--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2012.07.23

【JDS Labs cMoyBB V2.03R】製作レポート

先日基板が到着したJDS Labs cMoyBB V2.03Rですが、
足りなかった抵抗と、AカーブのボリュームRK97 10kΩを秋葉原で買い足し、
いよいよ製作開始です。

ご覧の通り、使用パーツも少ないので
かなり安く作れます。

そして、一気に半田付けが終了しました。
ああ、もう終わってしまった…。
JDS-Cmoybb_005.jpg
今回もオヤイデのSS-47で半田付けしました。
音響向けの無鉛銀はんだといえばとにかく扱いづらいイメージがありますが、
SS-47は半田の乗りが良く、使いやすくて助かります。

裏面はこんな感じ。
JDS-Cmoybb_006.jpg

これでもう聴けるようになっているはずなのですが、
ケースに組み込む前に通電チェックを行います。

まず電池を装着して電源をON、
音声出力ジャック部分にテスターを当てて、
オフセットが出ていないか確認します。

当機cMoyBBの場合、音声出力ジャックにプラグが挿さっていないと
通電しない仕組みになっているので、
壊れても痛くない100円カナルイヤホンを差し込んだ状態で測定します。

オフセットの測定方法ですが、
テスターの「導通検査」の「DC」に目盛りを合わせ、基板を裏返し、
テスターリードの赤い針を音声出力ジャックのR、
黒い針を音声出力ジャックのGNDに当てます。

R側とL側両方をチェックし、
テスターに表示される電流がほぼ0に近い数値(~10mvくらい)を超えなければ、
概ね問題ないらしい。

当機cMoyBBの場合、バスブーストスイッチONの状態で
オフセットが20mv以内なら大丈夫、とのこと。(公式より)

過剰な漏れ電流が発生している場合、どこかの半田部分が短絡している可能性が高いそうで、
僕が製作失敗したMini3は
オペアンプの足に半田を過剰に流し過ぎたことにより、短絡が発生し、漏れ電流が出ていたようです。

以上、オフセットの正しい測定方法を詳しい方に教わったので、ここに記しておきます。
(いつもありがとうございます)

で、当機のオフセット測定をしたら2mvほど、正常範囲でした。(良かった)
次に実際に出音を聴いて、左右からちゃんと音が出ることを確認しました。


無事に音が出た時の喜び、格別だ…!



それではいよいよケースに組み込みます。
ケースと基板裏を絶縁しないとショートしちゃうので、
ビニールテープを貼ります。
JDS-Cmoybb_007.jpg
あとは、電池を収納するために電池抑えスポンジを側面に貼り、
実際に基板をケースに組み込めば…






できた!かっこいい!
JDS-Cmoybb_008.jpg

スイッチ付きボリュームを採用しているため、
出っ張ったトグルスイッチなどがなく、持ち運びもしやすそうです。
JDS-Cmoybb_009.jpg

入出力のジャック側は金具で固定できるようになっており、
ミント缶に開けた穴を隠せるようになっているため、見た目もいい感じ。
JDS-Cmoybb_010.jpg

側面は5mmのLEDと、1.3mmのAC入力ジャックがあります。
LEDの穴にはグロメットをかぶせています。
JDS-Cmoybb_011.jpg
ACジャックの穴は若干ずれてしまい、多めに穴を広げているため
ちょっと見た目が良くないですが…まあ感じ感じ。

蓋をあけるとこんな感じ。
JDS-Cmoybb_012.jpg
さすがミント缶に組み込むために作られた基板だけに、
綺麗に収まってくれました。

小さな基板に、部品がかなり密集しています。
JDS-Cmoybb_013.jpg

音声信号に関わる部分の抵抗は、
タクマンの音響用金属皮膜抵抗、REYを使用しました。
ゲイン設定4倍の抵抗値を選択しています。
JDS-Cmoybb_014.jpg
二箇所、10.2kΩの抵抗がどうにも見つからなかったため
10kΩで代用しようと思ったのですが、
秋葉原のラジオデパート内店舗、桜屋電機店に
スペイン製 PIHER 10.2K 0.4W 10本セット100円 という
金属皮膜抵抗が売られていたので飛びつきました。僥倖!
黒い抵抗は見た目もいい感じ。

フィルムコンデンサは、
赤い基板に映えそうな白いフィルムコン、
KEMET MMKを採用しました。(中身の見た目は重要)
JDS-Cmoybb_015.jpg
JDS-Cmoybb_016.jpg

基板内部スペースにかなり余裕があることがわかっていたので、
アルミ電解コンデンサは特大のニチコンKZを
横倒しにして無理やり詰め込んでいます。
JDS-Cmoybb_017.jpg


オペアンプは先日半田付けしたOPA2227を使用します。
最近一番お気に入りのオペアンプです。
JDS-Cmoybb_018.jpg

当機cMoyBBv2.03の売り、
バスブーストスイッチです。
JDS-Cmoybb_019.jpg
どうせこのスイッチをONにすると
寸詰まりした低音ボワボワ音質になるんだろう、とたかをくくっていたのですが
実際使ってみると良い意味で期待を裏切られまして、
非常に自然な低音増加効果が得られました。
最低域だけを一回り持ち上げる印象で、ネガティブな印象がありません。


電池スナップのリード線の根元にホットボンドを流し込み、
断線対策を施します。
JDS-Cmoybb_020.jpg

ACプラグを差し込むと、基板内部のLEDが光ります。
JDS-Cmoybb_021.jpg
この状態で電池の充電、AC駆動、両方が賄えます。

充電完了時にLEDが消えるとか、そういうったギミックはありませんが…。

マニュアルによると、200mAhのニッケル水素充電池をフル充電するのに
12時間ほど必要とのことで、
およそ16-18mAほどの電流を電池に流して充電している仕組みであると予測できます。

充電にとても時間がかかるように感じられますが、
これは多少の過充電が発生しても電池が痛まないよう、
また誰が扱っても事故が起こらないように安全に設計されているものと思われます。


また、当機cMoyBBには
TLE2426を追加することによる仮想グラウンド強化、
9v電池を2本使用することによる±9V駆動など、
いくつかのモデファイ機能を追加する事ができるのですが、
前者は駆動時間が半分になる点、
後者は重量が増加することによる取り回しが悪化する点など、
大きな欠点が同時に存在するため、やめておきました。




そうして完成したcMoyBB V2.03Rを一日中聴いてみた感じ、
やはり同じcMoy回路の特徴なのか、
Choco Mori AMP同様若干中低音寄りで、柔らかめ、パワフルな印象です。

僕の音バランスの好みと合致していることもあり、
非常に好ましい、良い音と素直に思えます。


使い心地について、
可変抵抗器をわざわざBカーブからAカーブに交換した効果は大きかったようで、
ボリューム調整がストレスなくスムーズで、ギャングエラーもありません。

ゲインはデフォルトより低めの4倍に設定しているのですが、
それでも若干高めで
通常のイヤホンであればボリューム9時あたりで十分な音量が取れます。

これがデフォルトの「ゲイン6倍、Bカーブボリューム」だったら
さぞ音量調整が大変だったことでしょう…。

そして現在、200mahのニッケル水素電池で電源をつけっぱなしにして
音楽を聴いているのですが、
駆動時間24時間を超えてもバッテリーが切れる気配がありません。
相当長持ちするようです。


さすがに高能率のヘッドホンを鳴らすと粗が見えてきそうですが、
こんな少ないパーツでこんないい音が出るなんて、
恐るべしcMoyアンプ…!!


アンプDIYが楽しすぎるので、またちょくちょく作って行きたい。
廉価帯のポータブルアンプキットを制覇する勢いで。
スポンサーサイト

Posted at 00:07 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.07.21

海外のポータブルアンプって…

先日注文した、JDS Labs CmoyBB v.2.03Rの基板と
端子類、LED、電池、ツマミが到着しました。

万が一、先日のmini3製作失敗の時のように
うまく音が出なかった場合のリスクを考え、
2セット注文。(チキン)


想像以上に小さな基板で、かわいい。


面倒な事は先に済ませておきたいので、
真っ先にケース加工をしました。

この時のために買った、
フィスカースのハンドパンチが
一発で壊れるとは予想していませんでしたが…。

公式動画では簡単にパチパチと穴開いてたけど
まうまうがやったら、一撃で金具が曲がって使えなくなりましたよ。
(何がいけなかったのだ…)

仕方がないので、ピンバイスとリーマーで穴開けました。
JDS-Cmoybb_002.jpg
今回の作業のためにHOZANのバリ取りナイフを買い足したのですが
Choco Mori AMP製作時に
どうしても取りきれなかったバリが…いとも簡単に取れた!感動!

1500円もしましたが、買って良かった…。

仮組みもバッチリ。コレで勝つる!
JDS Cmoybb_003
※ここまでに3つケースを駄目にしました(下手すぎる…)

あとは楽しい半田付け作業となるのですが、部品を調べてみたら
不覚にも抵抗が一本不足していることがわかったので、休日中に買い足して
組み上げていこうと思います。



ところで話は変わりますが、
まうまうはこの数カ月間
幾つかの廉価帯のポータブルアンプ(キット含む)を手に入れてきました。
その中で、気になった点があります。

気になったことは、
ボリュームについてです。

まずは以下をご覧ください。

今回注文したJDS Labs CmoyBB V2.03の
端子セットについてきたボリューム、RK97。
volume_001.jpg

基板裏を焦がしてしまったLongxi Q1のボリューム。
volume_002.jpg

黄金の廉価ポータブルアンプ、Miu Tech MRAのボリューム。
volume_003.jpg

製作に失敗したAMB Mini3のボリューム、RK97です。
volume_004.jpg

これらのポータブルアンプのボリュームには良くない共通点があります。
それは、Bカーブのボリュームが使われているという点です。

オーディオ用に使われるボリュームは、
人間の聴覚に合わせ、ゆっくりと抵抗値が変化していくAカーブを使用するのがセオリーらしいのですが、
このBカーブは抵抗値が直線的に変化していくタイプで、
計測器など、人間の感覚に影響の無い部分に使われるべきものだそうです。

では、人間の聴覚に影響する所に
Bカーブのボリュームを使用すると、どうなるか?

少しボリュームを回しただけで爆音で聴こえてしまい、
また上記の理由でボリュームを大きく回すことが出来ず、
ボリューム最低域付近で(ほぼ)必ず発生する、ギャングエラーに悩まされる事になります。

まうまうは先日まで、
LongXi Q1やMRAのボリューム調整の難しさは
「ゲインが過剰に高いせいだ」と思っていたのですが
どうやらこのBカーブのボリュームが原因っぽい。

無くても全く困らない、かさばるだけのポータブルアンプをわざわざ持ち歩くのは
音質の向上を期待するから、なのですが、
音質と同じくらい重要な実用性を失ってしまっては、元も子もありません。

大事な耳を保護するためにも、
Aカーブのボリュームを使うべきと思います。



デメリットしかなさそうなBカーブのボリュームを
わざわざ採用する理由とは…?
どなたか詳しい事情をご存知の方がいたら、
一言頂けると幸いです。

Posted at 01:50 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.07.18

JDS Labs CmoyBB v.2.03Rの基板を注文

JDS Labsが販売しているcmoyミント缶ヘッドホンアンプ、
Bass Boost cMoy v2.03RのDIY基板と、
その他細かい部品を衝動買いしてしまいました。
jds.jpg
※写真はCmoyBB v2.03(無印)

完成品は60ドルで売られており、ポータブルアンプとして最安値クラスです。


ところで話は変わりますが、
以前、僕が初めて製作したCmoyのヘッドホンアンプキット、
Choco-Mori AMPが想定外に良い音で、
ちょくちょく自宅用として愛用しています。
choco-mori_b_018.jpg
最初は「やっぱり簡単な回路だから大したこと無いなー…」と思っていたChoco-Mori AMPですが
オペアンプを変更してみたら評価がガラっと変わりまして、
デフォルト状態の寸詰まりしたような音のイメージは
主にオペアンプのNJM4580DDが原因だったみたいです。

今はOPA2227を装着しています。
滑らかでレンジの広い、リラックスできる出音が素晴らしい。

※公式では「オペアンプ変更による動作保証はありません」と強調されていますが…。


しかし、気に入ってるからこそ気になる点がいくつかありまして。

まず、1000μFのアルミ電解コンデンサの耐圧が10Vであるという点。
9V電池で駆動するキットなので、1V分しか耐圧に余裕を取っていないという事になります。
過剰な電流が流れない電池駆動なので、問題ないのでしょうけど…。

※少し後になって理解したことですが、
このChoco-Mori AMPの電源用コンデンサ2つの耐圧が10Vしかなくて不安という件、
実際は9V電池の電流を半分に分割して正負電源を作っているため、
このコンデンサにかかる電流は、実際には4.5Vという事になります。
なので、僕の不安は全くの検討違いで、安全な設計となっています。
心配された方がいたらお詫び申し上げます。



また、1μFのアルミ電解コンデンサを二箇所使っているのですが、
ここは電解コンデンサではなく、1μFの積層ポリエステルフィルムコンデンサーを使えば
ミント缶ケースの中に収まる範囲で
さらなる高音質が狙えるなー、ということに気づきました。

あとは、ケースの横側にトグルスイッチを露出させているのですが、
実際外に持ち出すことを考えると、これは失敗だったなー、と思います。
(結構邪魔)

以上の点をなんとかしたいと思ったのですが、
また同じキットを買うというのは、うーん…。

と思い、ここで話は戻りまして、
同じようなCmoy回路のヘッドホンアンプである、
冒頭のJDS LABSのCmoyBB v2.03に白羽の矢が立ったというわけです。
前から気になっていたアンプだったのですが。
割と気軽にDIYできる、こういったキットは本当にうれしい。

mini3の製作失敗により、まだまだ半田ごてを扱う腕が未熟であることを痛感したため
背伸びはやめて、もっと簡単なキットを作って
もう少し腕を慣らしていこう、と思った次第。
(先日に予約したLEIJINEのキットもそんな感じで)

このCmoyBBv2.03は
バスブースト機能、ACアダプタ駆動を備えており、
また僕が注文したcMoyBB v2.03Rには
電池の充電機能までついています。
安くて楽しいヘッドホンアンプキットです。

国内でのレビューはほとんど見当たらないのですが、
海外では概ね評判も良いようです。

DIYにチャレンジする場合、
パーツ類は基板(5ドル)と端子類(7ドル)、その他LEDやツマミ以外の部品を
JDS公式以外のどこかで揃える必要がありますが、
国内通販でほぼ賄えます。パーツも少ないですしね!
唯一、10.2kΩの抵抗だけが入手困難なのですが、多分10kΩで代用可能と思われます。

あとはアンプDIY最難関であるケース加工ですが、
JDS公式によると1/4インチのクラフト用ハンドパンチ一本でOK!ということらしい。
まうまうはこれだけのためにフィスカースのハンドパンチを購入しましたよ、ええ。
そして工具類を含めると金額合計が完成品買うのと大して変わらなくなるという。うん…。

未製作のアンプキットが少しずつ溜まってきた感がありますが、
黒羽音響技研さんに頂いた据え置きHPAアンプキットの製作だけは絶対に失敗したくないので、
もう少し下積みを重ねていきたい。(ビビリのまうまう)

早ければ今週末頃に到着する予定で、今から楽しみです。

Posted at 00:10 | 雑記 | COM(0) | TB(0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。