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2012.06.26

【AMB Labs Mini3 Portable Amplifier DIY Kit】完全死亡のお知らせ

組み立てたはいいけど、想定外の渦電流とオフセット、
さらに片方しか音が出ない不具合が発生していたMINI3です。

前回、怪しいと思っていた抵抗とOPA690を交換した所
全く変化がない所か、症状が悪化してしまったので、
電子回路に詳しい方のアドバイスのもと、
望みを託してTLE2426とAD8397の交換をすることにしました。


オペアンプとレールスプリッター、電解コンデンサを取り除いた所です。
amb_mini3_016.jpg

SOICの外し方は、よく切れるカッターで足を切りとってICを抜き取り、
その後ハンダ吸い取り線で足とはんだを取り除く…といった感じらしいのですが。
なんと、パターンが剥がれてしまいました。(赤枠部分)

ああ…やっちまった…
ICの裏についていた放熱パッドがパターンに強力に張り付いていたため、
ちょっと力を入れてペリっと剥がしたら、
IC本体と足とパターンが全て同時に剥離しました。テヘペロ。


4,7,8番は問題無さそうなのですが、3番のパターンが完全になくなってしまいました。
もう、駄目なのか…?

いや、絶対に諦めないぞ!


結果、切り取ったリード線をオペアンプに半田付けすることで、
なんとか通電経路を確保しました。(赤枠)
amb_mini3_018.jpg

周りの部品が残ったままなので、
あまりに狭すぎる作業範囲に苦戦し
長時間半田ごてを当てた結果、
抵抗の端が黒く焦げてしまいました…。
さらに、ボリュームの端もちょっと溶かしてしまった…。
オペアンプも複数回交換したため、基板もそうとうボロボロな事に…。

で、通電テストをしてみた所、なんと正常範囲。
漏れ電流も、無視して良いレベルに収まっていました。
原因はご指摘通り、ICのAD8397にあったようです。


期待を込めてイヤホンを接続して、音を聴いてみました。

やった!音が出た!
左側からしか聴こえないけどね!







…というわけで、
僕のMINI3製作は延長戦の努力の甲斐無く
完全敗北という形で終わってしまいました。
後々買い足したパーツで3000円ほど消費しているので
11000円がガラクタに変わった結果です。

ワーキングプアなまうまうにとって、
この結果はとてもショックであった。

ああ、夢であってくれ…。




悲しみに暮れたまうまうは、
AMB公式でmini3のパーツを再注文。
amb_mini3_019.jpg
ショックが冷めやらぬうちのヤケ買い。

ケースやアダプタなど、大体の部品はすでに揃っているので
比較的低価格で再製作が可能、
ならやるしかない!

1セットの追加でも良かったのですが、
最悪の事態を想定して2セット分の注文をすることにしました。


秋葉原で足りない部品を買い集めるついでに
一緒に買った秋月変換基板を使い
SOICの半田付け練習をしました。
前から気になってたOPA2227。
OPA2227.jpg
なるほど、半田は本当にちょこっと乗せるだけでいいのね…。
(ちょっと盛りすぎた)

今回、かなり落ち込んでしまったのですが、
失敗もDIYの醍醐味ということで
今後の教訓として生かして行けたらいいなと。

Posted at 23:20 | DIY関連 | COM(0) | TB(1) |
2012.06.21

【AMB Labs Mini3 Portable Amplifier DIY Kit】製作失敗レポート

楽しみにしていたAMB MINI3のキットが到着したので、
すぐに作りました。

結論から言うと、製作に失敗しました。

何が起こったか、以下をご覧ください。

これが製作前の基板。かなりタイトなパーツ配置ですが、
チップ抵抗などが使われていないので、見た目よりは難易度が低そう。


MINI3の基板ハンダ付けの最難関、表面実装のオペアンプです。
amb_mini3_008.jpg
この時のために買った逆作用ピンセットでオペアンプを固定し、
半田付けするピンの部分にフラックスを塗り、
経の細い糸半田で半田を流し込みます。(太い糸ハンダだと半田が過剰供給され作業が難しい、と思う)

今回の半田付けは、ケスター44(銀2%入り)を使用しました。
これまた馴染みが良く、とても使いやすい糸ハンダでした。

SOICの半田付けさえ終われば、あとは怖いものはありません。
amb_mini3_009.jpg

抵抗の場所を間違えないように、別紙のメモと照らし合わせながら
慎重に半田付けしていきます。
amb_mini3_010.jpg


時間飛んで、一気に完成!
思った以上に早く終わりました。
amb_mini3_011.jpg
パーツはゲイン変更用に購入したKOAの1/8抵抗と、LEDを変更した程度で
他は全て基本パーツを使用しています。

裏面はこんな感じ。
amb_mini3_012.jpg

実際に聴いてみる前に、テスターで電流チェックをしてみると…
通常の倍の電流が出ています。(25mA→50mA)
「そんな馬鹿な…抵抗のチェックや部品の極性、短絡のチェックは入念に行ったはずだ…」と
混乱しつつも、再チェックをしてみましたが
何度見なおしてもおかしな所が見当たりません。
そして電流は高いまま…。

これは何かの間違いだ…!と考え、実際にイヤホンを接続して聴いてみると…。
ああ、右側からしか音が出ていない…
そして接続したイヤホンが高熱になります。
※これはオフセットが出ている時の症状で、非常に危険な状態だそうです。

自分なりに原因を探ろうとした結果、以下の二点が思い当たりました。

1)100kΩの抵抗を使っているR2L、R2Rの二箇所の抵抗値を実装後に測定したら、430Ωくらいになっていた。これは抵抗が壊れているのではないか?

2)U4のオペアンプ「OPA690」を半田付けする前に、裏側にシリコングリスを塗ったが、少しはみ出してしまったのでティッシュで拭った。この時ピン部分にグリスが付着してしまい、そのまま半田付けをしてしまった結果、通電に異常が発生してしまったのではないか?

上記が原因と仮定し、秋葉原へダッシュ。
まずは100kΩの抵抗を交換しましたが変化なし。
基板に挿した状態で再測定すると抵抗値が430Ωほどに変化するのは、正常な仕様のようです。
(基板の内容により、抵抗の実抵抗値が変化する事もあるということをはじめて知りました)

次に、OPA690を交換してみます。
amb_mini3_014.jpg
SOICを剥がすのに邪魔だったので、下についていたフェライトビーズも外しています。

1000円払って買い足したOPA690を付け直してみたところ…
完全に音が出なくなった…。

出力電流を測定した所、50mA→120mAとさらに跳ね上がっています。(平常は25mA)
も、もうダメだ…

ここで電子回路に詳しい方に相談した所、
下の部分が怪しそうという事がわかりました。
いつも本当にありがとうございます…!
amb_mini3_0013.jpg
音声信号に使われているオペアンプのAD8397と、仮想GNDのレールスプリッター、TLE2426です。

アドバイスの元、オペアンプの電圧を調べてみた所、平常ではありえない異常な電圧が発生しているとの事。
AMB公式webでも「オフセットが出ている時はオペアンプがヤバイ。交換すべき。」などと書かれているようです。
半田付けは上手く行ったつもりだったのだけど…うぐぐ…


とりあえず、やれることは全てやってみるつもりです。
まずは共立エレショップでTLE2426を注文し、交換。
そして週末は再度秋葉原に赴き、AD8397を買って交換。
オペアンプ交換に電解コンデンサが邪魔になるので、これも交換。

ここまでやって駄目だったら、多分僕には対処不可能です…。
ああ、一万円がドブに…。
い、いやだぁ…。


あ、そうそう。mini3にぴったりサイズな電池が見つかりました。
秋月電子通商で売ってる、ニッケル水素電池です。
amb_mini3_015.jpg
これならケースに干渉することなく電池が収まります。
(僕の場合、ちょっと電池スナップ部分の片方が浮いてしまった状態で半田付けしちゃったので、電池が少し浮いて表面のパッケージ削れてますが…)

入手難易度が高いハモンドケースはこちらで国内販売しているので、
AMB公式で買えない部品は全て国内で揃いそうです。

ああ、直るといいなぁ…。


Posted at 01:10 | DIY関連 | COM(2) | TB(1) |
2012.06.17

【AMB Labs Mini3 Portable Amplifier DIY Kit】キット到着と、製作準備

先日、Glass Jar Audioで注文していた
ポータブルアンプ、AMB mini3のキットが到着しました。

やった!待ってました!!

トランジスタを固定するためのナットと
同じくトランジスタの放熱を良くするためのコンパウンドがありませんが、
それ以外はちゃんと、パーツが揃っていました。

ハモンドケースの質感がとても良く、これはいいものが出来そう…!と期待させられます。

2つのオペアンプのうち、AD8397の裏に何かが貼ってありました。
amb_mini3_002.jpg
詳しい方に聞いてみた所、放熱用のパッドとのことで、
コンパウンドが無い代わりに貼ってくれているようです。

同梱の9Vニッケル水素電池が
公式推奨のAccupowerではなく、当てが外れました。
この謎の電池はAmazon.comで4本セット、17ドルほどで売られています。
amb_mini3_006.jpg

Accupowerの電池じゃなかったのは残念だけど、
ちゃんとケースに入るサイズの電池だろうから、いいか。
って、入らねえじゃねえか!
amb_mini3_005.jpg
※電池の+-端子がついている側が引っかかって、中に入ってくれません。

思い切り押しこめば、なんとか入らなくもないかな…という感じなのですが。
これはひどい。


電池は後で何とかするとして、
製作前段階の準備を進めておきます。


まず、電池を接続する端子の底面を1~1.5mm、やすりで削っておきます。
これをやらないと、電池が引っかかってケースに収納できないそうです。
amb_mini3_003.jpg
届いた電池はサイズが合わなくて、元々ケースに収納できないんだけどね。

DIYアンプの最難関、ケース加工を真っ先に済ませておきました。
親指に血豆ができました。
amb_mini3_004.jpg
穴ちょっとずれてるし…。

アルミケースの加工は初めてでしたが、
「薄いパネルなら簡単に加工できるかな」などと侮っていたら
決してそんなことはなかった。

テーパーリーマーで穴を広げてもほとんどバリが出ないのは良い所。

指定サイズより一回り大きく穴を開けて、
多少のズレを許容できるようにしておきました。


この後、秋葉原で充電用のACアダプタ、ゲイン変更用の抵抗、
ネジ&ナット、放熱用シリコングリスを買ってきて
製作準備が整いました。

これから早速組み上げていこうと思います。

Posted at 04:49 | DIY関連 | COM(0) | TB(1) |