2012.11.14

【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】改修レポート

僕が8月の夏休みに、初めて製作した
据え置きヘッドホンアンプ、Leijine A496 Type1です。
Leijine_A496_024.jpg
Leijine_A496_038.jpg


その後9月に制作した
据え置きヘッドホンアンプ二作目、
ぺるけ式FET差動ヘッドホンアンプです。
peruke_015.jpg
peruke_022.jpg


この2台の製作後、
デスク周りに重ね置きして、気分で使い分けています。

どちらも極端な音の偏りはないのですが、
暖かいウォーム系のぺるけ式FET差動ヘッドホンアンプに対し、
シャープで切れ味の良いLeijine A496と、違った音傾向が楽しめるので
二つを同時に所有している満足感は高く、不満なく使っていました。


しかし、人間は欲深いもので、今の環境に慣れてしまうと
今まで見ないようにしてきた不満点が気になってきてしまいました。


今僕が不満なのは、Leijine A496の見た目です。
Leijine_A496_021.jpg
なんというか、ヌボーッとした人の顔みたいな、
メリハリのないビジュアルに強い不満を感じるようになってきたのです。
ちょっと奮発して、大きなアルミのツマミを使ったことも
このドン臭いビジュアルに一役買っているように見えます。

2作目のぺるけ式FET差動ヘッドホンアンプは
同じく無機質なビジュアルながら、スマートでかっこ良く見えます。
peruke_012.jpg

一体何が違うのかな?と見比べてみたところ、確信を得ました。

そうか!かっこよさのカギは、LED付きのロッカースイッチと、光沢のないツマミだ!…と思う。


というわけで、ケース加工をやり直すことにしました。


ぺるけアンプと重ね置きしたいので、前回と同じHEN型放熱ケースを買い直し。
色は黒にしました。

ケース加工ついでに、今まで気になっていた点を改修することにしました。
以下が改修点です。



■ケースサイズの高さを一回り小さく(5cm⇢4cm)
■内部配線を切り詰めて、無駄なたるみが出ないように調整
■ステレオジャックを絶縁タイプのものに交換(今まで使っていたのは絶縁タイプではなかったので、実はアースループが発生していた…製作後に知りました)
■ケース底面をドリルで穴あけし、基板を直接ネジ止め出来るように変更(基板のネジ穴のうち一つは一点アースラインを兼ねているので、直接ネジ止めしてケースと導通させるだけで一点アース完成)




そうして改修完了した新しいLeijine A496がこちら。

Leijine_A496_049.jpg

やった、かっこいい!


LED付きの四角いロッカースイッチはとにかく見た目が良くて、お気に入りです。

また、このHEN型放熱ケースは他の汎用ケースに比べ
かなり価格が高いのですが、
表面がアルマイト処理してあり、とても質感が良く、
所有感が満たされます。
Leijine_A496_047.jpg
今回、黒色のケースを選択したこともあり、傷がつかないように、おっかなびっくり作業しました。
(うまくやれてよかった)
Leijine_A496_048.jpg


ボリューム裏面にコンデンサや抵抗などを半田付けし
LPFを設定していたのですが、
あまり考えずにボリューム位置を決めてしまった結果
このように余裕のない配置になってしまったのは、ちょっと失敗。
Leijine_A496_050.jpg
念のため、ケースと接触しそうな所にビニールテープを貼っています。


ともあれ、これでぺるけアンプと重ね置きしても見劣りしない、
かっこいいヘッドホンアンプに生まれ変わった…と思います。
Leijine_A496_051.jpg

自作系アンプは、このように気軽に改造や改修が出来る所も楽しいですね…。


改修といえば、僕が製作した
ぺるけ式FET差動ヘッドホンアンプの最新版(ver.3)が公開されたようで、こちらも気になります。
僕を含め、ver.2を製作された人が
新規に作り直す必要なくバージョンアップできるように、
比較的簡単な修正で済むように配慮されているようです。
さ、さすがぺるけさん…。

今度のバージョンアップにあたり、
推奨電源のACアダプタが12v⇢15vとなり、出力が強化されています。

この改修をやってしまうと、
さっそく先日買ったエルサウンドの12vアナログ電源ユニットが無駄になってしまいますが…。
や、やるしかねえ…
スポンサーサイト

Posted at 01:52 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.08.28

【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】ボリューム部にLPFを設定

先日製作したLeijineのA496plus Type1ヘッドホンアンプですが、
説明書に記載されていた文章の一部が気になっていました。

「ボリュームの上流にLPFを設定し、無用な高周波域をカットすることをお勧めします。」

製作時はよくわからなかったのでスルーしていたのですが、
Leijineさんのサイトをよく読んでいたら
LPF(ローパスフィルタ)の設定方法がちゃんと記載されていました。

ボリュームの配線のところに
100~330PFのフィルムコンデンサと、
1k~3.3kΩの抵抗を追加してやると、
不要な高周波域をカットしてくれて、音が綺麗になるよ!という事らしい。


丁度、使い損ねていた余りの部品がありました。

ニッセイのポリプロピレンフィルムコンデンサのAPS、100PFと
ニッコームのプレート抵抗のRP-24C、2.2kΩ。

これらを、上記ページを参考に半田付け。
直接半田付けすれば、別途基板は必要ないとの事。
Leijine_A496_042.jpg
(汚い半田付けですが…)

音出しも問題なく、なんとか上手く行ってよかった…!


カットしてくれる不要な高周波域について、詳しい方に聞いてみたところ、
上記設定の場合、
100PFのフィルムコンデンサ+1kΩの抵抗の組み合わせで160kHz、
330PFのフィルムコンデンサ+3.3kΩの抵抗の組み合わせで150kHz以上をカットする仕組みとのこと。
(いつもありがとうございます)

これは他のアンプ製作時にも流用できそうで、良いことを教わった感じ。

Posted at 01:18 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.08.22

【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】ファーストインプレ&ポータブルアンプ基板到着の話

まうまうが先日製作した、
LeijineのA496plus type1ヘッドホンアンプです。



まうまうの製作レポートはこちら
【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】製作レポート

このヘッドホンアンプ基板の仕様については、
Leijine公式ページにてご確認ください。

A496plus type1のキットは24VのACアダプタを電源とするため、
トランス電源タイプのA496plus type2と比較し気軽に作れる点が魅力。
実際、据え置きアンプ初制作の僕にも問題なく作れました(うれしい)

ACアダプタは、秋月電子で購入した24V1.9AのACアダプタを使用しています。


あれから早速ヘッドホン・イヤホンで音楽を聴いてみました。
Leijine_A496_038.jpg
(ビジュアルだけは気に入っているヘッドホン、HD668B。)


…と、音質の前に、使い心地から。

まず、当機A496plus type1は
電源ON時には遅延リレーが働く事で、
また電源OFF時には回路の工夫により
ポップノイズが回避されるように設計されています。

実際にヘッドホンを挿したまま電源ON/OFFを繰り返しましたが
ポップ音は全く感じられません。これは嬉しい…!

He&Biさんによる当機の旧verのレビューでは
ポップノイズの件について触れていましたが、
今回製作したA496plus type1ではしっかり対策済みである事を確認できました。


また、ゲイン設定については
説明書通りの抵抗定数で製作した場合、
2倍の利得設定となるため、
低インピーダンスのイヤホンの音量調整も楽々できます。


それではいよいよ、音質につきまして。


オペアンプはマニュアルに従い、
DCサーボ部にOPA2134、音質を色濃く反映するという増幅部に
LME49720NAを採用しています。
Leijine_A496_027.jpg
Leijine_A496_028.jpg

試聴環境はPC⇢Musiland Monitor 01 USD⇢Muse TDA1543 NOS DAC⇢Leijine A496plus type1。
100時間ほど鳴らしています。



一聴して、癖のない音です。
クリアで少し固めの音で、余分な付帯音や味付けは感じられません。

音場の広がりは特別に広いとは思いませんが必要十分にて忠実、
分離が抜群、定位もしっかりしており
今まで他のヘッドホンアンプで差し替え聴いてきた
オペアンプLME49720NA、LM4562の音印象と同系統の音質イメージとなります。

他所でも評価されているように、
ただ音を増幅してヘッドホンに送るためだけの機械、といった感じで
特筆すべき個性や面白みが感じられないといった印象がありますが、
その分、上流のDACや下流のヘッドホンの音質変化を楽しめるアンプであるとも言えます。

現に、最初は「低音が強め」と感じたのですが、
これはMuse TDA1543 NOS DACの味付けが色濃く反映されている結果のようで、
この後、DACをウォーム音質なV-DACに変更したら
音印象が「やや柔らかめフラット」といった印象に変わりました。

また、ノイズが皆無です。
イヤホンやMDR-Z1000を接続しても
全くノイズが聴こえません。
(さすがにボリュームを最大まで回すと小さなホワイトノイズは入りますが)
僕が据え置きヘッドホンアンプ自作の際に最も心配していたのがノイズ混入なのですが
この静けさには本当に驚きました。
Leijineさんの設計技術の賜物と思います。


ドライブ能力について、
利得2倍という低めの設定にちょっと不安があったのですが、
LME49600の実力発揮といった所か、
インピーダンスの低いイヤホン、IE8から
インピーダンスの高いヘッドホン、K702まで
しっかり厚みのある音を聴かせてくれます。

ボリューム調整が非常にスムーズで、
イヤホンでは大体8~9時方向、
僕の手持ちで一番鳴らしづらいK702では10~11時方向あたりでちょうどいい音量。

ボリュームを奮発しアルプスのRK27にしたおかげか、
ギャングエラーもありません。

現段階で、
A496plus type1の製作にかかった費用から想定する
音質期待値を上回る、良いヘッドホンアンプであると、素直に思えます。

さらに、上記の音印象は
増幅部のオペアンプ「LME49720NA」の影響が大きいとのことで、
オペアンプ変更により様々な味付けや、
僕の好みの追求をすることが出来るわけで
今から楽しみすぎる…!

このような素晴らしい基板を頒布してくださった
Leijineさんに改めて感謝申し上げます。
作って良かった!





と、話は変わりまして。
僕がA496plus type1の製作にかかっている前後に
同じく6月末に予約していた、
Leijineさんの新作ポータブルアンプ基板が到着していました。
Leijine_PortableAmp_001.jpg
現段階で、正式に発売中です。


僕が注文したポータブルアンプ基板は二種類。

一つめは、
同社が取り扱っている
A47ヘッドホンアンプ回路の基板、「コンパクトヘッドフォンアンプ基板 」を
ポータブルアンプ用にリファインしたという
47Aptbl
Leijine_PortableAmp_002.jpg
オペアンプやコンデンサ類など
製作者の好きな物が使えるようにと、
設定度の自由度が高いというのが特徴の一つ。
ゲイン、バスブーストなどの設定も可能です。


二つめは、
スピーカー用アンプ向きのパワーIC、LM386を
ポータブルヘッドホンアンプ用として使えるように調整したという回路が実装されている
A386ptbl
Leijine_PortableAmp_003.jpg
こちらもゲイン、バスブーストなどの設定が可能。


このポータブルアンプの製作について、

Leijine公式にも記載されているように
秋月電子のポータブルアンプケースを使用することを想定して
作られているため、
特別なケース加工の必要がありません。

また基板だけの頒布となるため、
製作に必要な部品類は自分で買い揃えなければいけないのですが
国内の電子部品ショップだけで揃うパーツを使用することを想定して設計されているため
比較的気軽に自分が使いたいパーツを選択することが出来、
自分好みのアンプを作り上げていくという楽しみが得られると思います。

A496plus type1のマニュアルと同様、
上記ポータブルアンプ基板についても

・各パーツがそれぞれどのような働きをしているのか
・製作上の注意点
・各種設定方法

などが取扱説明書に記載されているため、親切かつ安心です。

表面実装部品などの細かいパーツも含まれていない事もあり、
初めてポータブルアンプを自作してみたい!という方にも
お勧めできそうな内容となっています。

1台作るのに7~8千円前後かかってしまう計算になるため、
気軽に…とはいきませんが。(ケースと基板が特に高い)



まずは、早ければ今週末にA386ptblの製作から
進めて行こうかと思います。
楽しみです!

2012.08.17

【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】製作レポート

先日注文したLeijineの高性能ヘッドホンアンプ基板、
A496plus type1の製作準備がいよいよ整いました。
Leijine_A496_002.jpg
さっそく作業を開始することにします。


まずは、面倒な力仕事のケース加工から。

この時のために購入した電動ドリルの出番だ!


いとも簡単にケース加工が完了しました。

電動ドリルで穴を開けた後、リーマーで穴を広げつつ、バリをバリ取りカッターで切り取っています。
電動ドリル便利すぎる…(買って良かった)


次は楽しい基板へのパーツ実装半田付け工程です。
Leijine_A496_013.jpg
まずは、四隅のネジ穴にスペーサーを取り付けます。
この状態で裏返すことで基板と床面とのスペースができるので、
マスキングテープなどでパーツを固定した状態で半田付けする…と良いそうです。
(今までこんなやり方知らなかったわ…)


実作業の前に、肩慣らし。
SOICのオペアンプを変換基板に半田付け。
OPA827.jpg
左と真ん中はアナログデバイセズの2回路入り、ADA4075-2。
秋月電子の変換基板を使っています。
右はテキサス・インスツルメンツの1回路オペアンプ、OPA827。
先日注文したLeijineの変換基板を使用しており、
裏面にもOPA827が半田付けしてあります。
これで2回路入りのDIPオペアンプとして使用することができます。
通電テストも結果良好。
無事に出来て良かった…!


と、肩慣らしも済んだので、
早速A496基板の半田付けを進めていきます。


唯一の表面実装パーツ、LME49600の半田付けと、
電源用回路の抵抗がつけ終わった所です。
Leijine_A496_014.jpg
LME49600の足に半田を流しすぎて、一箇所ブリッジしてしまったのですが
ハンダ吸い取り線でなんとか修正しています。
危ない危ない…。


抵抗類の半田付けが終わった所。
Leijine_A496_015.jpg


コンデンサ類の半田付けが終わり、
いよいよ実装基板の完成!
Leijine_A496_016.jpg


次は基板に実装されたメスのピンコネクタに差し込むための
オス側のコネクタを作成…なのですが、
ここで問題発生。

ケーブルの皮膜を剥き、写真下部の圧着ピンに差し込み
ラジオペンチで圧着してコネクタを作成しようとしたのですが、
すぐにケーブルがすっぽ抜けてしまうし、圧着ピンのかしめ方も
なんだかうまくいかない…
Leijine_A496_017.jpg
文明の利器Googleさんに相談した所、
やはり専用の圧着ペンチが必要らしい。(知ってはいたけど)
問題なのはその圧着ペンチの価格で、
安くても3500円以上しやがります。
さすがにこれだけのために3500円以上払うのは…と悩んだ結果、
コネクタ接続を諦めて直配線することにしました。


というわけで配線の修正、
スイッチやボリュームなどの半田付けが終わった所です。
Leijine_A496_018.jpg


今回最も苦労した、ボリュームの半田付けです。
Leijine_A496_019.jpg
ボリュームと配線材をしっかり固定できるバイスがあれば良いのですが、
まうまうが使っているgootのミニバイスは軽くて、
ちょっと負荷がかかるとすぐ動いてしまうので
こういう時は力不足と感じます。
重いものを固定するには心もとなく、
早急に金属製のバイスを買おう…と心に決めました。


配線も全て終わり、これでもう使えるようになっているはずなのですが、
実際にヘッドホンプラグを差し込む前に
初期設定とオフセットの確認を行います。
Leijine_A496_020.jpg
三種類の半固定抵抗器の目盛りを調整し、
それぞれ出力電圧、グラウンド出力電圧、リレー保持電圧の設定をします。
設定が滞り無く終わったら、
ステレオジャック部分にテスターリードを当てて、オフセットのチェック。
説明書の記載通り、DCサーボ部のオペアンプにJ-FET入力のオペアンプを使用すれば
1mv以下に収まるようです。

上記のテストは全て滞り無く完了し、異常もありません。
よ、良かった…。

それではいよいよ実際にヘッドホンを接続するために
ケースに組み込んでしまうことにします。



で、
Leijine_A496_021.jpg

で、
Leijine_A496_022.jpg

できたー!
Leijine_A496_023.jpg
早速100円イヤホンで試聴してみましたが、
ちゃんと左右から音が出る!やった!!完成だ!!嬉しい!!


いかにもDIYライクな無骨で無機質、かっこいいとは言えない外見ですが、
ケース加工から内部配線、基板のパーツ実装まで全部自分でやったという事実が
所有感と満足感を満たしてくれます。
無事に音が出てくれて本当に良かった…。



それでは改めて、内部の紹介。
Leijine_A496_024.jpg
ケースはタカチのHEN110520を使用しました。
もうひと回り小さなケースでも収まりそうですが、
配線取り回しに不慣れなまうまう的には
このくらい余裕があったほうが作業しやすかったです。
内部配線はMOGAMIの2514を、
ハンダはオヤイデのSS-47をメインに、
難易度が高そうな部分のみケスター44を使用しています。


抵抗類はニッコームのプレート抵抗、
RP-24Cをメインに使用しました。
Leijine_A496_025.jpg
アンプ部の主役となるクリーム色の1μFのフィルムコンデンサは
Arcotronics/KEMETのR82を採用しています。
このR82は比較的安価なフィルムコンデンサですが、
僕が気に入っているGraham Sleeのポータブルアンプ、
Voyagerに採用されている事から
きっと僕好みの味付けをしてくれるだろう、と期待。


バッファー部のLME49600です。
Leijine_A496_026.jpg
このアンプ基板の売り。


DCサーボ用のオペアンプは、マニュアル通りにOPA2134を使用。
Leijine_A496_027.jpg


増幅用のオペアンプも、マニュアル通りにLME49720を使用。
Leijine_A496_028.jpg
このアンプはここのオペアンプの音傾向が色濃く反映されるとの事で、
ローリングが楽しみです。
後々に交換予定。


電源部の主役、ニチコンKWです。
Leijine_A496_029.jpg
ニチコンのKWはオーディオ用電解コンデンサながら、
低ランクの低ESRコンデンサと同水準の低ESRを誇っており、
デカップリング用などにも使用可能、かつ小型サイズで音も良い、と
高い性能を有しているようです。

世間ではさらに高性能なOS-CONが人気のようですが、
例えばポータブルアンプの大容量電源用コンデンサなどに使用する場合は
最適解の一つになりそう。


24VスイッチングACアダプタからの給電の際に発生する
ノイズを除去する回路の一部です。
Leijine_A496_030.jpg
左は高周波リップルノイズを除去する低ESR電解コンデンサ、ニッケミKZE。
真ん中はレギュレーターを機能させるために必要な、ルビコンのマイラーコン。
右は低周波リップルノイズを除去するレギュレーター、Sharp PQ20RXです。
放熱用のヒートシンクを取り付けています。


0.1μF指定のフィルムコンデンサは、
東信のポリプロピレンフィルムコンデンサ、UPZを採用しました。
Leijine_A496_031.jpg
そこらのマイラーコンデンサよりも価格が安い上に
性能が上ということで、積極的に使っていきたい。


遅延用リレー回路の941H-2C-9Dです。
Leijine_A496_031.jpg
僕がこのアンプ基板を注文するきっかけとなったのが、この遅延回路です。
ポップノイズは絶対に嫌なので…。


過カ電流保護部品、ポリスイッチのRXEF050です。
1A以上の負荷がかかると抵抗が増大し、この先に流れる電流を抑制することで
アンプを守る仕組みになっています。
ヒューズと違って何度でも使えるらしい。
Leijine_A496_033.jpg
これのおかげで、
ヒューズを追加しなくてもアンプの安全が保証されているようです。
遅延回路といい、ユーザーの使い勝手がよく考えられています。


ボリュームはアルプスのRK27を使用。
ステレオジャックはスイッチクラフトの112BXを使用。
Leijine_A496_034.jpg
スイッチはロッカースイッチと呼ばれるタイプの物を使用したかったのですが、
精細な穴開け加工技術が必要とのことで、
丸穴で気軽に実装できるトグルスイッチで妥協しました。

RCAジャックはフォルテシモオーディオで購入。
Leijine_A496_035.jpg
ここのプラグ類はどれも安い割に質が良く、見た目も良いので好きです。


DCジャック部とシャーシアース用のネジ穴です。
Leijine_A496_036.jpg


このA496のネジ穴のうち、写真の一箇所がシャーシアース用の穴になっていて
この穴に入れるネジをケース金属部と接触するようにすればアースを落とせるそうです。
Leijine_A496_037.jpg
まうまうはケースの固定のために
タカチの取り付けボス、T-600を使用したので
かわりにケース背面パネルのネジ穴につながる内部配線を作ってアースを落としました。


音に関しては、後日改めて。
それにしても、DIYが無事に成功した時の喜びは何事にも代えがたいものがあります。
無事に完成して本当に良かった…!

本機のファーストインプレについてはこちら↓
【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】ファーストインプレ&ポータブルアンプ基板到着の話

Posted at 06:02 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.08.14

【Leijine A496plus type1 Headphone Amplifier】基板到着と製作準備

先日注文した、Leijineのヘッドホンアンプ基板、
A496plus type1が到着しました。

ついでにSOICの変換基板も一緒に注文。

正確には、先週頭の時点で到着していたのですが…。


このA496plus type1の基板に関して、
まうまうが注文した8月頭の時点で、
最新ロットの基板に一箇所、パターンのミスが見つかったため、
修正バージョンの発注をかけている所だそうです。

パターン修正済みの基板を受け取るためには数週間待たねばならず、
このままでは夏休み工作がご破算になってしまう…という最悪の事態となってしまったのですが、
Leijineさんのご提案により、修正すべきパターン部分を手作業でカットしてもらった基板を
送って頂けることになりました。

Leijineさんの対応はとにかくきめ細かく丁寧で、とても好感のもてるものでした。
やさしい説明書と合わせ、ファンになってしまいそう…。

基板は予想以上に小さなものでした。
Leijine_A496_002.jpg
10cm×8cm程度の小さめの基板ですが、
ご覧のとおり実装スペースがぎっしり詰まっています。
極太のパターンと金メッキが頼もしい。

裏面です。
Leijine_A496_003.jpg
LME49600の放熱のためのサーマルスプレッダが目立ちます。

Leijineさんに修正してもらったパターン部分です。
Leijine_A496_004.jpg
今後の注文分に関しては、該当箇所の間違いを修正した基板を
送ってもらえるはず。

基板のサイズ参考。
Leijine_A496_005.jpg
左からGraham Sleeのポータブルアンプ、Voyager、A496plus type1基板、9V電池2本。


A496plus type1の基板と一緒に注文した、SOIC-8/DIP-8変換基板です。
Leijine_A496_006.jpg
1回路入りのSOICオペアンプを両面に実装することで、2回路入りDIPオペアンプとして
使えるようにする、という変換基板です。
SOICの実装はまだまだ慣れていないので、練習の意味も兼ねて購入。

変換基板といえばBROWNDOGが有名ですが、
天邪鬼でマイナー好みのまうまうはあえて手を出さないっ…!


説明書を元に部品を揃え、
いよいよ制作準備が整いました。
Leijine_A496_007.jpg
(この後、いくつか買い忘れが発覚して秋葉原で買い足しましたが…。)

ボリュームは高級オーディオ定番のRK27を使おう…と思って
門田無線で購入したのですが、ここで問題発覚。

ツマミをためしに装着してみたら、ボリュームのシャフトが長すぎて
ケースとツマミの間に大きな隙間が開いてしまう…。

このままではあまりに不恰好すぎる!

僕が買った門田無線のRK27はシャフト長が30mmですが、
一般的なボリュームのシャフトは平均20~25mm程度のようです。

ボリュームかツマミを買い換えないといけないのかな…と
頭を抱えていたのですが、文明の利器Googleさんに相談した所
そういう時は金ノコでシャフトを切断すると良いとの事。

想定外の出費となりましたが、東急ハンズで購入した400円の金ノコを使って
切断しました。
Leijine_A496_008.jpg
思いの外簡単に切れて、金ノコの威力すげえ…!と関心。

そして想定外の出費ついでに、
念願の電動ドリルをAmazonで購入。
Leijine_A496_009.jpg
Leijine_A496_010.jpg
これでアルミケースの穴あけも怖くないぞ!
(財布がペラペラになった)

いよいよ据え置きヘッドホンアンプの製作準備が整ったので、
近日中に作業していきたいと思います。

ちょっと作るのがもったいない気持ちもありますが。
楽しみだなあ!



おまけ:この数カ月のアンプキットDIY経験で、「言葉」でなく「心」で理解した事

・DIYはお買い得ではない
・「新しい試み」には、必ず「想定外の事態」がついてくる
・秋葉原は宝の山
・自分で作ったアンプから出る音は格別

Posted at 21:29 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |