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2012.09.19

Meier Audio Porta CordaⅢ USBのキットを注文

国内、海外問わず、
ちょっとマニアな層に熱烈なフォロワーの多い
Meier Audioのポータブルアンプキット、
Porta CordaⅢ USBのキットを注文しました。

近年特に評判の良かった、CORDA STEPDANCEの後継機で、
僕が前から気になっていたポータブルアンプ、
2STEPDANCEが激安セール中なので
かなり後ろ髪を引かれたのですが、
「アンプキットに金を使いすぎて買えないわ…でもMeier Audioのアンプほしい」
といった心の葛藤の末、
公式サイトで妙に安く販売している、
Porta CordaⅢのキットを注文しました。

注文してから、およそ一週間で到着。

失敗のリスクを考え、2セット分注文しました。
基板とケースと付属品がついてなんと合計二千円くらい。

基板は5.8cm×7cm程度のサイズなのですが、
表面実装のパーツが多く、表裏合わせて実装密度が非常に高い。
portacorda_002.jpg
portacorda_003.jpg

勢いで注文しちゃったけど、いろいろと不安な点があります。

このキットは表面実装パーツが多く、
チップ抵抗やSSOPのDACチップの半田付けをする必要があります。

どちらも僕は半田付け未経験なので、不安だ…


そしてさらにこのアンプキット、
なんとフロントパネルが付属していません。
portacorda_004.jpg
自分でプラ板とかを切り出して作ってね!ということらしい。
キットが激安だから許せる!

そういうわけで、早速東急ハンズで塩ビ板を買って
パネルサイズの四角板を切り出しました。
portacorda_005.jpg

およそ0.2mm程度分厚すぎたらしく、ケースにはまらなかったので
裏側をカッターで削って、ぴったり収まるようになりました。
portacorda_006.jpg
(すげえガタガタ…)

左側は削った部分を誤魔化そうとしてヤスリで削ってみたけど
余計ひどくなってしまった…。


さらに、ボリュームは100kΩのスイッチ付きボリューム、
RK097を使用することを推奨しているのですが、
付属しているツマミの内径が3mmくらいのサイズなので、
ボリュームシャフトを削ってやる必要があります。
portacorda_007.jpg
ヤスリでゴリゴリ削って、ツマミがはまるようにしました。
たのしい。


今回、一番の難関と思われるSSOPサイズのDACチップの半田付けですが
以前、僕がAMB mini3製作の時に経験した
SOIC半田付け失敗のようなことは繰り返したくなかったので、
秋葉原で28ピンSSOPチップ用の変換基板と、
適当なICチップを買って、
半田付けがうまく出来るか練習してみることにしました。
portacorda_008.jpg
合わせて五百円くらいの消費となったけど、一発勝負で失敗して
取り返しがつかなくなるよりずっといい。


…案の定、何箇所かブリッジしてしまいましたが、
引き半田で半田を流しこむだけ流し込んだあとで
半田吸取り線で修正してやれば、うまくいくみたい。
portacorda_009.jpg
多分、ちまちまやろうとするとチップが熱で壊れるな…。

手が感覚を忘れないうちに、さっさとDACチップを半田付けしてしまおう。
portacorda_010.jpg

よしよし…なんとかうまくいったぞ!(たぶん)
portacorda_011.jpg


ここまでで、大きな懸念事項であった
「フロントパネル作成」「ボリュームシャフト調整」「DACチップ半田付け」が終了し、
あとは本制作のためのパーツ集めとなるのですが、これもまた一筋縄ではいかず。

秋葉原に1206サイズのチップ抵抗がほとんど売ってないわ、
トグルスイッチはどれを買ったらいいのかわからないわ、
表面実装タイプのUSBコネクタ売ってないわ、などなど
問題山積みです。(手間のかかる子…!)

さすがに秋葉原で買うだけではパーツが足りないので、
目星をつけたパーツは海外の部品通販屋にまとめて注文する予定です。

アンプキットは実制作も楽しいけど、
部品を集めるために試行錯誤するのもまた楽しくて。
ますますDIYが好きになっている自分がいます。
ああ、うまく製作できますように。
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Posted at 02:41 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.09.11

【AMB Labs Mini3 Portabe Headphone Amplifier】製作レポート

amb_mini3_017.jpg
以前、努力の甲斐もなく製作に失敗してしまい、
若干トラウマが残りつつあった
ポータブルアンプキット、AMB Labs Mini3です。


その後、
いくつかのアンプキット製作と、
20枚弱のSOIC半田付け経験を経て、
このアンプキットと正面から向き合える自信がついたので、
いよいよ休日に組み立てることにしました。

先日、一枚目の基板にSOICの半田付けを終えていましたが、
二枚目のほうも半田付けしてしまおう。


製作過程をすっとばして、一気に完成!
この二ヶ月ほどで、さらに半田付けに慣れてきた感じ。
amb_mini3_023.jpg
この後、以下のような問題が起こり肝を冷やしましたが、なんとかなりました…。

■DCジャックにアダプタを挿しても充電用LEDが光らない ⇢ 半田流し込み量が少なすぎてDCジャック端子が導通不良をおこしていた
■電源を入れたら突然ツェナーダイオードが火花を吹いて壊れた ⇢ ツェナーダイオード交換
■充電用LEDの光が弱すぎる… ⇢ LED交換


ツェナーダイオードが壊れた原因が不明すぎる…。(極性は合ってた)
目の前で壊れたのを確認できたのは不幸中の幸いでしたが。
交換後は問題なく動作しています。

この後、各種テストをし、問題なく使用できることを確認しました。
良かった良かった…。



製作に使用したパーツ類は
基本的にリストに忠実なものを選んでいますが
いくつか変更点やこだわってみた部分があります。


抵抗類は、音声に関わる(とおもわれる)部分のみ
オーディオ用抵抗、タクマンREYを使用しています。
音量調整しやすくするため、ゲインは2倍に設定。
amb_mini3_024.jpg
すごく不恰好になってしまった。
抵抗をブリッジしたことで不要に伸びたリード線に電流を流すことになるので、
音質的に有利になったかと言われると微妙かもしれませんが。


Amb公式で買えるDCジャックは2.5mm対応品ですが、
日本で買えるACアダプタのジャックの規格は殆どが2.1mmサイズとなっているため、
使い勝手を向上させるために、マル信無線の2.1mmジャックを採用しています。
amb_mini3_025.jpg
また、公式では
DCジャックのそばに実装する25v10μFのコンデンサについて、
タンタルコンデンサを推奨しているのですが、
タンタルは逆電圧に対する耐性が皆無で、安全性に問題があるようです。
(最悪火事の原因に…)

よって、まうまうはタンタルより高性能で、
安全性の高いOS-CONを代わりに採用しています。
(隣のパーツと干渉するため、OS-CONをちょっと浮かせてやる必要があります)


低インピーダンス品指定の電解コンデンサは、
ルビコンMCZとパナソニックFCを採用。
amb_mini3_026.jpg
amb_mini3_027.jpg
おそらく積層セラミックコンデンサと
この低インピーダンス電解コンデンサで
高周波ノイズと低周波ノイズを除去しているのかな?と思います。

よって、電解コンデンサをオーディオ用に変更したり、
積層セラミックをフィルムコンに変更したりという安易なパーツ変更は
音質改善としては
逆効果になりそうな予感。(今の所、想像の域を出ませんが)

また、AMB公式で注文できる可変抵抗器、RK097は
音量調整しづらいBカーブ品のため、
ボリュームは
秋月電子で買えるRK097 10kΩ Aカーブ品を強く推奨します。



裏面です。
amb_mini3_028.jpg
このままケースに組み込むとケースと干渉し
ショートしてしまう可能性があるので、
裏側にビニールテープを貼り、絶縁しておきます。
amb_mini3_029.jpg


今回は電池も引っかからず、ちゃんと綺麗に収まります。
少しでも余分に厚みがある9V電池は入らないので、注意。
僕の手持ち電池の中だと、
今のところ秋月電子で販売している9Vニッケル水素電池250mAhだけが唯一使える感じ。
amb_mini3_030.jpg
電池スナップの半田付けの微調整はとても重要で、
AMB公式で推奨している通り、
電池を装着した状態で、電池用スナップ部の半田付けをするとうまくいきます。
(この場合、通電してる状態で半田付けをすることになるので、ショートしないように注意が必要)
半田付けのやり直しが困難な場所なので、気をつけてください。


そしていよいよ、
本体をケースに収納して、
パネルをネジ止めし、ツマミを取り付けたら…
完成!かっこいいぜ!
amb_mini3_031.jpg
amb_mini3_032.jpg
ケースとツマミは今回の製作にあたり、新調しました。

プラスチックのパネルと、プラスチックのツマミで
DIY風味を演出。

アルミパネルとおしゃれなツマミを備えたmini3も捨てがたいのですが、
こういう泥臭い見た目のほうが僕好みだったりして…。

LEDは光量控えめの優しい蛍光グリーンの色合いで、
落ち着いた大人の渋さを感じさせます。(自画自賛)



背面の穴に2.1mm 15VのDCアダプタを差し込む事で
電池の充電ができます。
amb_mini3_033.jpg
以前製作したJDS LABS cMoyBB V2.03R同様、
過充電の保護回路などはないので
結果的に電池の劣化は早まりそうですが、
どちらも電池を使い潰す気で酷使してやりたいと思います。

音については後日改めて…。
amb_mini3_034.jpg
このアンプには色々と苦労させられましたが、
無事に完成して本当によかった…!

Posted at 01:55 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.09.09

【Leijine 47Aptbl & A386ptbl】ファーストインプレ

先日、
Leijineが8月下旬にリリースしたポータブルアンプ基板、
47AptblとA386ptblの組み立てを行いました。
Leijine_PortableAmp_004.jpg

製作レポート
【Leijine Portable Headphone Amplifier 47Aptbl & A386ptbl】製作レポート
この後、47Aptblのランタイムと使い勝手を改良しました
Leijine 47Aptbl 】生まれ変わった新47Aptbl



その後、通勤時に持ちだして一週間、取っ替え引っ替え使ってみました。
使用環境は、iPod nano4th⇢47Aptbl or A386ptbl⇢Image X10。

まず、「高精度ポータブルヘッドホンアンプ」と銘打った
47Aptblから。

この47AptblはヘッドホンアンプDIY界隈では有名なCmoyアンプの発展系、
A47アンプをポータブル向けにリファインしたモデルで、
ローブースト回路、入力LPF、出力Zobelネットワーク回路を
任意で設定することができます。

回路について全然わからないので、
「ふーん、そうなんだ…」という頭空っぽの感想しか
出てこないんですけどね…。

また、オペアンプやコンデンサ類の設定自由度が高いのが特徴で、
比較的自分の使ってみたいパーツを用いた
組み立てがしやすいという特徴もあります。

まうまうはこの47Aptblを製作するにあたり、
個性を求めて、かなりバスブーストが強く効くように設定してみたのですが、
想像以上に低音が支配的すぎて
まともに音楽が楽しめないレベルのネタアンプになってしまったので、
あわてて、ほどほどの設定に変更しています。
Leijine_PortableAmp_018.jpg
(タクマンREYを使用している部分がバスブースト設定部)

今のところオペアンプは、ボルテージフォロワにMUSE8820、
メインの増幅部にAD8066ARZを採用しています。

音についてですが、
基本的に非の打ち所がなく、
駆動力抜群、定位もしっかり、ノイズ皆無、ボリューム調整もスムーズ…と
高精度ヘッドホンアンプという名にふさわしい性能を有していると感じます。
少なくとも、低インピーダンス帯のポータブルヘッドホン程度までなら
十分に性能を引き出してくれる実力があるはず。


音質傾向については
製作者が選択したパーツや設定により変化するのは言うまでもなく、
まうまうが製作した47Aptblは
ウォームな響きと強めの低音が得られることを期待し
カーボン抵抗を使用し、バスブースト設定を採用した結果
僕が思い描いていた
「温かみがあり、高音が刺さらず、低音強め」の音を手に入れることができたと思います。

バスブースト設定が思いの他良く効く印象で、
製作説明書に記載されている部品選択例に記載されている設定が、
音楽を普通に聴くにあたり違和感なく許容出来る上限と思って間違いないです。
(説明書にもそのように書かれているのですけどね…)


と、ここまでは本当に素晴らしい47Aptblですが、
一つ重大な弱点があります。

それは、駆動時間の短さです。

この47Aptbl、かなりの電池食いのようで
250mAhの9Vニッケル水素電池を使用した所、
バッテリー駆動時間が7~8時間程度でした。

おそらくオペアンプとバスブースト設定などで
駆動時間が変化するかもしれませんが、
現状、1~2日毎にケースのネジを外して
電池交換をしなければならないというこの仕様は
少々実用性に問題が…。

また、秋月のポータブルアンプケースが
電池交換のことを全く考慮してないんじゃないか?と思える仕様なため、
よりいっそう使いづらく感じます。

例えば、以下のような点です。

■ネジのサイズがM2.6の為、気軽に買えるM3サイズの手回し化粧ネジに交換できない
■ケース上面と側面、前後パネル全てが別パーツになっているので、背面4カ所のネジを外すと上下パネルが取れてしまい、いちいちはめ込み直す必要がある

結果的に、「音はいいのに使いづらい」という
痛し痒しなアンプとなりました。




次に、「高出力ポータブルヘッドホンアンプ」と銘打った
A386ptbl。
Leijine_PortableAmp_007.jpg

こちらはパワーアンプICのLM386を二枚使用し
出力に重きを置いたポータブルヘッドホンアンプ…との事。

NFB設定、ローブースト回路、入力LPF、出力Zobelネットワーク回路、
ポップアップノイズ低減回路などが備わっているそうです。

とりあえず部品選択例に近い設定で製作してみた所、
想像以上にポップノイズが激しく使いづらかったので、
別件の注文ついでにLeijineさんに相談してみたところ、
「ポップノイズ低減用に設定する電解コンデンサの容量を増やすと、よりポップノイズ低減が期待出来るよ。でも完全にはなくせないよ」とのことで、
製作後に電解コンデンサの容量を10μFから100μFに増量しています。

また、ゲインは9倍に設定。


音についてですが、
まず第一に、イヤホンで聴く場合、
無音時にもホワイトノイズが聴こえます。
高出力ポータブルアンプと銘打ってるだけに、
外使いで高インピーダンスのヘッドホンを使用するケースを想定した
回路設計がされているのかな…と思います。

また電源投入時にポップノイズが入ることから、
気にする方は電源投入時にはヘッドホン類を接続しない方が良さそう。

音質イメージについては、
とにかくドッシリと根を下ろした、安定感がある印象で
駆動力を重視したと銘打っているだけあり、
据え置き用のヘッドホンも難なく鳴らせる力強さを持っています。

僕のA386ptblは、47Aptbl同様
バスブーストを設定しているので
やや低音寄りの重厚な印象。

バッテリーの駆動時間については、今のところ正確に測れていないのですが
47Aptblよりは長持ちします。
12~14時間くらいかな?

A386ptblの音には特に期待していたのですが、
上記のようにイヤホン接続時に聴こえるホワイトノイズと、
電源投入時のポップノイズが大きなネックとなり
期待していたような使いやすさが得られなかった事から、
残念ながら、このまま補欠入りとなりそうです。
コンデンサの選択などで改善される可能性はありそうですが。



Leijine_PortableAmp_021.jpg
現状、
47Aptblは音はいいけど電池交換の手間がかかりすぎる点、
A386ptblはホワイトノイズが気になる点、
どちらのアンプも気軽に使うにはネックとなる弱点が存在するため
メイン用には成り得ないと、結論づけました。


想像以上に、秋月のポータブルアンプケースの仕様がきびしい…。


よって、47Aptblを製作される場合は
秋月のポータブルアンプケースは推奨せず、
「電池交換を容易にする」目的で、
ネジ穴2つ、M3の化粧ネジが使用できる
タカチのMXA2−8−9シリーズのケースを買い、自分で穴を開けて組み込むのが良いと思います。

また、長時間駆動を売りにしているA74HCU04ptblで製作する場合は
手間のかかる電池交換の頻度が少なくて済みますが。




余談です。

実は、47Aptblの製作は二度目になります。
一回目はタクマンREYの抵抗で製作しました。
Leijine_PortableAmp_022.jpg
何の問題もなく無事に製作完了したのですが、
この後取り付けたオペアンプに問題がありました。

上記47Aptblの製作前に、
SOICオペアンプをDIP変換基板に半田付けし、DIPオペアンプを製作したのですが
ICソケットに取り付けるための連結ピンを
上下逆さまの状態で半田付けしてしまった事に気づかず、
そのオペアンプを挿してみたら
47Aptblのオペアンプソケットの穴がガバガバになってしまって
他の全てのオペアンプがまともに刺さらない状態になってしまいました。

その後、ICソケットを交換しようと色々やった結果、ソケットと一緒に
基板のパターンも取れてしまって修復不能に…。

(大分ショックだったので写真も取らず処分してしまいました…)

「連結ピンの上下は太さが違う」ことを身を持って知りました!
(痛い代償だった…)

2012.09.04

SOICのオペアンプ半田付け

最近Amazonのマーケットプレイスで、
アナログデバイセズのオペアンプがやたら安く売っているため
大変うれしいまうまうです。

SOIC一枚頼んだだけでこの巨大なレールを段ボールに入れて宅配するのは
ちょっと大袈裟すぎるんじゃないかと思いますが…

とにかくそこらの部品小売店の相場の半額以下で
高級オーディオ用オペアンプが手に入るので、
半田付け練習を兼ねて沢山買い込みました。


で、SOICの半田付け方法について、
ようやくやり方がわかってきたというか、
ある程度安定して作業ができるようになってきたと思うので、
現在、僕がやっている半田付け手順を記しておきます。

作業手順はYOUTUBEで見た半田付けテクニック動画の受け売りです。
(最適解かどうかは、まだまだわからないのですが…。)


今回は、2回路入りSOICのオペアンプを秋月のDIP変換基板に半田付けし、
DIPのオペアンプとして使えるようにしたいと思います。



まずはDIP変換基板を逆作用ピンセットでつまみ、
何か重いもので固定します。(ここでは左側部分にバイスを乗せています)
soic_001.jpg
(地面直置きだと半田ごての熱でマットが溶けてしまうので、ペンチの上に置いています。)

いきなりSOICの半田付けはせず、
まずは8ピンのパターン部分にフラックスを塗り、
薄く半田を流し込みます。
soic_002.jpg
このような細かい部品の半田付けをする場合は、
半田を流し込む量を調節しやすい、
経が細い糸ハンダを使ったほうが安定して作業ができると思います。
僕はケスター44(銀入り)のポケットパック(0.5mm経)を使ってます。


次に、半田吸取り線で、先ほど流し込んだ半田を吸い取ります。
soic_003.jpg
こうすることでパターンに薄い半田の皮膜が出来、SOICの半田付けをする時に
いっそう半田の乗りが良くなるようです。
※はんだめっきって言うらしいですね、これ


次に、向きに注意しつつSOICと変換基板を挟み込み、
慎重に位置決めを行います。
soic_004.jpg
位置が決まったら、半田付けする足とパターンの所に
フラックスを塗り、
一気に引き半田を行います。
soic_005.jpg
半田付けが滞り無く終了。
(フラックス残りが茶色くなってるけど、基板は焦げてない!)


引き半田のやり方については
白光のホームページでわかりやすい動画が上がっているので
大変参考になりました。

特にこて先の選択が重要で、
細かい作業に向いていそうな、最初から半田ごてについている
ペン先型のこて先は、
むしろまともに半田付けをしたい場合は使わないほうが良さそうです。

まうまう的にはD型(マイナスドライバー型)が使いやすく、蓄熱量も十分で
引き半田も比較的やりやすい…と思っています。


次に、
SOICの取り付けが終わったら
連結ソケットを半田付けして、
最後にフラックス除去剤を塗り掃除したら…
DIPオペアンプの完成です!
soic_006.jpg
奮発してAD8620を買ってしまった。
(まだ音は聴いてないので楽しみ)

リリースが比較的新しいオーディオ用オペアンプについて、
「SOICパッケージのみの販売で、DIP版の販売が無い」という事がしばしばあり、
僕は指をくわえて見てるだけしか出来なかったのですが
このように、不器用な僕でもある程度アグレッシブにやれるようになり
とても嬉しい。



ついでに、
製作保留中だったAMB Mini3のSOICも半田付けしておきました。
amb_mini3_021.jpg
これさえ終われはもう怖いものはない!

前回、Mini3の製作に失敗した原因は
おそらく、このSOICの半田付けに時間をかけすぎた結果、
半田ごての熱でAD8397を壊してしまったのだと思います。
引き半田のやり方なんて知らなかったしね…


今後、DACのキットなどもつくってみたいので
ICチップの半田付けはもっと慣れて行かないとなー、と思っているのですが
DACチップなどのICの足は、SOICよりさらに細かいので
より精密な作業が求められて、まだまだ道のりは長そうです。
でも、それも楽しみのうち…と感じられる今の気持ち。

Posted at 00:36 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2012.09.03

【Leijine Portable Headphone Amplifier 47Aptbl & A386ptbl】製作レポート

8月中旬より発売開始となった
Leijineのポータブルアンプ基板三種のうち、
まうまうが注文していた二種類の基板を使って
早速、ポータブルアンプを組み上げました。


これらのアンプを組み上げるにあたって、
最初は秋月のポータブルアンプケースを使用せずに
タカチのモバイルアルミケース、MXA2−7−8を使用するつもりだったのですが、
店頭に基板を持ち込んで当てはめてみた結果、サイズがぴったりすぎて基板がケースに入りませんでした。

よって、秋月のポータブルアンプケースを使用しない場合、
MXA2−8−9シリーズ等を使うことになると思うのですが、
横幅8cmのポータブルアンプってデカすぎるんじゃね…?ということで
多少割高に感じましたが
Leijine公式の想定通り、秋月のポータブルアンプケースで妥協することに。


最初に作ったのは、
パワーアンプLM386を使用した高出力ポータブルヘッドホンアンプ、
A386ptbl。
Leijine_PortableAmp_005.jpg
贅沢なパーツを使用した上で、予算7~8000円程度で製作可能です。
(工具は別途用意する必要がありますが…)

特に細かい部品がないので、製作難易度は低いと言えます。
Leijine_PortableAmp_006.jpg

小一時間で組み上がったのですが、
想像以上にポップノイズが激しいので
電解コンデンサ容量の見直しを図っています。
Leijine_PortableAmp_007.jpg

ひと通りのテストを終え、問題無い事を確認した上で
ケースと基板裏にビニールテープを貼り、
電池収納部に基板抑えスポンジを貼り…
Leijine_PortableAmp_011.jpg

サクッと完成!
Leijine_PortableAmp_012.jpg
今まで作ってきたポータブルアンプの中で
一番簡単に作れたかも。
(ケース加工しなくて良いというのは大きい)


僕が採用したパーツをいくつか紹介。

メイン部分の抵抗は、オーディオ用の金属皮膜抵抗、
PR9372を使用してみました。
Leijine_PortableAmp_008.jpg
(ドギツイ赤色の抵抗は正直、悪趣味と感じる…)
また、ポップノイズ低減用の標準コンデンサ10μFを
100μFに増量し、若干のノイズ低減を図っています。

フィルムコンデンサは最近お気に入りの
Arcotronics/KEMET R82と、
パナソニックのECQ-PとECQ-Vを使いました。


出力用デカップリングに使用する電解コンデンサは、
パナソニックのAMXを使用。
Leijine_PortableAmp_009.jpg

電源用のデカップリングコンデンサは、
毎度おなじみ小型、低ESR、オーディオ用、と使い勝手の良い
ニチコンKWを採用。
Leijine_PortableAmp_010.jpg





次に、
高精度ポータブルヘッドフォンアンプ基板の
47Aptblを製作しました。
Leijine_PortableAmp_013.jpg
こちらも7~8000円程度で作れます。
(高級なオペアンプを使用した場合はもっと高くなりますが)

47Aptblは設定の自由度が高いのが特徴の一つで、
製作者が使いたい部品を用いた音作りがしやすくなっている…ということらしい。

Leijine_PortableAmp_014.jpg

Leijineのポータブルアンプ基板三種に共通している仕様とおもいますが、
ボリュームの赤丸部分の出っ張りをヤスリで削ってやらないと
ケースと干渉して綺麗に収まってくれません。
(半田付け直前まで削り忘れていた)
Leijine_PortableAmp_015.jpg

また、ボリュームとヘッドホンジャックの半田付けを行う際、
このように前面パネルをはめ込んだ状態で半田付けしてやると、
ずれることなくパネルの穴に収めることができるそうです。
Leijine_PortableAmp_016.jpg
(過去に製作したMRAが綺麗に穴に収まらなかったのは、これをやらなかったせいだったようです)

こちらもサクッと組みあがりました。
動作テストも良好。
Leijine_PortableAmp_017.jpg


こちらも採用パーツをご紹介。

メイン部分の抵抗は、
あえてXiconのカーボンコンポジション抵抗を採用。
オーディオに使用する抵抗は金属皮膜抵抗に限る!
という変な刷り込みが僕の中にあったため、
これを脱却したい。
Leijine_PortableAmp_018.jpg
テスターで誤差を計ってみたら結構抵抗値がずれてて、ちょっと不安がありましたが
聴覚的に全く問題はありませんでした。(そりゃあ…)

二箇所、バスブースト設定用の抵抗値を低音強めに設定した結果、
想像を遥かに超えるズンズンドコドコな音質になってしまったので、
手元にあった金属皮膜抵抗、REYで抵抗値の調整を図っています。

また、オペアンプは
ボルテージフォロアにMUSES 8820、
音声増幅部にAD8066ARZを採用してみました。

※47Aptblにバスブースト設定を追加した場合、
音声増幅用のオペアンプはJ-FET入力のオペアンプしか使用できないという仕様のため、
色々なオペアンプローリングを楽しみたいという人は
バスブースト設定をしないほうが良さそうです。


他にJ-FET入力で低電圧に対応するオーディオ用オペアンプとなると、
OPA2134、MUSES8920あたりが気軽に揃えられる所かと思います。

フィルムコンデンサはWIMAのMKP2、KEMET MMKなどを採用。
Leijine_PortableAmp_019.jpg

電源デカップリング用電解コンデンサは
こちらもニチコンKWを採用。
ポータブルアンプ用のコンデンサは全部これでいいような気もする。
Leijine_PortableAmp_020.jpg


ファーストインプレの記事はこちら

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