--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2012.10.11

【Leijine 47Aptbl 】生まれ変わった新47Aptbl

先月、僕が組み上げたポータブルアンプ基板、
Leijineの47Aptblです。
Leijine_PortableAmp_017.jpg
Leijine_PortableAmp_021.jpg

■Leijineのポータブルアンプ製作レポートはこちら
【Leijine Portable Headphone Amplifier 47Aptbl & A386ptbl】製作レポート
■ファーストインプレはこちら
Leijine 47Aptbl & A386ptbl】ファーストインプレ

この47Aptblは
有名なcMoyヘッドホンアンプ回路をより高音質に発展させた
A47回路をポータブル用にリファインしたもので、
「高精度ポータブルヘッドホンアンプ基板」という名でリリースされています。
Leijine_PortableAmp_019.jpg

実際、これを組み上げて音を聴いてみた僕としても
高精度という名にふさわしい高音質であると思っています…が、
先日のファーストインプレで書いたように、
あまりに短い駆動時間と、秋月のポータブルアンプケースを使用したことによる
電池交換の面倒さが致命的で、ポータブルアンプとして
気軽に持ち出すには弱点が多すぎると判断し、作ったまま放置していました。



そんなある日、
なんとLeijine代表の方からお便りをいただきました

内容は、47Aptblに関する
47Aptblの駆動時間について」のご意見と、
47Aptbl用のオペアンプ先行販売」についての
ご提案をいただきました。
(ありがとうございます!!)

こんな場末のブログを見てくださったなんて…!
素人工作丸出しでちょっと恥ずかしいですが、嬉しい。



ポータブルアンプ駆動のためのご意見を
僕なりに解釈しますと。

まず、ポータブルアンプを長時間駆動させるためには
消費電流の少ない回路を、容量の大きな電池で駆動させる必要があります。
当然といえば当然の事なのですが…。

で、何が言いたいかというと
先日、僕が作った47Aptblは、
駆動時間という点において、相当悪い条件で使用していた
ようなのです。

まず消費電流について、
47Aptblには2つのオペアンプと、LEDがついています。

この三箇所の消費電流の合計が、この47Aptblの消費電流となるようです。


僕が47Aptbl製作レポートで使用したオペアンプは
MUSE8820とAD8066ARZでした。
これらのオペアンプの消費電流は、
MUSE8820が8mA、AD8066ARZが12mAです。

さらにLEDは半固定抵抗器で光量調整可能なのですが、
僕は光量低めのLEDを使用して
半固定抵抗器のツマミを目一杯回して運用していたため、
およそ10mAほどの消費電流が発生していたと思われます。

よって、僕が製作レポートで組み上げた47Aptblの消費電流は
8+12+10=30mA程度となります。

これを駆動させるために使用した電池は、
250mAhの9Vニッケル水素電池だったので、
47Aptblの駆動時間は
250÷30で、僕が実際に体感していた駆動時間「7~8時間」とほぼ一致します。

結果的に、効率の悪いオペアンプと、容量の少ない電池で駆動していた結果
必然的に駆動時間が短くなった、と。


これを改善するためには、
「低消費のオペアンプ」「効率のいいLED」「容量の大きな電池」を
用意する必要があるわけです。


最も効果が大きいのが電池の変更です。

僕が使用した9V電池は
高い電圧が出せる代わりに容量が少ないので、
例えば容量800mAhの単4電池を使用すれば
今と同じ消費電流のポータブルアンプを駆動する場合でも
単純計算で3倍以上の駆動時間が確保できることになります。


このポータブルアンプ基板をリリースする当初の時点で
Leijineさんも、この9V電池を使用した場合の駆動時間の短さと、
秋月のポータブルアンプケースの電池交換の手間を危惧していたそうで、
近日、47Aptblに最適な「高音質・低消費」のオペアンプを販売予定しているとの事。


そして、一足先に、
そのオペアンプを譲って頂けることになりました。
(ありがとうございます)


到着したオペアンプがこちら。
Leijine_PortableAmp_028.jpg
増幅用オペアンプの「OPA1662」
ボルテージフォロワ用の「LMV722」です。
どちらもSOICのリリースなので、DIP変換基板に半田付けする必要があります。

※LMV722は低電圧用のオペアンプ(±2.5Vまで)なので、
 9V電池では使用できません。


これらのオペアンプ、
OPA1662の消費電流は3.6mA、
LMV722の消費電流は2mAなので、
僕が使っていた組み合わせの3分の1以下の消費で済むことになります。

オペアンプの種類によって消費電力が違うのは知っていましたが、
まさかこんなに大きく違うとは、
今まで気にしたことも無かった事なので
目から鱗すぎる…。



さらに、LEDを変更すれば
こちらも電流消費を節約でき
消費10mAから、3mAくらいに抑えられるはず、との事らしい。


善は急げということで、早速オペアンプをDIP変換基板に半田付けしました。
Leijine_PortableAmp_029.jpg


そして、電池交換が面倒すぎて忌々しい
秋月ポータブルアンプケースを投げ捨てて、
秋葉原エスエス無線で売っていた
電池スナップ付きのハモンドケース、1553BGYBATに乗り換え。

土台部分にスポンジを貼って高さ調整してます。

この1553BGYBATは単3電池2本、
または9V電池一本が収納出来るようになっています。
Leijine_PortableAmp_025.jpg
やはりポータブルアンプのような「あってもなくてもいいもの」を使うからには
多少利便性が劣っても
駆動性能に優れた高電圧の9V電池を使いたい!と思ったので、
電池は今まで通り9V電池の運用で行く事にします。


47Aptblの基板はそのままでは収まりませんでした。

基板の端をカットし、ケース1553BGYBATのネジ穴部分も一部カットすることで、
なんとか収まったぞ…!
Leijine_PortableAmp_026.jpg
(開いたスペースには塩ビ板を当てはめて、
ガタつかないように調整しています。)

フロントパネルの穴あけ位置が大分ずれてしまったので、
穴を拡張してなんとかごまかしています。
Leijine_PortableAmp_027.jpg
ああああ…もっとちゃんと計算しておけばよかったあああ…


そして増幅用のオペアンプを先ほどの
OPA1662に変更します。
Leijine_PortableAmp_030.jpg
これで増幅用オペアンプの消費電流が3分の1くらいになったぞ!

ボルテージフォロワのオペアンプについて、
僕が9V電池での運用を選択したことにより
せっかく送っていただいたLMV722が使えなくなってしまったので、
他のオペアンプで代用します。


手持ちを探ってみた所、ちょうど良さそうな物がありました。
±3.5vから使え、消費電流2.8mA(らしい)の低消費、
FET入力オーディオ用オペアンプのベストセラー、TL072CPです。
Leijine_PortableAmp_031.jpg
これで、
ボルテージフォロワのオペアンプの消費電流が半分以下になったぞ!



さらに、Ledを高輝度の赤色LEDに変更し、半固定抵抗器のつまみを絞ったので、
LEDの消費電流も半分程度にはなったはず…!

単純計算すると、
47Aptblの消費電流は30mAから、12~14mA程度になったはず。


以上のような修正の末、
生まれ変わった47Aptblです。
Leijine_PortableAmp_032.jpg
ケースが変わると全くの別物に見えますな…。

ツマミだけアルミ製なのはちょっと気に入らないので、
キュートなプラスチック製ツマミに交換したいなあ。


背面の電池スナップを開けて、簡単に電池が交換できるようになりました。
Leijine_PortableAmp_033.jpg
これで短いランタイムも怖くない!


そして肝心の47Aptblの駆動時間ですが、
オペアンプとLEDの変更のよる改善は大きく、
7~8時間程度しか持たなかったバッテリーが
16~18時間も持つようになりました。

ポータブルアンプを運用するにあたって
オペアンプの選択が非常に重要であることを理解しました!



音質も上々で、気分がいい!
Leijine_PortableAmp_034.jpg
ちょっとでかいけど…



さらに、
同じくLeijineの据え置きヘッドホンアンプ基板、
A496に使用するオペアンプについて、
変更のご提案を頂きましたので、
早速交換してみました。
Leijine_A496_043.jpg

増幅用のオペアンプをNE5532に変更。
Leijine_A496_044.jpg
曰く、
デフォルトのLME49720とはまったく別の一癖ある音質にびっくりされると思います、との事。

この状態でちょっと聴いてみました。


オペアンプをLME49720にしても、ADA4075-2にしても、AD8620にしても、
固めで寒冷系の音質である印象は変わらなかったので
「ああ、これがA496の特徴なんだな」と思っていたのですが
NE5532を装着したA496の音は、
真っ先に低音の押し出しが強く感じられる点に耳が行きます。

確かに今までのA496とは大分違うようで、
AD8620よりこっちのほうが好き…かも…。
(な、なんてこった…)


今回、ポータブルアンプ運用の件について
色々と助言下さったLeijineさんに改めて御礼申し上げます。
ありがとうございます!

スポンサーサイト

2012.09.09

【Leijine 47Aptbl & A386ptbl】ファーストインプレ

先日、
Leijineが8月下旬にリリースしたポータブルアンプ基板、
47AptblとA386ptblの組み立てを行いました。
Leijine_PortableAmp_004.jpg

製作レポート
【Leijine Portable Headphone Amplifier 47Aptbl & A386ptbl】製作レポート
この後、47Aptblのランタイムと使い勝手を改良しました
Leijine 47Aptbl 】生まれ変わった新47Aptbl



その後、通勤時に持ちだして一週間、取っ替え引っ替え使ってみました。
使用環境は、iPod nano4th⇢47Aptbl or A386ptbl⇢Image X10。

まず、「高精度ポータブルヘッドホンアンプ」と銘打った
47Aptblから。

この47AptblはヘッドホンアンプDIY界隈では有名なCmoyアンプの発展系、
A47アンプをポータブル向けにリファインしたモデルで、
ローブースト回路、入力LPF、出力Zobelネットワーク回路を
任意で設定することができます。

回路について全然わからないので、
「ふーん、そうなんだ…」という頭空っぽの感想しか
出てこないんですけどね…。

また、オペアンプやコンデンサ類の設定自由度が高いのが特徴で、
比較的自分の使ってみたいパーツを用いた
組み立てがしやすいという特徴もあります。

まうまうはこの47Aptblを製作するにあたり、
個性を求めて、かなりバスブーストが強く効くように設定してみたのですが、
想像以上に低音が支配的すぎて
まともに音楽が楽しめないレベルのネタアンプになってしまったので、
あわてて、ほどほどの設定に変更しています。
Leijine_PortableAmp_018.jpg
(タクマンREYを使用している部分がバスブースト設定部)

今のところオペアンプは、ボルテージフォロワにMUSE8820、
メインの増幅部にAD8066ARZを採用しています。

音についてですが、
基本的に非の打ち所がなく、
駆動力抜群、定位もしっかり、ノイズ皆無、ボリューム調整もスムーズ…と
高精度ヘッドホンアンプという名にふさわしい性能を有していると感じます。
少なくとも、低インピーダンス帯のポータブルヘッドホン程度までなら
十分に性能を引き出してくれる実力があるはず。


音質傾向については
製作者が選択したパーツや設定により変化するのは言うまでもなく、
まうまうが製作した47Aptblは
ウォームな響きと強めの低音が得られることを期待し
カーボン抵抗を使用し、バスブースト設定を採用した結果
僕が思い描いていた
「温かみがあり、高音が刺さらず、低音強め」の音を手に入れることができたと思います。

バスブースト設定が思いの他良く効く印象で、
製作説明書に記載されている部品選択例に記載されている設定が、
音楽を普通に聴くにあたり違和感なく許容出来る上限と思って間違いないです。
(説明書にもそのように書かれているのですけどね…)


と、ここまでは本当に素晴らしい47Aptblですが、
一つ重大な弱点があります。

それは、駆動時間の短さです。

この47Aptbl、かなりの電池食いのようで
250mAhの9Vニッケル水素電池を使用した所、
バッテリー駆動時間が7~8時間程度でした。

おそらくオペアンプとバスブースト設定などで
駆動時間が変化するかもしれませんが、
現状、1~2日毎にケースのネジを外して
電池交換をしなければならないというこの仕様は
少々実用性に問題が…。

また、秋月のポータブルアンプケースが
電池交換のことを全く考慮してないんじゃないか?と思える仕様なため、
よりいっそう使いづらく感じます。

例えば、以下のような点です。

■ネジのサイズがM2.6の為、気軽に買えるM3サイズの手回し化粧ネジに交換できない
■ケース上面と側面、前後パネル全てが別パーツになっているので、背面4カ所のネジを外すと上下パネルが取れてしまい、いちいちはめ込み直す必要がある

結果的に、「音はいいのに使いづらい」という
痛し痒しなアンプとなりました。




次に、「高出力ポータブルヘッドホンアンプ」と銘打った
A386ptbl。
Leijine_PortableAmp_007.jpg

こちらはパワーアンプICのLM386を二枚使用し
出力に重きを置いたポータブルヘッドホンアンプ…との事。

NFB設定、ローブースト回路、入力LPF、出力Zobelネットワーク回路、
ポップアップノイズ低減回路などが備わっているそうです。

とりあえず部品選択例に近い設定で製作してみた所、
想像以上にポップノイズが激しく使いづらかったので、
別件の注文ついでにLeijineさんに相談してみたところ、
「ポップノイズ低減用に設定する電解コンデンサの容量を増やすと、よりポップノイズ低減が期待出来るよ。でも完全にはなくせないよ」とのことで、
製作後に電解コンデンサの容量を10μFから100μFに増量しています。

また、ゲインは9倍に設定。


音についてですが、
まず第一に、イヤホンで聴く場合、
無音時にもホワイトノイズが聴こえます。
高出力ポータブルアンプと銘打ってるだけに、
外使いで高インピーダンスのヘッドホンを使用するケースを想定した
回路設計がされているのかな…と思います。

また電源投入時にポップノイズが入ることから、
気にする方は電源投入時にはヘッドホン類を接続しない方が良さそう。

音質イメージについては、
とにかくドッシリと根を下ろした、安定感がある印象で
駆動力を重視したと銘打っているだけあり、
据え置き用のヘッドホンも難なく鳴らせる力強さを持っています。

僕のA386ptblは、47Aptbl同様
バスブーストを設定しているので
やや低音寄りの重厚な印象。

バッテリーの駆動時間については、今のところ正確に測れていないのですが
47Aptblよりは長持ちします。
12~14時間くらいかな?

A386ptblの音には特に期待していたのですが、
上記のようにイヤホン接続時に聴こえるホワイトノイズと、
電源投入時のポップノイズが大きなネックとなり
期待していたような使いやすさが得られなかった事から、
残念ながら、このまま補欠入りとなりそうです。
コンデンサの選択などで改善される可能性はありそうですが。



Leijine_PortableAmp_021.jpg
現状、
47Aptblは音はいいけど電池交換の手間がかかりすぎる点、
A386ptblはホワイトノイズが気になる点、
どちらのアンプも気軽に使うにはネックとなる弱点が存在するため
メイン用には成り得ないと、結論づけました。


想像以上に、秋月のポータブルアンプケースの仕様がきびしい…。


よって、47Aptblを製作される場合は
秋月のポータブルアンプケースは推奨せず、
「電池交換を容易にする」目的で、
ネジ穴2つ、M3の化粧ネジが使用できる
タカチのMXA2−8−9シリーズのケースを買い、自分で穴を開けて組み込むのが良いと思います。

また、長時間駆動を売りにしているA74HCU04ptblで製作する場合は
手間のかかる電池交換の頻度が少なくて済みますが。




余談です。

実は、47Aptblの製作は二度目になります。
一回目はタクマンREYの抵抗で製作しました。
Leijine_PortableAmp_022.jpg
何の問題もなく無事に製作完了したのですが、
この後取り付けたオペアンプに問題がありました。

上記47Aptblの製作前に、
SOICオペアンプをDIP変換基板に半田付けし、DIPオペアンプを製作したのですが
ICソケットに取り付けるための連結ピンを
上下逆さまの状態で半田付けしてしまった事に気づかず、
そのオペアンプを挿してみたら
47Aptblのオペアンプソケットの穴がガバガバになってしまって
他の全てのオペアンプがまともに刺さらない状態になってしまいました。

その後、ICソケットを交換しようと色々やった結果、ソケットと一緒に
基板のパターンも取れてしまって修復不能に…。

(大分ショックだったので写真も取らず処分してしまいました…)

「連結ピンの上下は太さが違う」ことを身を持って知りました!
(痛い代償だった…)

2012.09.03

【Leijine Portable Headphone Amplifier 47Aptbl & A386ptbl】製作レポート

8月中旬より発売開始となった
Leijineのポータブルアンプ基板三種のうち、
まうまうが注文していた二種類の基板を使って
早速、ポータブルアンプを組み上げました。


これらのアンプを組み上げるにあたって、
最初は秋月のポータブルアンプケースを使用せずに
タカチのモバイルアルミケース、MXA2−7−8を使用するつもりだったのですが、
店頭に基板を持ち込んで当てはめてみた結果、サイズがぴったりすぎて基板がケースに入りませんでした。

よって、秋月のポータブルアンプケースを使用しない場合、
MXA2−8−9シリーズ等を使うことになると思うのですが、
横幅8cmのポータブルアンプってデカすぎるんじゃね…?ということで
多少割高に感じましたが
Leijine公式の想定通り、秋月のポータブルアンプケースで妥協することに。


最初に作ったのは、
パワーアンプLM386を使用した高出力ポータブルヘッドホンアンプ、
A386ptbl。
Leijine_PortableAmp_005.jpg
贅沢なパーツを使用した上で、予算7~8000円程度で製作可能です。
(工具は別途用意する必要がありますが…)

特に細かい部品がないので、製作難易度は低いと言えます。
Leijine_PortableAmp_006.jpg

小一時間で組み上がったのですが、
想像以上にポップノイズが激しいので
電解コンデンサ容量の見直しを図っています。
Leijine_PortableAmp_007.jpg

ひと通りのテストを終え、問題無い事を確認した上で
ケースと基板裏にビニールテープを貼り、
電池収納部に基板抑えスポンジを貼り…
Leijine_PortableAmp_011.jpg

サクッと完成!
Leijine_PortableAmp_012.jpg
今まで作ってきたポータブルアンプの中で
一番簡単に作れたかも。
(ケース加工しなくて良いというのは大きい)


僕が採用したパーツをいくつか紹介。

メイン部分の抵抗は、オーディオ用の金属皮膜抵抗、
PR9372を使用してみました。
Leijine_PortableAmp_008.jpg
(ドギツイ赤色の抵抗は正直、悪趣味と感じる…)
また、ポップノイズ低減用の標準コンデンサ10μFを
100μFに増量し、若干のノイズ低減を図っています。

フィルムコンデンサは最近お気に入りの
Arcotronics/KEMET R82と、
パナソニックのECQ-PとECQ-Vを使いました。


出力用デカップリングに使用する電解コンデンサは、
パナソニックのAMXを使用。
Leijine_PortableAmp_009.jpg

電源用のデカップリングコンデンサは、
毎度おなじみ小型、低ESR、オーディオ用、と使い勝手の良い
ニチコンKWを採用。
Leijine_PortableAmp_010.jpg





次に、
高精度ポータブルヘッドフォンアンプ基板の
47Aptblを製作しました。
Leijine_PortableAmp_013.jpg
こちらも7~8000円程度で作れます。
(高級なオペアンプを使用した場合はもっと高くなりますが)

47Aptblは設定の自由度が高いのが特徴の一つで、
製作者が使いたい部品を用いた音作りがしやすくなっている…ということらしい。

Leijine_PortableAmp_014.jpg

Leijineのポータブルアンプ基板三種に共通している仕様とおもいますが、
ボリュームの赤丸部分の出っ張りをヤスリで削ってやらないと
ケースと干渉して綺麗に収まってくれません。
(半田付け直前まで削り忘れていた)
Leijine_PortableAmp_015.jpg

また、ボリュームとヘッドホンジャックの半田付けを行う際、
このように前面パネルをはめ込んだ状態で半田付けしてやると、
ずれることなくパネルの穴に収めることができるそうです。
Leijine_PortableAmp_016.jpg
(過去に製作したMRAが綺麗に穴に収まらなかったのは、これをやらなかったせいだったようです)

こちらもサクッと組みあがりました。
動作テストも良好。
Leijine_PortableAmp_017.jpg


こちらも採用パーツをご紹介。

メイン部分の抵抗は、
あえてXiconのカーボンコンポジション抵抗を採用。
オーディオに使用する抵抗は金属皮膜抵抗に限る!
という変な刷り込みが僕の中にあったため、
これを脱却したい。
Leijine_PortableAmp_018.jpg
テスターで誤差を計ってみたら結構抵抗値がずれてて、ちょっと不安がありましたが
聴覚的に全く問題はありませんでした。(そりゃあ…)

二箇所、バスブースト設定用の抵抗値を低音強めに設定した結果、
想像を遥かに超えるズンズンドコドコな音質になってしまったので、
手元にあった金属皮膜抵抗、REYで抵抗値の調整を図っています。

また、オペアンプは
ボルテージフォロアにMUSES 8820、
音声増幅部にAD8066ARZを採用してみました。

※47Aptblにバスブースト設定を追加した場合、
音声増幅用のオペアンプはJ-FET入力のオペアンプしか使用できないという仕様のため、
色々なオペアンプローリングを楽しみたいという人は
バスブースト設定をしないほうが良さそうです。


他にJ-FET入力で低電圧に対応するオーディオ用オペアンプとなると、
OPA2134、MUSES8920あたりが気軽に揃えられる所かと思います。

フィルムコンデンサはWIMAのMKP2、KEMET MMKなどを採用。
Leijine_PortableAmp_019.jpg

電源デカップリング用電解コンデンサは
こちらもニチコンKWを採用。
ポータブルアンプ用のコンデンサは全部これでいいような気もする。
Leijine_PortableAmp_020.jpg


ファーストインプレの記事はこちら

Posted at 01:49 | DIY関連 | COM(3) | TB(1) |
2012.08.22

【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】ファーストインプレ&ポータブルアンプ基板到着の話

まうまうが先日製作した、
LeijineのA496plus type1ヘッドホンアンプです。



まうまうの製作レポートはこちら
【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】製作レポート

このヘッドホンアンプ基板の仕様については、
Leijine公式ページにてご確認ください。

A496plus type1のキットは24VのACアダプタを電源とするため、
トランス電源タイプのA496plus type2と比較し気軽に作れる点が魅力。
実際、据え置きアンプ初制作の僕にも問題なく作れました(うれしい)

ACアダプタは、秋月電子で購入した24V1.9AのACアダプタを使用しています。


あれから早速ヘッドホン・イヤホンで音楽を聴いてみました。
Leijine_A496_038.jpg
(ビジュアルだけは気に入っているヘッドホン、HD668B。)


…と、音質の前に、使い心地から。

まず、当機A496plus type1は
電源ON時には遅延リレーが働く事で、
また電源OFF時には回路の工夫により
ポップノイズが回避されるように設計されています。

実際にヘッドホンを挿したまま電源ON/OFFを繰り返しましたが
ポップ音は全く感じられません。これは嬉しい…!

He&Biさんによる当機の旧verのレビューでは
ポップノイズの件について触れていましたが、
今回製作したA496plus type1ではしっかり対策済みである事を確認できました。


また、ゲイン設定については
説明書通りの抵抗定数で製作した場合、
2倍の利得設定となるため、
低インピーダンスのイヤホンの音量調整も楽々できます。


それではいよいよ、音質につきまして。


オペアンプはマニュアルに従い、
DCサーボ部にOPA2134、音質を色濃く反映するという増幅部に
LME49720NAを採用しています。
Leijine_A496_027.jpg
Leijine_A496_028.jpg

試聴環境はPC⇢Musiland Monitor 01 USD⇢Muse TDA1543 NOS DAC⇢Leijine A496plus type1。
100時間ほど鳴らしています。



一聴して、癖のない音です。
クリアで少し固めの音で、余分な付帯音や味付けは感じられません。

音場の広がりは特別に広いとは思いませんが必要十分にて忠実、
分離が抜群、定位もしっかりしており
今まで他のヘッドホンアンプで差し替え聴いてきた
オペアンプLME49720NA、LM4562の音印象と同系統の音質イメージとなります。

他所でも評価されているように、
ただ音を増幅してヘッドホンに送るためだけの機械、といった感じで
特筆すべき個性や面白みが感じられないといった印象がありますが、
その分、上流のDACや下流のヘッドホンの音質変化を楽しめるアンプであるとも言えます。

現に、最初は「低音が強め」と感じたのですが、
これはMuse TDA1543 NOS DACの味付けが色濃く反映されている結果のようで、
この後、DACをウォーム音質なV-DACに変更したら
音印象が「やや柔らかめフラット」といった印象に変わりました。

また、ノイズが皆無です。
イヤホンやMDR-Z1000を接続しても
全くノイズが聴こえません。
(さすがにボリュームを最大まで回すと小さなホワイトノイズは入りますが)
僕が据え置きヘッドホンアンプ自作の際に最も心配していたのがノイズ混入なのですが
この静けさには本当に驚きました。
Leijineさんの設計技術の賜物と思います。


ドライブ能力について、
利得2倍という低めの設定にちょっと不安があったのですが、
LME49600の実力発揮といった所か、
インピーダンスの低いイヤホン、IE8から
インピーダンスの高いヘッドホン、K702まで
しっかり厚みのある音を聴かせてくれます。

ボリューム調整が非常にスムーズで、
イヤホンでは大体8~9時方向、
僕の手持ちで一番鳴らしづらいK702では10~11時方向あたりでちょうどいい音量。

ボリュームを奮発しアルプスのRK27にしたおかげか、
ギャングエラーもありません。

現段階で、
A496plus type1の製作にかかった費用から想定する
音質期待値を上回る、良いヘッドホンアンプであると、素直に思えます。

さらに、上記の音印象は
増幅部のオペアンプ「LME49720NA」の影響が大きいとのことで、
オペアンプ変更により様々な味付けや、
僕の好みの追求をすることが出来るわけで
今から楽しみすぎる…!

このような素晴らしい基板を頒布してくださった
Leijineさんに改めて感謝申し上げます。
作って良かった!





と、話は変わりまして。
僕がA496plus type1の製作にかかっている前後に
同じく6月末に予約していた、
Leijineさんの新作ポータブルアンプ基板が到着していました。
Leijine_PortableAmp_001.jpg
現段階で、正式に発売中です。


僕が注文したポータブルアンプ基板は二種類。

一つめは、
同社が取り扱っている
A47ヘッドホンアンプ回路の基板、「コンパクトヘッドフォンアンプ基板 」を
ポータブルアンプ用にリファインしたという
47Aptbl
Leijine_PortableAmp_002.jpg
オペアンプやコンデンサ類など
製作者の好きな物が使えるようにと、
設定度の自由度が高いというのが特徴の一つ。
ゲイン、バスブーストなどの設定も可能です。


二つめは、
スピーカー用アンプ向きのパワーIC、LM386を
ポータブルヘッドホンアンプ用として使えるように調整したという回路が実装されている
A386ptbl
Leijine_PortableAmp_003.jpg
こちらもゲイン、バスブーストなどの設定が可能。


このポータブルアンプの製作について、

Leijine公式にも記載されているように
秋月電子のポータブルアンプケースを使用することを想定して
作られているため、
特別なケース加工の必要がありません。

また基板だけの頒布となるため、
製作に必要な部品類は自分で買い揃えなければいけないのですが
国内の電子部品ショップだけで揃うパーツを使用することを想定して設計されているため
比較的気軽に自分が使いたいパーツを選択することが出来、
自分好みのアンプを作り上げていくという楽しみが得られると思います。

A496plus type1のマニュアルと同様、
上記ポータブルアンプ基板についても

・各パーツがそれぞれどのような働きをしているのか
・製作上の注意点
・各種設定方法

などが取扱説明書に記載されているため、親切かつ安心です。

表面実装部品などの細かいパーツも含まれていない事もあり、
初めてポータブルアンプを自作してみたい!という方にも
お勧めできそうな内容となっています。

1台作るのに7~8千円前後かかってしまう計算になるため、
気軽に…とはいきませんが。(ケースと基板が特に高い)



まずは、早ければ今週末にA386ptblの製作から
進めて行こうかと思います。
楽しみです!

2012.07.03

Leijineの新作ポータブルアンプキットを予約

ヘッドホンアンプのキットを販売しているLeijineの新作が発表されました。
7月末にポータブルアンプ基板を発売するそうです。しかも三種類。

ptblboard2.jpg

三種類の基板の内容ですが、

元々「コンパクトヘッドホンアンプ基板」として販売していた
A47アンプの基板をポータブル向けに小型化した「47Aptbl」、
パワフルなパワーIC、LM386をポータブル向けに
なんとか使えるように調整した「A386ptbl」、
74HCU04を使用した
低電圧、長時間駆動を重視した「A74HCU04」との事らしい。

現在最終調整段階で、実売は7月末頃になるそうです。
価格はそれぞれ2500円(予定)。

詳しくはLeijine公式にてご確認下さい。


Leijineのコンパクトヘッドホンアンプ基板を買って、
激安ポータブルアンプを自作しよう…!と決めてサイトを訪れたら、
丁度良くこのような新作発表記事が飛び込んできたため、
まうまうは勢いにまかせて、
元々作ろうと思っていたA47基板のポータブル向け版、「47Aptbl」と
パワフルで厚みのある音が聴けそうな「A386ptbl」を予約していまいました。

この基板の魅力は、僕のようなDIY初心者最大の難関「ケース加工」をやらずに済むという事です。
(秋月のポータブルアンプケースに合わせてあるそうで)
写真をみた感じ、特に細かいパーツもないようですし
初めてアンプキットを組み立てみたい!という方にも優しい仕様ではないかと思います。
ポータブルアンプは部品が少なく安く済むし
小さいから場所も取らないしで、気軽にプラモデルを作る感覚で製作できるのが魅力的。


そうそう、先日製作に失敗して絶望してやけ買いした
AMB Mini3の基板+αが到着しました。
amb_mini3_020.jpg
2セット作れる程度のパーツが揃っています。
(今度こそ失敗しないように、慎重にやろう…。)


さらに、黒羽音響技研さんに頂いたヘッドホンアンプ基板の材料も揃ってきました。
Kurohane_002.jpg
まだまだ材料が足りないので、引き続き細々と集めていきます。
使用するパーツを吟味している時間がとても楽しい…!


今後の展開としては、DACキットにも手を出してみたいのですが…。
細かいICの足の半田付けがうまく出来なさそうなので、足踏みしています。
もう少し半田ごての使い方に慣れないとなー…。

Posted at 22:20 | 雑記 | COM(0) | TB(1) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。