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2015.10.25

SennheiserのDJモニター向けヘッドホンHD25-13IIを購入

ヘッドホンマニア御用達、HD25-1IIの亜種!

状態が良い中古品が格安で売られていたので
衝動買いしてしまいました。

HD25-13IIは
Sennheiserのプロモニター用ヘッドホンHD25シリーズのうちの一つ、
600Ωのハイインピーダンス仕様。
3mのOFCケーブルが付属していて、屋内使用を想定しているよう。
hd25-13ii_001.jpg

当機で音楽を聴いてみると
強い制動感と弾力を兼ね備えた低音の出方が特徴的で、
「陸上選手」「ボクサー」を連想させるような瞬発力の高さが感じられます。

他所で公開されている周波数特性にも現れていますが
低音を過剰に持ち上げているわけではなく、
むしろ100Hz以下の音域がダラ下がりになっているため重低音が物足りないのですが
このあたりの調整が鮮烈な低音表現に一役買っているようです。

小径耳乗せタイプの密閉型ヘッドホンだけに音場表現は期待できないものの、
十分に高い分解能と瞬発力のある音圧表現が良い仕事をしていて、
生演奏の楽器、特にドラムの音が歯切れ良く、聴いていて楽しい。
ロック向きヘッドホンとしてよく挙げられる理由が実感できます。

低音が強いヘッドホンの例としても度々取り上げられていますが、
低域の量感が大切なクラブミュージック(と思っている)音源では個性が発揮できない印象で、
あくまでロックなど、勢いがある生演奏ソース向けと感じました。

当機の特徴的な音の出方は
本来のモニター向け用途として
様々なロケーションで聴き分け能力と疲労感の軽減を両立させる調整を行った副産物ではないかと思います。
(側圧が強いので、長時間の装着が辛いけど…)

hd25-13ii_002.jpg
HD25といえば「HD25-1II」が有名ですが、
仕様と備品が若干異なるバリエーションがあり、
ちょっと検索しただけでも、以下4種が確認できます。
-------------------------------
HD25-1II:80Ω、1.5mストレートケーブル(L型プラグ)
HD25-II:80Ω、2mストレートケーブル(ストレートプラグ)
HD25-CII:80Ω、3mカールケーブル(ストレートプラグ)
HD25-13II:600Ω、3mストレートケーブル(ストレートプラグ)
-------------------------------
上位下位の区別はなく、
あくまで現場の需要に合わせた業務用ラインナップのよう。

民生向けにリファインされた
「HD25 aluminium」「HD25 amperior」という亜種も売られていて
歴史と実績があるヘッドホンのベストセラーであることに疑いはなく、
改めてSennheiserの技術力と音作りの巧さを感じさせられます。
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2015.09.08

クラブサウンド再生に特化したイヤホン Pioneer SE-CX9を購入

こんなの初めて!リアルすぎる重低音!
(取り回しは悪いけど…)



近年のイヤホン事情はさらに進化を続けていて、
ダイナミック型ドライバとBA型ドライバを組み合わせて
それぞれの得意分野を生かすことで高音質を狙う…という試みの
「ハイブリッド型イヤホン」というジャンルが台頭してきました。

se-cx9_001.jpg

当機SE-CX9も
構造の違う2つのドライバを組み合わせたハイブリッドタイプのイヤホンですが、
上記のような構成とは若干異なります。

音楽を再生するBA型ドライバと
「物理的に振動を発生させて重低音が出ているように感じさせる」という、
BASS EXCITERというユニットを組み合わせた、
他で見られない構造。

分解能に優れたBA型ユニットで音楽を再生し、
不足した音圧をBASS EXCITERで大盛りにすることで、高品位な重低音サウンドを再現!
といったコンセプトのようです。

同様のコンセプトで発売されている下位機種「SE-CX8」と「SE-CL751」があり、
こちらはダイナミック型ドライバ+BASS EXCITERという組み合わせになっています。

se-cx9_002.jpg

音楽再生時にイヤーピースに触れてみると、
わずかにブルブルとした音圧が伝わってきて、物理的に振動していることが感じられます。

耳に装着して音楽を聴いてみると、
サブウーファーで再生された低音の音圧を叩きつけられているかのような、
体に響くリアルな重低音を体感することができ、
「SUPERIOR CLUB SOUND」というキーワードが伊達ではない事がわかります。

低音の指向性の低さは理解していたけれど、
物理的な振動がここまで「重低音らしさ」を感じさせるものなのか…という驚きがありました。

特にSE-CX9で聴くテクノのライブCDは鳥肌もので、
これだけでも「買ってよかった!」という気持ちに。

強烈な重低音再生が売りの当機ですが、
他の帯域を潰さないBA型ドライバの分解能が生きていて、実売価格に見合った性能の高さを感じさせます。
僕の手持ちヘッドホンに例えると「Ultrasone PRO900」のイヤホン版といったような雰囲気で、気に入りました。

当機に酷似したD型+BA型のハイブリッド型ドラムモニター向けイヤホン
「M-Audio IE-20XB」を所有していたことがありますが、
低音の量感が支配的すぎて、趣味の音楽鑑賞という立ち位置で判断すると、
決して高音質とは言い辛い印象があったので、
近年のイヤホンの進化具合には驚かされます。
(そもそも、比較対象に挙げたIE-20XBは通常の音楽鑑賞を想定して作られていないのでお門違いだけど…)

se-cx9_003.jpg

SE-CX9購入にあたり
たいして違いがなければ下位機種「SE-CX8」「SE-CL751」を購入しようと目論んで
念入りに視聴しましたが、
いずれも値段なりの音質差がある印象。

特にSE-CL751の良心的価格や仕様は魅力的だったのですが、
肝心の音質に不満が残りそうな印象だったので、迷った時は最上位というセオリーに従った結果。


そんなわけでクラブミュージック好きの低音マニアの方にはお勧めできそうなSE-CX9ですが、
実用面の使い辛さが目立ちます。

一般的なカナル型イヤホンと比較し本体サイズが非常に大きく、
ケーブルも相応に頑丈に作られていて分厚くコシがあり、重みがあります。
se-cx9_006.jpg
(テスト用などに使っている100均カナルイヤホンとの比較)

深めに装着する仕様なので
遮音性が高くしっかりフィットするのですが、
頑丈で太すぎるケーブルが大きなタッチノイズを発生させ、動きながら音楽を聴くには向いていません。
また、僕はスマートフォン等で音楽を聴くことがないので、リモコンマイク機能も無用の長物。
se-cx9_005.jpg
当機はコンセプト通り、クラブミュージック向けに特化したようなイヤホンなので、
汎用性に劣り、また音傾向が演出過多で前段(アンプ等)の色を塗りつぶしてしまう印象。

「低音の締まりが云々」など、
真面目な高音質再生を狙うオーディオマニアにとっては悪夢のような音でしょう。


SE-CX9は決してイロモノではなく、
クラブミュージックにおける「リアルさ」を真面目に突き詰めた一つの成果だと感じられました。

ニッチ狙いすぎるコンセプトや
イロモノじみた外観が敬遠されているためか注目されていない当機ですが、
重低音が好きな方には他に替えが効かないレベルの音を出すイヤホンだと思うので、
騙されたと思って、興味があれば一度試聴してみてほしい製品です。


2015.06.20

JVCケンウッドのイヤホン HA-FXZ100を買いました

JVCケンウッドのダイナミック型カナルイヤホン、
HA-FXZ100を買いました。


当機は3基のダイナミック型ドライバが搭載された豪華な構成で、
コンセプトモデルを連想させるような、独自性を追求した仕様。

同社のヒット製品、
ダイナミック型ドライバを並列に搭載した「HA-FXT90」を発展させたもので、
第3のドライバから100Hz以下の低音だけを抽出する「ストリームダクト」を追加することで
「マルチウェイ構成のスピーカー」の技術をイヤホンに応用しているそう。

ある意味、やりすぎとも思えるこだわりが感じられ、
効率を度外視して音を追及する、マニアのための意気込みが感じられます。

また、採用素材のグレードを上げた上位機「HA-FXZ200」もリリースされていて、
当機とは音のバランスも若干異なるようです。

ha-fxz100_002.jpg

音を聴いてみると、
期待通りに臨場感を重視した低音強めのサウンドで、
特に空気感のようなものがリアルに感じられるのが心地良く、
当機の強みを実感できます。

重低音の強さをアピールしたイヤホン群の中ではバランス寄りの調整で、
能率の低さも相まって、ポータブルアンプと相性が良いのも嬉しいところ。

実売価格比を考慮すると分解能と音場表現に若干の弱みを感じますが、
並列にダイナミックドライバを入れたイヤホン特有の傾向と思われ、
好意的に解釈すると、
イヤホンならではのピーキーさを和らげて、
スピーカー環境で慣れた耳に違和感の無い音を目指しているようにも感じられます。

実用面では、
本体がやや大型で耳に収まりの悪い印象もあるけれど
太くて取り回し抜群のケーブルが非常に良い塩梅で、
ストレスを溜める事なく愛用できそう。

ha-fxz100_001.jpg

当機に興味を持ったきっかけは、
以下のインタビュー記事。
-----------------
■とんでもないアイデアで音を変えた――“カナル型は苦手”の潮晴男氏も納得したJVC「FXZシリーズ」
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1211/20/news001.html

-----------------
ヘッドホンやイヤホンには様々な音響技術が使われているけれど、
末端消費者の僕は完成品の音を聴くことしか出来ないので、
技術的背景や開発者の苦労を実感しづらいものです。

上記のインタビュー記事では、
お仕着せの営業トークだけに終わらず、
HA-FXZシリーズ独自技術の開発経緯が技術者視点で語られていて、
マニアな男心をくすぐられました。

JVCのイヤホンと言えば
ウッドハウジングを採用したHA-FXシリーズが思い浮かびますが、
当機FXZシリーズを含めて
ピュアオーディオを嗜んだ年配層を積極的に取り込もうとしている印象があって、
ポータブルオーディオ戦国時代を生き抜く国内メーカーの中でも、
玄人好みの存在感が感じられます。

2015.04.01

Rolandのモニター用イヤホン、RH-PM5を入手

Roland(RSS)のステージモニター用イヤホン、
RH-PM5を手に入れました。

イヤーピース無しの中古品が安売りされていて、
物欲に負けて衝動買い。
サイズが合うSHUREのシリコンピースを装着しています。
rh-pm5_002.jpg
「ステージ・モニター用途にチューンナップした」という商品説明にたがわぬ、
優れた定位感と空間表現能力、高い分解能が感じられます。

クッキリ系のモニターサウンドながら、
耳触りの良さを意識した調整がされているようで、
特に高域のなめらかさには目を見張るものがあります。
rh-pm5_003.jpg
シングルBAドライバのイヤホンの割に低域も出ているけれど、
輪郭が把握できる程度に量感が抑えられていて、
あくまでモニター用の製品であるという真面目さが感じられます。

当機に限った事ではないけれど、
BAドライバで鳴らしているイヤホンに由来する音圧の無さが
迫力不足につながっていて、
ガンガン鳴らしたい時には物足りなく感じます。
rh-pm5_004.jpg
音質はさることながら
高い遮音性、SHURE掛け装着によるタッチノイズの少なさ、
据え置き環境をも想定した適度な能率など、
様々なシチュエーションで使いやすく作られています。

実際に使ってみて、
モニター用イヤホンの要求仕様を高い水準で満たした
優れた製品であることがわかりました。

趣味の音楽鑑賞という方面から評価すると
雑味の無さ、分離の良さ、聴き疲れの無さが高いレベルでまとまっているのがRH-PM5の良い所で、
リスニング用途にも使える柔軟性があり、気に入りました。

2.2mという長すぎるケーブルが唯一、かつ大きなネックになるけれど…(切り詰めてリケーブルしようかしら)

「音像くっきり」「きれいな高音」「広い音場感」等のキーワードに琴線が触れる方には親和性の高い音作りだと思うので、
機会があれば視聴してみて下さい。
rh-pm5_005.jpg
手持ちの下位機種「RH-ED1」と一緒に一枚。
こちらは電子音楽によく合うドンシャリサウンド。

2015.03.10

UltrasoneのDJ用ヘッドホン、DJ1PROを購入

UltrasoneのDJ用ヘッドホン、
DJ1PROを手に入れました。

音出し直後、
想像以上に違和感のある音に困惑。
しばらく聴いていると慣れてきました。

見晴らしが良い点配置の音場感と、
押し出しが強い面表現の低音が作り出す箱庭的な音作りが楽しく、
PRO900等と聴き比べることで
Ultrasoneの「DJ用ヘッドホン」という個性が際立って感じられます。
dj1pro_002.jpg
DJ用ヘッドホンというわりに
低域の量感はやや控えめながら、
音圧の強さでバランスを取っている不思議なドンシャリサウンド。

ソリッドでキレが良い硬質なサウンドだけど
モニターヘッドホンのような精度は無く、
ノリと勢いで押し切る元気の良さが魅力的。
dj1pro_003.jpg

当機はヘッドホンの性能評価項目として重要な
「定位感」「分解能」に力が入っていないようなので
はっきりと好き嫌いが分かれるだろうと想像つきます。

「DJ用ヘッドホン」という立ち位置を意識してみると、
僕が好んで聴くテクノ、エレクトロニカ等の音源は、
オーディオ環境を整えるほどに音割れ、ノイズ、団子状の音場表現等、
ネガティブな部分が目立ってくる事があるというのも事実で、
「クラブミュージックを良い音で聴く」というテーマを大胆に突き詰めた結果かもしれない、と
好意的に解釈。
dj1pro_004.jpg

やや固めの装着感、シワシワの人工皮革イヤーパッドがイマイチだし
帯域バランスの良さ、自然さを求めている方には決して相容れないであろう音づくりだけど、
「クラブミュージックが好きで、原音表現に興味がないけど良い音のヘッドホンが欲しい」
くらいの立ち位置の人にはぴったりはまりそうで、
興味があればぜひ視聴してみて欲しい製品です。
dj1pro_005.jpg

手持ちのULTRASONEヘッドホン。
dj1pro_006.jpg
PRO900、PRO2500と合わせて三台体制に…。
いずれも唯一無二の個性を持っていてタマランです。

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