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2016.10.02

ぺるけ式トランジスタ式ミニワッターPart5(15v版)製作

情熱の真空管・ぺるけさんが設計された
小型・小出力のパワーアンプ「ミニワッター」シリーズ
トランジスタ式ミニワッターPart5(15v版)を組み上げました。


詳しくは公式よりご確認ください。
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■情熱の真空管:トランジスタ式ミニワッターPart5 15V版
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-15v-p5.htm

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実装にあたり、以下のようなスケジュールで
じっくりと時間をかけて挑みました。

・1-3日目:半導体の選別
・4日目:ケースの加工
・5日目:電源部基板実装
・6日目:信号部基板実装
・7日目:各種配線&動作テスト

peruke_trmw05_001.jpg

部品は全て自分で集めたけれど、
入手難易度が高いディスコンの半導体が多く、
選別のため数を揃える必要もあり、想定以上に手間と時間と費用がかかりました。

今回は放熱穴が開いているタカチのケース、US200を採用。
peruke_trmw05_002.jpg
peruke_trmw05_004.jpg
peruke_trmw05_005.jpg
きれいな放熱穴を開けられる自信がないので、
こういうラインナップが本当にありがたい…。

peruke_trmw05_006.jpg
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peruke_trmw05_016.jpg

熱結合の強化を狙って、2sk170のペアに銅箔テープを巻きました。
peruke_trmw05_017.jpg

組み上げたミニワッターV5から出てきた音は
製作の苦労が吹っ飛ぶような素晴らしいもので、
こんな音の良いアンプを自分の手で作れてしまっていいのか、と
罪悪感を覚えてしまったほど。

当機を組み上げる前に一年ほど使っていた
ミニワッターV2と比較すると
全体的な雰囲気は踏襲しつつ、
順当にグレードアップしている事を認識できました。

中でも顕著に感じられたのは低音再生能力の向上。
質も量も「こんなもんかな…」と
なんとなく諦めていたところがピンポイントに改善されていて、嬉しい。

実用面も申し分無く、
ポップノイズやホワイトノイズが無いのは勿論、
放熱に気を使った実装を意識したこともあって本体発熱も皆無。
半導体選別の甲斐あって出力DCオフセットも両chともに1mv以下に収まっていて、
様々な方面でピーキー感のない、安心して使えるアンプになりました。

バスブースト機能もありますが、
僕が使っているPIEGA TS3は低音豊かな音傾向のスピーカーなので不使用、
映画を観る時にONにしようか迷う程度。

当機は文句なくDIYにお勧めしたいアンプではあるのですが、
見た目以上に作業量が多く、手間暇かかるユニバーサル基板の実装が鬼門。
ある程度工作慣れしている向けのプロジェクトと言えます。

毎度毎度、素晴らしい回路と製作例を惜しげなく公開してくださる
ぺるけさんに改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました!
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Posted at 04:23 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2016.08.22

【NwAvGuy Objective2】据え置き専用の2台目制作

2011年にNwAvGuy氏が設計したヘッドホンアンプ、
Objective2(O2)の二台目を組み上げました。




NwAvGuy氏の公式ブログでは
O2開発の流れや特性などが掲載されていて、
スペースとコストを抑えた半波整流の電源部、
電池駆動時に活躍する正負電源の監視機能、
高SN比を実現するアナログ部の一段目と二段目の間に配置したボリューム位置、
バッファ専用IC並の性能を低コストで実現したというNJM4556の並列接続など、
回路採用に至った経緯と解説が丁寧に書かれていて
読み物としても面白いです。

その他、様々な機器の測定結果や批評など、
オーディオ沼に陥っている人ほど胸に刺さりそうな内容が多く含まれているので、
スパイラルの特攻薬(劇薬)になる…かも。

■参考URL:NwAvGuy
http://nwavguy.blogspot.jp/


O2開発と関連の動きは
2014年に国内のまとめサイト等で取り上げられ話題になったけれど、
オーディオに興味がない人にも興味を持たせるためと思われる
過激な曲解が含まれている点は留意すべき。


ところで、
僕が組み上げた1台目のObjective2は
「トランスポータブル」という中途半端なデザインが仇となり、
持ち歩くには大きすぎ、
全ての端子が前面パネルに集中しているため据え置きとしても使いづらいという
痛し痒しのアンプでした。
Objective2_012.jpg

この問題については世界各地から意見が寄せられていたようで、
O2を販売しているJDS Labs等では
ライセンスを遵守している範囲で実現できる
入出力端子のカスタムオプションが選択できるようになりました。

これらを参考にしつつ
僕が欲しい機能を盛り込んで組み上げたのが、
据え置き専用の二代目Objective2です。
nwavguy_objective2_008.jpg
O2の基板は
タカチのアルミケースHENシリーズにスロットインできる丁度いい大きさで、
据え置き向けの機構部品を配置する奥行きの余裕もあるので
カスタムケースとして理想的。
nwavguy_objective2_012.jpg
アンプ本体の部品実装は推奨部品を使用しつつ、
バッテリー部分は未実装、
ヘッドホン端子とボリュームを据え置き向け部品に差し替え、
他の入出力端子は背面に配置、プリアンプとしても使えるようにしています。
nwavguy_objective2_013.jpg
nwavguy_objective2_014.jpg

増幅部オペアンプはNE5532に変更。
デフォルト指定のNJM2068よりノイズと消費電流がわずかに増加するデメリットがあるものの
さらなる低歪みを得られる、据え置き向けの推奨ICといえます。
nwavguy_objective2_015.jpg
nwavguy_objective2_016.jpg

電源タップを占有するACアダプタが嫌いなので、
スイッチ付きの外部電源ユニットも自作。
nwavguy_objective2_006.jpg
nwavguy_objective2_007.jpg
nwavguy_objective2_009.jpg



Objective2のアピールポイントは
30ドル程度で実装基板が完成するコストパフォーマンスの高さと
高価な据え置き専用ヘッドホンアンプにも見劣りしない諸特性を兼ね備えている点。

様々なHPAの比較測定結果を掲載している海外の有名サイトでは
ベンチマークのような扱いになっているほどで、
ハイエンドな製品と比較しても
見劣りしない性能を持っていることを確認できます。

■参考URL:InnerFidelity HEADPHONE AMPLIFIER MEASUREMENTS
http://www.innerfidelity.com/headphone-amp-measurements


特性が良くても音が伴わなければ…という事で音出しをしてみると、
相変わらずモニター的で鮮度が高い音傾向、
制動が効いていて歯切れの良い低音が気持ちいい。

僕が今まで使ってきたヘッドホンアンプの中では
最もプリアンプ適性が高く、
クロストーク性能の高さが分解能と立体感に反映されている印象。
スピーカー環境でこんなにダイナミックな音が出るのか…!
と、嬉しい驚き。

実力を最大限に引き出すためにはAC電源による駆動が必要で、
600Ωのヘッドホン接続時、電池駆動と比較して約2倍の出力(1%THD時)が得られることから、
ポータブルとして使う機会がないのであれば、
入出力端子の配置が改善されただけで想像以上に使いやすくなるし、
据え置き専用の仕様に改造するメリットは大きいと言えます。

自作をしない方でもJDS Labs等でカスタム注文が可能なので、
小型かつ安価で優れた性能のヘッドホンアンプが欲しい方、
またはベンチマーク的な製品が欲しいマニアの方にお勧め。


改めて当機の音の良さを知ってしまうと、
NwAvGuy氏がリリースを準備していた
据え置き専用のヘッドホンアンプ「PDA」が未発表のまま
更新が途絶えてしまったという経緯が残念で仕方ありません。

「NwAvGuy」のドメイン自体は2016年現在も更新が確認されていることから
設計者本人は健在のようですが……。

Posted at 02:05 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2016.02.01

ぺるけ式「FET/Tr差動ヘッドホンアンプ Ver4」製作

国内で最も製作例が多いディスクリート式ヘッドホンアンプ、
FET差動ヘッドホンアンプを設計された
「情熱の真空管」ぺるけさんの最新作。

当機「FET/Tr差動ヘッドホンアンプ Ver4」は
小出力パワーアンプの「トランジスタ式ミニワッターV4」をヘッドホン向けにアレンジした設計という事で、
今までのver1~3と回路が大きく異なっています。

詳しくは公式よりご確認ください。
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■情熱の真空管:FET/Tr式差動ヘッドホンアンプ Version 4
http://www.op316.com/tubes/hpa/version4.htm

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今回は手持ちの選別済み半導体が揃っていた事もあって、
すべての部品を自前で調達。
fet_tr_hpa_v4_002.jpg
配線部分をコネクタピン接続に変更し、
他は原本通りの実装、高価なパーツは使っていません。
fet_tr_hpa_v4_001.jpg
fet_tr_hpa_v4_003.jpg

タカチのケースHEN110312にぴったり収まる、
コンパクトなヘッドホンアンプが完成。
fet_tr_hpa_v4_019.jpg

スピーカー環境でも使いたいので、
ヘッドホンプラグの抜き差しと連動したラインプリ機能も追加。
fet_tr_hpa_v4_022.jpg
穴あけ時にキズをつけてしまった失敗をごまかすため、
大口径のノイトリック製TRSコンボジャックを使いました。
fet_tr_hpa_v4_021.jpg
しかし、ケースのふたが閉まらないというトラブルが発生。
ジャック本体と上蓋を削って、なんとか収まりました。
fet_tr_hpa_v4_018.jpg

fet_tr_hpa_v4_005.jpg
fet_tr_hpa_v4_007.jpg
fet_tr_hpa_v4_011.jpg
fet_tr_hpa_v4_012.jpg


音出しして驚いたのは、
設計が異なるはずの旧バージョン、
FET差動ヘッドホンアンプ特有の耳障りの良さが感じられることです。

旧バージョン同様に残留ノイズは皆無で、
低インピーダンスのカナルイヤホンでも心地良く音楽を楽しめます。

メーカー品、自作品合わせて50台を超えるヘッドホンアンプの音を聴いてきたけれど、
この独特のなめらかな雰囲気がFET差動HPAシリーズならではの特徴…というイメージ。

「私のアンプ設計マニュアル」で書かれているような、
ぺるけさんご本人が目指している「良い音の自己形成」というお話、
FET差動シリーズを追う過程で実感できた気がします。

手持ちのVer3と聴き比べてみると、
どちらも低音にインパクトがある音傾向ながら
柔らかく広がるver3に対して、
弾力とキレが加わったver4というイメージで、
元記事に掲載されたレビューの内容に近い印象。

僕の環境では、ver4のほうが分解能と制動感が高く感じられ、
サイズもコンパクトになって僕好み、いい事ずくめ。
過去のバージョンを製作された方も、あえて当機を作る価値があると思います。

素敵な回路と製作例を惜しげなく公開してくださったぺるけさん、
ありがとうございました!

Posted at 01:42 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2015.11.04

STRV's工房さんのヘッドホンアンプ「HA16」製作

「HA10mini」で有名なSTRV's工房さんの新作ヘッドホンアンプ基板。
BISPAで委託販売されているものを注文し、組み上げました。

詳細はこちら。
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■BISPA(委託販売):HA16 PCB(Rev.1.0.)
https://bispa.co.jp/1639


■STRV's工房:HA16基板取説
https://dl.dropboxusercontent.com/u/1020337/STRVs_Studio/HA16/index.html

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ha16_001.jpg
当機HA16は
2回路入りオペアンプ「5532」シリーズのために最適化された
モノラル構成のヘッドホンアンプ基板で、
ステレオで聴くために2枚セットで頒布されています。
ha16_002.jpg
オペアンプの4回路中3回路をバッファに使う
「Triple the Current to a Load」という回路構成で、
いかにもパワフルそう。

HA10miniと違い半田付け難易度は低いものの、
安定した正負電源を別途用意する必要があるため
First DIY向けではありません。

今回は低予算で組み上げたかったので、
手持ちのデッドストックから部品流用しつつ、
電源部はLeijineで通販購入していたレールスプリッター基板
「DCfltr-spltr」を採用。
leijine_dcspltr_001.jpg
スイッチングACアダプタの24V単電源から
TLE2426を通して±10vの正負電源を作る電源基板で、
ポリスイッチによる過電流防止と
LM317+CRフィルタによるノイズ除去機能が含まれています。

HA-16の推奨電圧±12~15Vに少し届かないけれど、
「気に入ったら、あとで電源部だけ交換してもいいかな」と気楽に構えられるのが
電子工作の楽しい所。

DCfltr-spltrの詳細はこちら。
--------------------
■Leijine
http://leijine.com/

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注文時についてくるマニュアルには
丁寧な回路解説も記載されていて、
読み物としても楽しい。

デッドストックのプラケースに入れて、
お手軽な正負電源ユニットが完成。
leijine_dcspltr_002.jpg
3.5mmステレオミニケーブルでアンプ本体に接続するつもりだったけれど
ケーブル抜き差しの時に極性が反転するリスク対策を怠っていた事に気付き、
少し予算を追加して、DIN-3Pケーブルを接続する仕様に変更。
leijine_dcspltr_003.jpg
leijine_dcspltr_004.jpg
leijine_dcspltr_005.jpg


HA-16基板をテイシンTC-10に収納して、
小さなセパレートヘッドホンアンプ「HA-16」が完成。
ha16_005.jpg
ha16_006.jpg
ha16_004.jpg
ケースサイズに余裕が無さすぎて、
基板を少し削ったり、構成部品の配置に工夫が必要でした。
ha16_012.jpg
プリアウト端子を追加して、スピーカー環境でも使えるようにしています。
ha16_015.jpg
ha16_014.jpg


音楽を再生してみると
回路を見た時に想像したイメージに近い出音で
ローノイズかつ嫌味のないストレートなスッキリ系サウンドという第一印象。
高インピーダンスのヘッドホンでも音痩せしない余裕が感じられます。
ha16_021.jpg
BISPAで取り扱われているボリューム類はギャングエラーも少なく重宝しているのですが
今回は外れだったのか、半田付けで熱をかけすぎてしまったのか
当機の場合は小音量時のギャングエラーが多く、イヤホンで聴く場合はストレスになります。


HA10miniとサイズ比較。
ha16_020.jpg
甘栗パック並の小ささにご満悦。
ha16_023.jpg

Posted at 23:19 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2015.10.16

ぺるけさん設計の「トランジスタ式ミニワッターPart2」製作

peruke_trmw02_003.jpg
サイト「情熱の真空管」ぺるけさん設計の
シンプルで小出力な半導体ディスクリート式のSEPP-OTLアンプ、
「トランジスタ式ミニワッターPart2」を作りました。


ぺるけさんの著書「真空管アンプの素」を読みながら組み上げた「6N6Pシングルアンプ」の音に感銘を受け、
トランジスタ式ミニワッターの音も聴いてみたくなったのが2013年春先の事。
miniwatter2_002.jpg
部品の調達とケース加工をしたところでずっと放置していました。


あれから2年半過ぎて2015年秋、
ユニバーサル基板を使ったJJさんの作例に強く興味をそそられたので、
作例を参考にさせていただき、一から部品を集め直して製作に挑みました。
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■設計元:ぺるけさんのページはこちら

情熱の真空管:
トランジスタ式ミニワッターPart2
<オーソドックスでシンプル2段増幅>
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-12v-p2.htm

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■ユニバーサル基板の作例:JJさんのページはこちら

ヘッドホンアンプ備忘録:
1Wディスクリートアンプ その2(ミニワッター)
http://settembre21x.blogspot.jp/2013/09/1w_18.html

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基本的な部品選択はJJさん作例に合わせています。
トランジスタ類はそれぞれ10本程度から選別して、hFE値が近いペアを使っています。
(コンデンサ容量のみオリジナル準拠)

レイアウトには少し余裕があるので、それほど苦労することなく実装できました。




通電するまえに、レイアウト&回路図を見ながら間違い探し。
peruke_trmw02_002.jpg

案の定、ミスがありました。
赤線部分、2SA970の配線が不足していた。
peruke_trmw02_002_2.jpg
「完璧に組み上げたと思った時こそミスがある」という定説。


ユニバーサル基板に部品実装した恩恵、
HEN110412に収まるコンパクトなデスクトップ向けパワーアンプが完成。
peruke_trmw02_015.jpg
この手の超小型パワーアンプを完成品で手に入れようと思ったら
怪しい中華メーカーのデジタルアンプくらいしか候補がありませんから、
僕が欲しかった仕様のアンプを自分の手で作れる事が素直に嬉しい。

peruke_trmw02_013.jpg

peruke_trmw02_014.jpg
秋月B基板を使いましたが、HEN110412の内側と基板スペーサーが干渉してしまったので
ケース内側を少し削る必要がありました。
peruke_trmw02_006.jpg
peruke_trmw02_007.jpg
peruke_trmw02_011.jpg
peruke_trmw02_012.jpg


当機を経由してスピーカーから音出ししてみると
トランジスタ式ミニワッターシリーズ設計の原典という「充電式かんたんヘッドホンアンプ」によく似ていて、
低音が効いていて元気いっぱいローノイズ、僕好みのアナログっぽい音。
文句なく気に入りました。

出力段のバイアス用に使用しているダイオードが原典の「UF2010」とは異なるため
アイドリング電流が多めになっているせいか、トランジスタに触ってみると意外と熱い。(触れないほどではない)

秋月電子縛りで部品を揃えたというJJさんの作例ですが、
秋月でも売っているUF2010をあえて使わなかったのは「終段Trは熱くなってナンボ」とコメントされているJJさんのこだわりポイントなんだろうな…などと勝手に想像したりして、ニヤリとさせられます。(考えすぎ?)

早速、当機をメインアンプとして愛用していくことにします。

すてきな回路を公開して下さったぺるけさん、
親切かつ丁寧な作例を公開して下さったJJさん、ありがとうございました!

Posted at 00:13 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
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