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2013.10.09

AMB Lab γ2 &σ25のコンデンサ増量

今年の1月に組み上げたAMB LABのアップサンプリングDAC、γ2 DACと、6月頃に再製作したσ25電源ユニットです。
130728_007.jpg
当機はコンパクトでクールなビジュアルを持ち、多機能で優れた性能を持つDACです。
自分で組み上げたという愛着も含め、総合的にはお気に入りの機器ではあるのですが、
肝心なDACとしての音質は、正直な所、僕の好みに合うものではありませんでした。

当機γ2 DACの音は「無機質で音楽性に欠ける」といったネガティブな内容の海外レビューを見つけましたが、
実際、当機を愛用している僕も同じような印象を受けています。

クールな音傾向で解像度は高く感じられるものの、反面、艶というか生々しさが欠けており、
さらには低音がかなり頼りない…という、僕の好みからはかけ離れた音。
若干のデジタルっぽさも残っており、全体的にイマイチと言わざるを得ません。

低音の不足は5Vという低電圧駆動が原因だと思っていたので諦めていたのですが、
先日AMB LAB公式にてγ1&γ2 DACのパーツリストを読み返していたら、
アナログ終段のカップリングコンデンサの容量に関する追加オプションがあり、以下のように書かれていました。

-----------------------------------------
■このDACから直接ヘッドホンを直接鳴らしたい場合は、低音のロールオフを防ぐために22μFのカップリングコンデンサの容量を470μFに増量してください(要約)
-----------------------------------------
どうやら、元々低音が頼りなく感じるのはこのDACの仕様であり、カップリングコンデンサの容量を増やすことで調整が可能らしい。

このまま気に入らないまま使うよりは、やれることをやってみよう!ということで、
当機に手を加える事にしました。


まずはγ1&γ2のカップリングコンデンサである
ELNAのオーディオ用コンデンサ、シルミックⅡ(容量22μF)を、
ニチコンのKW(容量470μF)に交換しました。
amb_gamma_024.jpg
amb_gamma_027.jpg
…平日の夜のぼーっとした頭で作業を行った結果、
アナログ部終段のカップリングコンデンサだけを交換するつもりが、間違ってγ2基板のDACチップ近辺のデカップリングコンデンサも交換してしまった…。
amb_gamma_028.jpg
何度も半田付けをやり直してるとパターンが剥がれてくる危険性があったので、
このままで行きます。
amb_gamma_029.jpg
まあ…デカップリングとカップリングのコンデンサ容量増量により、低域に大きな改善が見込めるというのは
ぺるけさん設計のFET差動ヘッドホンアンプの製作によって実体験済みですから、これはこれで良かったのかもしれない。



次に、σ25電源ユニットにも手を加えることにします。
amb_sigma25_042.jpg
このσ25の基板を見た電子工作好きの方が
「DCの出口にデカップリングコンデンサを追加するともっと良くなる」と仰っていたことを思い出し、
これを参考に、空いている隙間にラグ板を立て、無理のない範囲でデカップリングコンデンサを追加しました。
amb_sigma25_043.jpg
1000μFの低ESRコンデンサ、ルビコンZLHを2つ、DC5Vの出口に並列接続しています。
amb_sigma25_045.jpg
おまけに、DCジャックにニッセイのフィルムコンデンサ、MMT(0.1μF)を取り付けてみました。
amb_sigma25_047.jpg
これらの部品は全て手持ちの不良在庫から引っ張り出してきたものです。
使う機会が得られてよかった。


これらの改修により、コンデンサ総容量が4700μFほど増加しました。

音の変化は一目瞭然で、
今まであんなに頼りなかった低音がしっかりと力強く感じられるようになり、
「こんなに違うのか!」と驚き。

低音の力強さと引き換えに、それまでの「冷たいガラスをイメージさせるような高精度な音」というイメージは大分薄れ、
クールなキャラクターはそのままに、だいぶ親しみやすい音となった印象。
僕はこっちのほうが断然好みなので、もっと早く手をつけておけばよかった…。

そして、今まではテレビや電灯のスイッチを点けたり消したりする瞬間に音切れが発生していましたが、
デカップリングコンデンサ増量の恩恵により、
音が途切れず聴こえるようになり、DACとしての使い勝手も向上しました。

測定上の性能は悪化している可能性が否めませんが、
僕にとっては好ましい変化が得られたと思うので、良かったと納得しておきます。
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Posted at 01:02 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2013.07.08

今週の工作ダイジェスト

不使用のベルデン8412ラインケーブルを流用し、
XLR→RCAの変換ケーブルを作ろうと思い、ノイトリックのXLRプラグを買って来ました。
130629_002.jpg
芯線をどのように半田付けするかですが、
サウンドハウスで購入したカナレのXLR→RCAのケーブルは、
XLRのコールドとGNDが、RCA側のコールドにまとめられていたので、
僕もそのようにしました。
130629_003.jpg
130629_004.jpg
出来たー!音出しも問題無さそうで良かった。
130629_005.jpg
左右の識別のために赤い収縮チューブを使いましたが、
アクセントになって、なかなかかっこいい。

これは、僕が今メインで使用しているDAC、
PS AudioのDLⅢからDAC-Outを取り出すために使います。


AMB LabsのDIY-DAC、γ2用に制作したσ25電源ユニットですが、
長時間使用していると、ケース全体がそこそこ温かくなります。
スイッチをオフにした直後に内部のパーツを触ってみた所、
トロイダルトランスがかなり熱くなっていることがわかりました。
amb_sigma25_034.jpg
ケースが熱くなるのは、
HEN型放熱ケースがきっちりと役目を果たしているという事でもあるのですが…。

とはいえ、やはり発熱対策はしっかりしておきたいというのが人情というもの。
普通のヒートシンクを貼るスペースがないため気休め程度ですが、
アイネックスの超薄型ヒートシンク、「まず貼る一番 ハイブリッド」というのを貼ってみました。
amb_sigma25_042.jpg

さらに、ケースの上蓋に穴を開けて放熱孔を確保。
amb_sigma25_039.jpg
穴を開けるのが楽しくなってしまい、
いつの間にか取り返しの付かない所までやってしまいました。

amb_sigma25_041.jpg
…どうしようこれ。


次に、
ずっと製作保留にしていたぺるけさん設計の、
トランジスタ式ミニワッターV2のケース加工を行いました。
miniwatter2_002.jpg
難所のケース加工さえ終わればこっちのもので、あとは楽しい半田付け!

製作がここまで後ろ倒しになった理由ですが、
今の環境の音がとても気に入っているためで、
下手に変更したくなかったからです。

僕が愛用しているパワーアンプは、3月頃に製作したぺるけさん設計の、
ぺるけ式2段直結シングルアンプ(6N6P使用)です。

しかし、室内温度が30℃を超える夏日に発熱が大きい真空管アンプを常用するのは辛く、
またアンプの寿命短縮が心配でもあるので、
急遽、夏場を凌ぎきるために製作準備に入っています。

こちらは7月下旬頃をめどに製作予定です。(うまくできるといいな!)


先日、御茶ノ水のオーディオユニオンに寄ってみたら、
SAECの「光デジタルケーブル組立キット OPC-101 KIT」なるものが売られていました。
130629_001.jpg
「3mの線材を使って、好きな長さの光ケーブルを作ろう!」というコンセプトのようです。
ワイヤーストリッパーとニッパーさえあれば作れるようになっており、半田付けは不要です。

光デジタルケーブルの自作用キットというのは非常に珍しく、
オーディオアクセサリー類では有名なSAECがこのようなものをリリースしていたとは知りませんでした。

内容物は「100均で売られていても驚かない」…という印象で、
これで定価3600円というから驚きです。(処分価格なためか、980円で売っていました)

型番で検索してもほとんど情報が出てこないことから、相当古いデッドストックかな…と想像つきます。
こちらは気が向いた時に作ってみます。(あんまり期待できそうにないけど)


Posted at 01:12 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2013.05.19

【Amb Labs σ25 Regulated Power Supply 】製作レポート(二台目)

AMB LABSのDIY-DAC、γ2と合わせるσ25電源ユニットを製作しました。
σ25の基板を使った電源ユニットの製作は二台目になります。

■前回の製作はこちら
【AMB LABS σ(SIGMA)25 Regulated Power Supply 】製作レポート


前回の一台目は、AC出力のアダプタを使用したローコストの電源ユニットでしたが、
今回は妥協せず、トロイダルトランスを使った電源ユニットとします。

ケースは先週末に加工済み。

毎度定番のタカチHEN型放熱ケース、HEN110312Bを使用しています。

γ2 DAC用のσ25電源ユニットを作成するにあたり、
2.8VA以上の出力を持ったトランスが必要なので、
9VAC出力、1.6VA+1.6VAのトロイダルトランスを買いました。

最小クラスのコンパクトサイズ。
可愛いけど、ズッシリ重みがあります。
amb_sigma25_024.jpg
一般的な48mm×72mmのユニバーサル基板にぴったり収まります。

裏面。
先日覚えたばかりの並列接続。
amb_sigma25_025.jpg
これで9V1.6VA+9V1.6VA=9V3.2VAのトロイダルトランスとして使用することができます。
(直列に接続する場合は18V 1.6VAとなります)


σ25本体の基板を実装し、
amb_sigma25_026.jpg

内部配線と接続端子類の半田付け。
amb_sigma25_027.jpg
配線引き回しもうまくいって満足。

σ25電源ユニット(2台目)完成!
amb_sigma25_031.jpg

中央のメガネ電源端子から給電し、左のDC端子から、安定した5Vの直流電源をγ2 DACに送り届ける仕組みです。
amb_sigma25_032.jpg
使用中はほのかにケースが温かくなる程度に熱が出ます。

左が僕が組み立てたσ25、右はエルサウンドのアナログ電源ユニットです。
コンパクトに作れてうれしい。
amb_sigma25_037.jpg


それでは改めて内部紹介。

σ25に使用したコンデンサは全て日本製。
ルビコンZLH、三洋OS-CONのSEPC、TDKのC0Gグレード積層セラミック。
amb_sigma25_028.jpg

部品屋さんの閉店間際に大急ぎで手にとったヒューズケースが、通常より大きい標準タイプだったので若干肝を冷やしましたが、
実装基板に対してケースサイズにゆとりがあったので、綺麗に収まって良かった。
(ヒューズは家電屋さんで買い足しました)
amb_sigma25_029.jpg
amb_sigma25_030.jpg

接続用のDCケーブルを作って…
amb_sigma25_033.jpg

γ2DAC+σ25電源ユニットのセパレートDACが完成!
amb_sigma25_034.jpg
ケースサイズは、幅はどちらも同じくらい、σ25電源ユニットのほうが若干長めです。
amb_sigma25_035.jpg

今回も想定どおりに作れたので、ニヤニヤしてしまいます。
amb_sigma25_036.jpg

大した部品も使っていない簡易的な電源ユニットですが、
部品代総額は8千円ほどとなりました。(トランスとケースだけで五千円弱)

安いケースを使えば6千円くらいで作れると思います。

トロイダルトランスを使用した電源ユニットはどうしても大型化してしまうイメージがありましたが、
今回のように小出力のものならば、こんなに小型化できるんだ!と目から鱗が落ちる思いです。

小型のトロイダルトランスを使って、また何か作りたいなー。

Posted at 23:49 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2013.01.20

【AMB LABS σ(SIGMA)25 Regulated Power Supply 】製作レポート

先日製作したAMB Labsのγ1&γ2 DAC用にと思い一緒に注文しておいた基板、
SIGMA25です。

非常にシンプルで小さな基板ですが、三端子レギュレーターを使用した実装基板を経由することで
電圧を整流してくれる、簡易的な電源基板です。

今回は、γ2DAC用に5Vの直流電圧が得られる電源ユニットを作成します。


■AMB LABS γ1&γ2 DACの製作レポートはこちら
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【AMB LABS γ1&γ2(GAMMA1&GAMMA2) DIY DAC】製作レポート
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AMB LABSにはより本格的な電源基板であるSIGMA11、SIGMA22(両電源用)がリリースされていますが、トランス電源ユニットを使った電源ユニットはスペースも材料費もかなり大きく跳ね上がってしまいます。
(前回製作したSIGMA11は材料費、送料込みで予算1万円を若干オーバーしました)

今回は「高性能・省スペース」が売りのγ2DACにあわせる電源なので、
出来るだけ小さく、シンプルに、さらに安く仕上げてみよう、という考えでやっていきました。



それにしても、
このようなかゆい所に手がとどく基板やキットがリリースされているのは
本当にありがたいです。
回路について何もわからない素人のまうまうが気軽にDIYできる、なんていい時代なんだ。





先日、ようやくRSコンポーネンツで注文し
取り寄せてもらっていたケースが到着したので、
週末に加工を行いました。
amb_sigma25_001.jpg
BOX ENCLOSURESのB1-080BKという小さなケースです。
高さ3cm、幅6.35cm、奥行き8cm。

実装に必要な部品はこれだけです。
amb_sigma25_002.jpg


すぐに半田付けが終了。
amb_sigma25_003.jpg
部品表のうち、25V10μFのタンタルコンデンサは万が一の事故が恐ろしいので、
安全で、タンタルより高性能なOS-CONに変更しています。

収納予定のケースが小さく、高さが足りないので、電解コンデンサは横倒し。
amb_sigma25_004.jpg
パナソニックの低ESRコンデンサ、FMを使いました。

配線した所。
amb_sigma25_005.jpg
(この後、GNDの配線が足りない事に気付きます。)

通電テストも結果良好だったので、
いよいよケースに収納。
amb_sigma25_006.jpg
想像していたより幅がギリギリすぎて
基板の裏側の一部がケースに接触してしまう事が判明したため、
スポンジを貼って絶縁しようとしたのですが
強めにネジ止めをしたらスポンジを突き抜けて短絡してしまったらしく、
ケーシング後の電源起動チェックでヒューズを何本か犠牲にしてしまいました。

どうしよう…とちょっと悩んだところで、
確実に絶縁ができるグルーガンという便利グッズを持っていた事に気付きました。
amb_sigma25_007.jpg
LEDも一緒に固定しておきました。

今度はネジ止め後も確実に絶縁できている事を確認したので、
いよいよ蓋をしめて…
amb_sigma25_008.jpg


SIGMA25電源ユニット完成!
amb_sigma25_009.jpg


電源トランスを使わず、AC-ACアダプタからの交流を受け入れる仕様としたことで
とてもコンパクトでかわいい仕上がりになって、気に入りました。
amb_sigma25_010.jpg

裏面です。
amb_sigma25_011.jpg
右側の2.1mmDCジャックからAC-ACアダプタの交流を受け入れ、
左側の1.3mmDCジャックから5Vの直流電圧を出力する仕組みです。
また万が一の安全のために、ヒューズBOXも追加しています。

DCジャックの位置が左右均等になっていないのはご愛嬌。


サウンドハウスで買った、この9V1AのAC-ACアダプタを接続し、
SIGMA25を通して出力される5vの直流を
左のDCケーブルでγ2DACに送り届けます。
amb_sigma25_012.jpg


γ2とSIGMA25を組み合わせ、
超コンパクトなセパレートDACが完成!

amb_sigma25_013.jpg

γ2 DACに使用しているケースはSIGMA25に使用したものと同じシリーズの
B2-080BKで、は高さ3cm、幅10.85cm、奥行き8cm。
amb_sigma25_014.jpg
狭い僕の部屋にぴったりな小ささ。


裏面の接続はこんな感じ。
amb_sigma25_015.jpg
ほぼ想定通りに出来たので、顔がにやけてきます。(嬉しい)


どちらも同じシリーズのケースを使用しており
高さ、奥行きは同じなので
なかなか収まりが良いです。
amb_sigma25_016.jpg
amb_sigma25_017.jpg
(この写真だと上が大きく見える…)


このSIGMA25からの5V出力を通したγ2DACの音ですが、
一聴して激変!などということはもちろん無く、
当製作の醍醐味と狙いは
自分で考えて仕様を決めて、DIYを成功させた事による精神的満足感を得る事であり
そういう意味では大成功と言えます。

やはり自分で組み上げた機器には愛着が湧くし、
良い音が聴けるように思います。

Posted at 23:54 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
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