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2014.02.24

AMB Lab σ11(2台目)製作レポート

AMB Labのヘッドホンアンプ、M3と組み合わせるために使う安定化直流電源ユニット、
σ11(2台目)を組み上げました。
amb_sigma11_2_000.jpg
年末年始に作業しようと準備を進めていたものの、運送会社の正月休みによる影響を失念しており、
部品が揃わず後ろ倒しとなりました。
amb_sigma11_2_010.jpg
以下、製作レポートとなります。



2台目製作にあたっては、以下のようなテーマで作業を進めました。
・出力電圧を更にパワーアップ
・LEDの色をM3と統一する
・前回よりもきれいに作る


ケース加工は平日の夜に少しずつ進めておいたので、あとは楽しい半田付けのみ。
amb_sigma11_2_001.jpg
余裕をもって前回より1サイズ大きめのケースを用意しました。

σ11の実装基板が完成した所。
amb_sigma11_2_002.jpg
amb_sigma11_2_003.jpg
前回との違いは、抵抗にタクマンREYを使用、
電解コンデンサにニチコンKZを使用、
電流レギュレーターダイオードに1N5306を使用するなど、
過剰にならない程度の高級パーツを使用しています。
amb_sigma11_2_004.jpg

各種配線が完了した所。
amb_sigma11_2_006.jpg
圧着工具やヒートガンのおかげで、そこそこ見栄え良くできて嬉しい。

たいして発熱しない電源ユニットですが、念には念を入れてケース底面に放熱用の穴を開けておきました。
amb_sigma11_2_008.jpg
トロイダルトランスは前回同様共立電子エレショップ通販で注文したもので、
15v1A×2の二次出力を持つHDB-30を使いました。
amb_sigma11_2_007.jpg
日本の電圧100v入力に対応している手頃な価格のトロイダルトランスは共立電子エレショップ以外では手に入らないようなので、
とてもありがたいです。(ラインナップをもう少し増やしてくれたら嬉しい…)

各種チェックで問題なく使用できることを確認し、ケーシングして完成!
amb_sigma11_2_009.jpg
毎日気軽に使いたい機器なので、LEDの光がギラギラと目に刺さらないよう、輝度を抑えています。

当機の出力電圧は30V設定とし、1台目の27Vより更にパワーアップしています。
amb_sigma11_2_011.jpg

ヘッドホンアンプのM3と重ねたところ。
amb_sigma11_2_012.jpg
LEDの色も合わせる事ができて満足。
amb_sigma11_2_013.jpg


ニ台目のσ11で駆動するM3の音は、今までよりもさらに腰の座った深みが感じられ、とても好ましく思えます。
電圧アップだけではなく、部品の変更による効果もあるのかもしれません。
ヘッドホンアンプ兼プリアンプとして、愛用中です。

昨年購入したGraham SleeのSolo Ultra Linearも
当機のような「外部電源ユニット+アンプ本体」のセパレート構成で、音質を妥協せずに省スペース化を実現する合理的な方法だと思います。

このような構成であれば狭い僕の部屋でも無理せずに置けるので、
これらをヒントに今後の電子工作に活かしてみたい所。
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Posted at 23:41 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2014.02.13

Fostex T50RPを買いました

FOSTEXのダンプド・セミオープンRPダイナミック型ヘッドホン、
T50RPの中古品を手に入れました。

ヘッドホンの中古品はちょっと抵抗があるほうなのですが、
実売価格相場よりだいぶ安く、そこそこ状態のよい中古品が売られていたので興味を引かれ、思わず注文。

海外では主に改造母体として非常に人気のあるヘッドホンで、
MrSpeakersのMad Dogをはじめとした改造品を販売しているお店を複数見つけることができます。
t50rp_002.jpg
国内ではあまり注目されない当機ですが、通常のダイナミック型とは違う
「全面駆動型」のヘッドホンということで、かねてから聴いてみたいヘッドホンでした。


使用感に関しては、
・側圧ゆるめで少しずれやすい
・見た目より重く、ヘッドパッドが無いので頭頂部がじわじわ痛くなってくる
・着脱式のケーブルを採用していて安心して使える
・パッドはやわらかく心地よい
良くも無いけど悪くもない…といった印象の使い心地で、この側圧の弱さでモニター向けなのか?という印象もあります。


音質に関しては先人のレビュアーさん達の評価通りの印象で、
・刺激を排除した温かみのある地味な音傾向
・分解能はいまいち
・薄い膜を隔てて聴いているような、少しこもった独特の響きがある
・通常のダイナミック型ヘッドホンと比較し、音場表現に違いを感じる

という印象。

音場が広いと言われている全面駆動型ヘッドホンですが、
普段僕が聴いているテクノやエレクトロニカ等の打ち込み音源を聴く限りではその恩恵も無く、
ただただ性能の低さのみが目立ちます。

ではどんな曲と相性が良いかというと、ちょっと意外(?)なことに
僕が就寝時に流し聴きしている自然音の環境音楽など、いわゆる「バイノーラル録音」の音源を聴くときに大きな恩恵を実感することができました。
特に高さや奥行きの表現に強みがあり、他のダイナミック型ヘッドホンと比較すると差があることが実感できます。

これらの印象から、当機T50RPのような全面駆動型のヘッドホンは
空間表現を意識して録音された音源を再生するときにこそ真価を発揮できる…そんな風に理解しました。

また、当機の高すぎない分解能と聴き疲れの無いやさしい音調は、リラックスして音楽を楽しめるというメリットもあって、音楽鑑賞以外(ゲームや動画鑑賞など)にも向いていそうな汎用性を感じられます。

T50RPは僕が想像していたよりも面白い個性があるヘッドホンで、なかなか気に入りました。
改造にもちょっと興味わいてきたかも…。

2014.02.05

Headstageのポータブルアンプ Lyrix Pro Totalの中古品を衝動買い

海外のガレージオーディオメーカー、Headstageの少し古いポータブルヘッドホンアンプ、
Lyrix Pro Totalの中古品を手に入れました。
eイヤホンで6000円ほどで売られていて、以前からとても聴いてみたかった機種だったので衝動買い。

過去の情報を調べてみると、
2006~2008年頃に一部の国内オーディオマニア達で盛り上がっていたポータブルヘッドホンアンプブームの中
RSAやHeadamp、Meier Audioなどと共に人気があったメーカーの一つで、
特にコストパフォーマンスが高いミント缶ヘッドホンアンプを販売していた事で有名だったそうです。

現在ではArrowという超薄型のアンプのみを製作・販売しています。
あくまで個人が少数ずつ製作している体制らしく、到着まで相当待たされるとか何とか。(一年間以上待たされたといった書き込みを見かけた事もありますが、今では最新バージョンのリリースに向け準備中のようです)

当機Lyrix Pro Totalは2007年頃に販売されていた「Lyrix」シリーズの最終モデルで、
USB-DAC機能付きの「Lyrix Pro USB Total」からDAC機能を省いた仕様。
lyrix_pro_total_001.jpg
無骨な外観が僕好みです。

当機はそれなりに酷使されていたらしく、
全体的に小傷や汚れが多く、DCジャックの中に埃が沢山詰まっていたり、お世辞にも美品と言えるものではありません。
(お掃除しましたが、まだ薄汚れてます)

ポータブルアンプとしては中型のサイズとなりますが機能が豊富で、
バスブーストスイッチ、ゲイン切り替え、クロスフィード機能に加えて
ACアダプタ接続によるバッテリー充電機構まで備えています。(監視機能付き)
lyrix_pro_total_002.jpg
このクロスフィードスイッチの回路がMeier Audioのコピーということで揉めたことがあるらしい。

ボディはHammondのプラスチックケースで出来ていて、フロントパネルのみアルミ製。
ケースのコストを抑えることで低価格を実現しているようですが、それを含めても定価149ドルという安さには驚きます。

サイズ比較。左から二番目がLyrix Pro Total。
Corda 2MOVEとほぼ同じサイズですが、プラスチックケースで出来ているので軽い。
(ただし、プラスチックケースのアンプはスマートフォンなどから発生するノイズを盛大に拾ってしまう弱点が…)
lyrix_pro_total_003.jpg

当機は9Vのニッケル水素充電池一本で動作する仕様で、
バッテリーの劣化などを心配する必要がないなど、色々なメリットがあります。
lyrix_pro_total_004.jpg

14-18vの安定化DC出力を持つACアダプタで電池の充電が出来、
充電中は緑色のLEDが点灯し、充電が終わると消灯されDC出力が切り離される仕組みのようです。(便利)
lyrix_pro_total_009.jpg
ニッケル水素電池以外で駆動する事も考慮してあり、
基板に実装されたスイッチで充電機能をオフにすることもできます。

中身を拝見。
lyrix_pro_total_005.jpg
電源部コンデンサのニチコンFine Gold(16V 1000μF)が目を引きます。
オペアンプはソケット式となっており、増幅部にAD8397、GND用にLM6172が使われていて本格的です。
lyrix_pro_total_007.jpg
右半分はDAC用の回路ですが、当機には省かれています。

充電監視用のICと思われるものや、
隠れていて見えない場所にクロスフェード、バスブースト用の回路などが実装されているようです。
lyrix_pro_total_008.jpg

実際に外に持ち出して聴いてみました。
iPod nanoからのラインアウトからの2段重ねで組み合わせ、
IE8、10PROなどの高能率なイヤホンで聴いています。
lyrix_pro_total_010.jpg
(同じくディスコンのHosa HDS-701と合わせてオールドスタイル)

まず、「骨太」「低音重視のドンシャリ」という第一印象を持ちました。
繊細さよりも楽しさや迫力を重視したタイプで、雑音の多い外で聴くには丁度良い、好ましい個性のあるヘッドホンアンプだと感じます。

聴感上、性能から音の傾向まで、CORDA 2MOVEにかなり良く似ています。
使われているICは違うし、回路も同一ではないと思うのですが不思議です。


2MOVEと比較するとローゲイン、バスブースト機能オフの状態で「ゲインが高い」「精密さが少し劣る」「ノイズが少しだけ多い」「より低音寄り」「ギャングエラーがあり音量調整が難しい」という印象があり、
充電出来る点、本体が軽い点は良いけどアンプとしての使い勝手はいまいち。
これ以上低音とゲインが増えたらまともに音楽を楽しめるようなレベルではなくなるのではないか、と思いました。

また、Meier Audioのアンプ同様、当機もクロスフィードスイッチの効果の実感はほぼ無く、意味のない機能だと感じました。

公式ページ等で写真を確認する限り
「Lyrix」というアンプは据え置き向けのヘッドホンを外で聴くという用途を想定し設計されていると思われ、元々DAP直挿しでも音量が取れるように作られている高能率のイヤホンを接続する事を想定していないのかもしれません。

しかし、細かい不満点を差し置いてもこれほどの機能と音を持ち「定価150ドル」というのは
あまりにも安く、とてもコストパフォーマンスが高い製品だと感じました。

当機Lyrix Pro Totalは
外で音楽を聴くときイヤホンしか使わない僕にとっては若干ピーキーすぎる仕様で
決してメインで使えるアンプではない…というのが正直な所ですが、
僕がヘッドホンアンプというものに興味を持った最初期から気になっていたアンプを手に入れる事ができたのがとても嬉しいです。

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