜45kHzとなっているため
これはスピーカーの限界っぽいですね…なんという。


そして高音の伸びも文句なく、思った以上に現代的な音だな、という第一印象。


僕がそれまで思い描いていた真空管アンプは「低域が弱々しい」「若干ノイズがある」などのネガティブイメージがありましたが、
その既成概念を見事に打ち砕かれた感じ。

これは間違いなく、ぺるけさんの設計の賜物と思われます。


結局、真空管にしろ半導体にしろ、設計次第で音は大きく変わるんだなあ…という当たり前のことを強く実感させられました。


僕が睡眠時に流している環境音楽や、ドローン系のアンビエント・ミュージックを小音量で鳴らす…という目的で組み立てたミニワッターですが、こんなに音が良いとは思わず、
僕にはちょっと贅沢すぎるかなあ…なんて思ったりもして。


製作に関してアドバイスを下さったTwitterのフォロワーさん、
このような楽しいDIY企画を用意してくだった
ぺるけさんに改めてお礼申し上げます。

ありがとうございました!
miniwatter_043.jpg


Posted at 15:02 | DIY関連 | COM(2) | TB(0) |
2013.03.14

【ぺるけ式 2段直結シングル・ミニワッター】製作開始と失敗談

ぺるけさん設計の2段直結シングル・ミニワッターの注文部品が全て揃ったので、
先週末にいよいよ製作を開始しました。

今回、「いつか使ってみたいけど使う機会がない…」と思っていた部品を沢山使うことが出来、
テンションも上がります。


作業手順はぺるけさん著書の「真空管アンプの素」にしたがい、
基本に忠実に…を念頭に置いて進めていきます。


まず、ぺるけさん著書の製作例を元に
RCAジャックのアース端子を連結。

このようにRとLのRCAジャックのアース端子を中央で重ねて、
半田を側面に少し流し込む事で二つのアース端子が固定されるので、
RCAジャックの配線が簡単になり、収まりもよくなるわけですね…(こりゃ便利)
miniwatter_013.jpg

電源トランス、出力トランス、真空管ソケットを取り付けておき、側面とトランスを養生。
miniwatter_014.jpg

製作手順書通りに作業を進め、電源スイッチ周りと真空管のヒーター回路の配線を終えた所です。
miniwatter_015.jpg
必ず配線ミスをするだろうと思っているので、
沢山やりなおしができるように、全ての配線は多少長めに引き回しています。


LED点灯回路はこんな感じ。
出力トランスを固定するネジ穴を使って取り付けた立ラグ板を経由し、
LEDの配線に抵抗を挟む仕組みになっています。
miniwatter_016.jpg

電源部。
かねてから使ってみたかった、スパークキラーが頼もしい!
miniwatter_017.jpg

この時点で真空管のヒーター回路が正常に動作しているか、通電して確認。
miniwatter_018.jpg
おおおお…真空管がほんのり光った!!(うれしい)

次に、ライン入力からの配線。
僕が製作するミニワッターでは、2系統のライン入力をスイッチで切り替えられるようにします。
miniwatter_019.jpg

さらに、2接点のロータリースイッチを追加します。
miniwatter_021.jpg
これは何をしているのかというと、
片方の接点を選択している時はライン入力が切り離される仕組みで、
いわゆるミュートスイッチです。


ボリュームの配線。
利得の不足感を補うために51kΩの抵抗を挟む必要があり、
本来は難易度の高い作業となるのですが…
門田無線で買ったRK27用アタッチメント基板のおかげで簡単・確実に配線できました。
(アタッチメント基板の穴に抵抗を差し込むことができます)
miniwatter_020.jpg

ライン入力部から真空管ソケットまでの配線を終えた所。
miniwatter_022.jpg

指定パーツを取り付けるだけのプリント基板半田付けと違い、配線をよじったり長さを調整したり、部品の空中配線が所々で必要だったりと、
立体的な作業を要求されて、見た目以上に頭を使うし、慣れが必要だな…と感じます。


集中力を失ってミスをしたくなかったので、この時点で続きを翌日に回しました。


そして翌日、今度はラグ板の実装によるアンプ回路の製作。
miniwatter_023.jpg

半田付け自体は比較的早く終わったのですが、
写真に記載されているように、一箇所重大なミスが…
miniwatter_024.jpg

この状態で電源トランスをはじめとした各種配線を取り付け、
道通検査もそこそこに電源を入れたのですが…、
「ポンッ」という音とともに1Aのヒューズが即死してしまいました。

この時点でラグ板からの配線を全て外して回路を見なおすべきだったのですが、
よせばいいのに2Aのヒューズを入れて再び電源を入れてしまいました。

すると、MOSFETからモクモクと煙が出てきて…

あ、ああああ…終わった…


この後、ラグ板を外して、
ぺるけさん著書を参考に導通検査をしてみた所、
どうやら本来通電してはいけない所が通電してるらしいことがわかりました。(いわゆるショート)

何度見返してもラグ板の実体配線は間違っていないようだし、よくわからない…と頭を抱えていたのですが、
電子回路に詳しいTwitterのフォロワーさんに写真を見せたら、
すぐに一発回答をいただきました。(いつもすみません…)
miniwatter_026.jpg
赤マル部分の400V10ufのコンデンサの接続方法を間違えていたのが短絡の原因でした。
冷静になって見直して見れば接続が正しくないのは明白で、自らの視野の狭さに愕然とするばかり…。

本来は、このコンデンサのマイナスからの線だけをアース母線に繋げなければいけないのですが、
上記では同じパターンにプラスとマイナスが一緒になってくっついているため、
ここから伸ばしているアースの配線に電流が素通しとなっていたわけです。(コンデンサを取り付ける意味がない)

なので、ここから修正するとすれば、
プラス側のリード線を一つ隣のパターンに再実装するか、
マイナスの足を直接アース母線に半田付けすれば、正しい接続となります。

MOSFETを壊してしまったうえに
このコンデンサの予備を用意していなかったのと、
答えに辿り着くまで色々と配線を取ったり抜いたりして、ラグ板が汚くなってしまったので、
後々のメンテナンスのことなども考え、このラグ板をまっさらな状態から作り直すことにしました。
(ぺるけさんに再頒布をお願いしました…ありがとうございます)

今回の失敗は、
ぺるけさんの著書では「電源を入れる前に導通チェックをせよ」と書かれており、
この手順を省かなければ防げたミスで、完成を急いだばかりに起こってしまった
典型的な初心者の凡ミスと言えます。
悔しさと情けなさでいっぱいです。

不幸中の幸いなのは、ほんの数千円で再製作が可能という点。
オールインワンのプリント基板では、こうはいきません…。

作業手順を省くと僕のような目に合うので、気をつけましょうね…。

というわけで、今週末こそアンプを完成させたい…!(若干不安が残りますが)

Posted at 00:32 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2013.03.04

【ぺるけ式 2段直結シングル・ミニワッター】たのしい部品集め

ぺるけさん設計の真空管パワーアンプ「2段直結シングル・ミニワッター」を作成すべく、
先日より部品集めを開始しました。

※ミニワッターの情報についてはこちら
http://www.op316.com/tubes/mw/index.htm

今回、ほとんどの部品をぺるけさんの頒布品のお世話になったため、
選択の自由はあまりないのですが…
(ぺるけさん、ありがとうございます)

それでも、自分で選択して注文したり買いに行った部品が集まってくる様を見るのは
とても楽しいものです。

このアンプの核であり、花形である真空管は
ロシアの6N6Pを選択。
1本600円で購入することが出来、予備分も含めて4本手に入れました。

実際に真空管というものを手にとってみると強い存在感があり、
なんとも美しく、独特の魅力が感じられます。
この真空管を生かしたアンプを組み上げてみたい!という気持ちがムラムラ湧いて来ます。


僕が作ろうとしている「2段直結シングル・ミニワッター」は、
大別して9種類の真空管から好きなものを選ぶ事ができる仕様ですが、
「パワーが比較的大きく取れる」「低域がしっかり出る」「価格が安い」を満たす条件の真空管となると
ほぼ選択肢がなく、最も安く買える6N6Pにせざるを得ないという現実。

最初は小さくてかわいい「5687」の真空管にしようかとも思ったのですが、
秋葉原の真空管屋さんで売られていた5687の値札「2500円」を見て、即諦めました。
真空管は今となっては希少品が多く、相場も軒並み高いのですね…。


ぺるけさんから頒布していただいた、ミニワッター用汎用シャーシです。
主要パーツ取り付け用の穴は最初から開いているのがとてもうれしい…!
miniwatter_007.jpg
サイズは、僕が想像していたよりさらにコンパクトでした。
普段使いに肩肘張らず使えそうな、カジュアルな灰色塗装がキュートです。


スピーカー用のターミナルは、
ちょっと気合を入れて、金メッキのかっこいいターミナルを買おうと思っていたのですが、
上記「ミニワッター用汎用シャーシ」を手にとって見たら気が変わりまして、
結局ぺるけさんが製作に使用されているサトーパーツのT-45にしました。
miniwatter_003.jpg
このT-45、プラスチッキーな見た目ですが質感が良く、それほど安っぽさも無く
精巧な作りになっているため、なかなか気に入りました。日本製というのもうれしい。
これは、門田無線で一個190円で売られていました。

さらに、門田無線ではアルプスの可変抵抗器「RK27」が820円という安さで売られているので、
このボリュームを買うときは必ずここで買っています。
miniwatter_008.jpg
一緒に売られているRK27用のアタッチメント基板(右側)と組み合わせることで、
配線難易度が高い基板用端子のRK27の半田付けが簡単になります。

また、スイッチ類も品揃え豊富でお店の雰囲気も良く、
秋葉原へ行く時は必ずチェックするお店となっています。
(日曜休日というのがちょっと残念ですが)

というわけでスイッチ類も買いました。
miniwatter_009.jpg
ライン入力切り替えスイッチなどを増設しようかと思っているのですが、
実製作の計画を練りつつ、使用可否を判断します。


ツマミはもちろん、
ぺるけさんが製作に使用しているリーダー電子製を選択。
左からL35S、L26S、L18S、L13S。
miniwatter_004.jpg
こちらもプラスチッキーですが、安くて質感が良いし
ぺるけさんのアンプといえば、これ!という印象があります。

これは秋葉原エスエス無線で買いましたが、4つあわせても750円程度という安さ。
一番小さなL13Sはポータブルアンプに使えそうです。
灰色のケースに入ったポータブルアンプを使う機会があれば、取り付けてみたい。

これらは、スピーカーターミナルとあわせ、
ぺるけさん頒布の汎用シャーシとマッチする色とデザインになっています。


真空管ソケットはちょっと贅沢して、フォルテシモオーディオで
金メッキタイプのものを注文しました。1個420円。
miniwatter_006.jpg

出音に深く関わっている重要パーツである出力トランスは、
イチカワのITS-2.5WSを注文。2310円。
miniwatter_005.jpg
出力トランスは2個必要なので、2310円×2+送料1000円=5620円の出費。

これに加え、春日無線変圧器の電源トランス、KmB90F(4300円)が必要なので、
トランス類だけで1万円が飛ぶ計算に…(た、高い!)
miniwatter_011.jpg
しかし、これらのトランスは真空管アンプの世界では廉価帯のものらしい…。

最終的に、
僕が作ろうとしている「2段直結シングル・ミニワッター」の部品代は3万円を超える計算となり、
今まで僕が作ってきたDIYアンプ類の制作費最高額を上回ります。(もう何も怖くない)
仮に製作に失敗したとしても、トランスとケース、真空管などの高い部品は再利用できるので
大きな追加費用は発生しない…というのがわかってるのが救いです。


「安い価格の真空管アンプ」が売られていないという、かねてからの疑問は、
部品を集めてみて納得できました。
たとえば、電解コンデンサひとつ取ってみても、高耐圧のものは値段の桁が一つ上がります。


早ければ今週末から、じっくり作っていこうと思います。

Posted at 01:29 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2013.02.24

mini3製作失敗と、3月の予定について

余分に買っておいたAMB Labsのポータブルアンプ、mini3の基板を余らせていたので、
せっかくなので週末に部品の半田付けを行いました。

作業そのものは順調だったのですが、
半田付けが全て終了したあと、
電池スナップ裏側の出っ張りをニッパーで切り取ろうとした所で「バチッ!」と火花が飛び、
その時のダメージが原因と思われますが、オペアンプが壊れてしまい、またもや製作失敗となってしまいました。

ああ、またやってしまった…(失敗2台目)

原因を探ってみた所、電池スナップの半田付けと、その後の処理に問題があったようです。

9Vの電池スナップを確実に半田付けするため、
上記のように、あらかじめ放電しておいた9Vニッケル水素電池を取り付けた状態で半田付けを行ったのですが、
放電しきったつもりでも若干電気は流れていたらしく、
半田付けを行ったあとに触れたニッパーにより短絡が発生し、
その時のショックでオペアンプが壊れてしまったらしい…という流れ。

一台目の製作失敗も、これが原因だったのかもしれません。

通電している事を意識して取り扱わねば危険ということを理解しました…。
(この場合、半田付けが終わったあとで電池を取り外して電源スイッチを入れ放置することで、
放電をしっかり行う必要があったみたい。

悔しいので再製作したい気持ちはありますが、他に優先すべきものがあるので、ちょっと保留予定。






話は変わって、今後の予定について。

次回はいよいよスピーカー向けのアンプの製作にチャレンジしてみようと思います。

僕の部屋は狭く、設置スペースが限られるため、フルサイズのプリメインアンプを置く事ができず
現在はONKYOのハーフサイズプリメインデジタルアンプ、A-905FX2を使って、
スピーカーのFOSTEX GX100に接続してPCオーディオを楽しんでいます。
Onkyo-A-905FX2_024.jpg
(中身ぎっしり)

現状に特に不満はない…と言いたい所なのですが
デジタルアンプ特有の硬質な音がどうも好きになれず、
そのため極小サイズの中華系デジタルアンプにも食指が伸びない状況でした。
(Toppingのデジタルアンプを買ったことがありますが、こちらも好きな音ではありませんでした)

電子工作の候補はかねてより色々考えていたのですが、
上記の理由からデジタルアンプのキットは作る気がせず、
かと言って大仰で本格的な巨大アンプは作れる気がしないし、サイズの制約もある…

そこで僕が製作を考えたのは、
僕が去年製作して、今でも一番気に入って愛用しているディスクリートヘッドホンアンプ、
ぺるけ式FET差動ヘッドホンアンプの設計者である、ぺるけさんが提唱している
真空管アンプDIYプロジェクト「ミニワッター」です。

ちゃんとした真空管アンプの音を聴いたことがなく、興味をそそられたという点と
僕のような初心者でも作れるように制作手順が細かく記載されている点、
今使ってるプリメインアンプの音量ボリュームを9時より先に回したことがない(そんなにパワーはいらない)ので、1W未満の小出力アンプでも十分だろう…と思った点、
FET差動ヘッドホンアンプ同様、多くのフォロワーが製作しており評価も高い…
という点などが決め手になりました。


製作に向け、ぺるけさん著書である「真空管アンプの素」を購入しました。
初心者でも理解しやすい内容となっており、僕のような素人には最適な一冊…らしい。
miniwatter_001.jpg
これを読んで、アンプ回路の理解も少しずつ深めていきたいなあ。

この著書では、1W未満出力の小出力ながら
音質に定評があるミニ真空管パワーアンプ「ミニワッター」についての情報と、
僕のような素人でも作れる「2段直結シングル・アンプ」の実装配線図などが記載されており、
非常に好奇心を刺激される内容です。


3月は、この著書に掲載されている最もシンプルな「6N6P 2段直結シングル・アンプ」を製作すべく、
少しずつ準備を進めています。

製作に関して、一番の難所はヘッドホンアンプなどよりも複雑で立体的なケース加工が要求されるという点ですが、
幸いにして、ぺるけさんが製作に使用した「ミニワッター用加工済み汎用シャーシ」を現在進行形で頒布されているため、
このご厚意に甘えさせていただく予定です。

この汎用シャーシのケースサイズも「ミニサイズ」と呼ぶにふさわしいコンパクトさで、
僕のような狭い部屋でも置けるというのがうれしい。


まずは製作に向け部品集めから始めます。

ああ、楽しみだなあ…!

Posted at 20:13 | 雑記 | COM(0) | TB(0) |
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