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2014.06.15

電子工作を彩る ちょっとレア(?)な部品紹介

僕が秋葉原や通販で購入した電子部品のうち、
取り扱いが少ないけれどニッチな需要がありそうで、
自分なりのオリジナリティを演出するのに役立ちそうな部品を紹介します。


1:リードタイプの1.8mm LED
140601_007.jpg
上記は、マルツパーツで販売されている「キングブライト L-2060」というシリーズのLEDです。
140601_008.jpg
リードタイプではちょっと珍しい1.8mm経のLEDなので、一般的な3mmや5mmタイプと比較し
小型アンプの製作時や、3mmタイプのLEDよりも控えめにしたい時に便利に使えそうです。
140601_009.jpg
140601_010.jpg
このLEDは、HA10miniに採用しました。
ha10mini_012.jpg
既成品では、RSAのポータブルヘッドホンアンプのトマホークに
この1.8mmタイプのLEDが採用されています。
RSA_Tomahawk_003.jpg


2:スタンレーの円筒形拡散LED 3889Sと5385Xシリーズ
140601_011.jpg
FET差動ヘッドホンアンプやミニワッターで有名な「情熱の真空管」ぺるけさんが愛用している
スタンレーの円筒形LEDで、3mmタイプが「3889S」、5mmタイプが「5385X」です。

これらは秋葉原の「東京ラジオデパート」瀬田無線で取り扱っていたのですが、
1Fの店舗が閉店してしまった現在、2Fで3889Sのみ取り扱っています。
(5385XはRSの通販で注文することが可能なようです。まとめ買い前提ですが…)
140601_012.jpg
部品屋さんでよく見かける透明樹脂で成型された高輝度LEDをオーディオアンプに組み込むと
太陽のようにカーッと光って、目がチカチカすることがありますが、
このようなスモークタイプの低輝度拡散LEDは光がやわらかく、目に優しく上品です。

フラットヘッドの円筒形なので、うまく組み込めばケースパネルに凹凸無く収まります。
140601_013.jpg
このLEDは、AMB LABのM3に採用しました。
amb_m3_2_017.jpg


3:スイッチクラフトの基板用DCジャック

Switchcraft からリリースされている基板用DCジャックで、
僕が購入したのは2.1mmタイプの「RAPC722X」です。
このシリーズは、MouserやDigi-keyなどで注文することができます。

機能的には普通のDCジャックと変わりないのですが、
角ばったデザインと「SWC」の刻印が格好良く、なかなか見栄えが良いです。
140601_002.jpg
DCプラグの食い込みが若干緩めなのが弱点。
HyCAA_006.jpg

既成品では、Graham Sleeのヘッドホンアンプに採用されています。
solo_ul_de_005.jpg


4:2.5mmリードタイプのフィルムコンデンサ WIMA MKS2
140601_003.jpg
よくあるBOXタイプの積層フィルムコンデンサのほとんどは5mm間隔対応品ですが、
ギャレットオーディオに2.5mm対応のWIMA MKS2が売られていました。
140601_004.jpg
(5mmタイプと2.5mmタイプの比較 どちらもWIMA MKS2 0.1uF)

5mmタイプのコンデンサのリード線を曲げて、強引に2.5mmピッチの穴に差し込むことも不可能ではありませんが
自然に無理なく実装できたほうが綺麗でスマートです。
積層セラミック・コンデンサの代替でフィルムコンデンサを使いたい場合や、ユニバーサル基板で組むときのスペース節約などに役立ちそうです。


5:パナソニックのオーディオ用電解コンデンサ AM-Xシリーズ
140601_005.jpg
何故か国内では注目度が低いパナソニックのオーディオ用電解コンデンサ、AM-Xです。
一般品の電解コンデンサ「M」シリーズの音質向上品としてリリースされ、
歪感の少ない透明感のあるサウンド「AM」、
暖かみを持つサウンドの「AM-X」という二種類のオーディオ用電解コンデンサがリリースされていたようですが、
現在では何故か「AM-X」タイプしか市場に出回っていないようです。

品揃えは限られますが、国内通販ではGINZA DROPSで注文することが出来ます。
容量や耐圧が違うものはレオコムで取り扱っており、送料が高くつきますが注文することが可能です。

外装は綺麗なメタリックブルー&シルバーで、
他のオーディオ用電解コンデンサとの見た目の違いもはっきりしています。
140601_006.jpg
ニチコンFW、KWシリーズと同等の小型タイプで実装が容易なので、使いやすいという利点もあります。

出音を決める決定的要素にはならないかもしれませんが、実装基板に格好いいコンデンサが並んでいると気分もいいもので、
プラシーボ的な意味も含め中身の見た目にちょっとこだわってみるというのも良いかと思います。

※ウォームな音が好きな僕はこの「温かみのある音が特徴」というAM-Xに注目し、
アンプキット制作時に多用していましたが、
最近では「電解コンデンサの種類の違いは決定的な音の差にはならない」と感じて
あまり銘柄にこだわらなくなってきました。


以上、これらの部品はレアというほどではありませんが、
どなたかがアンプキット製作や、電子工作に興味を持つきっかけになってくれたら嬉しいなあ、という気持ちで紹介しました。
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Posted at 20:06 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
2014.06.11

三石トランジスタ・ディスクリートヘッドホンアンプを製作しました

ブログ「ヘッドホンアンプ備忘録」のJJさんが設計した
12vのACアダプタで動作する「3石・単電源の簡単お手軽ディスクリートなヘッドホンアンプ」を製作しました。


詳細については下記公式ページよりご確認ください。
-----------------------------------------
■ヘッドホンアンプ備忘録
3石・単電源の簡単お手軽ディスクリートなヘッドホンアンプ(でも高音質)
http://settembre21x.blogspot.jp/2013/11/3.html

-----------------------------------------
JJさんの作例は非常にわかりやすく、丁寧な実装配線図が掲載されており、
かねてから興味をそそられていました。

ユニバーサル基板を使った電子工作はほとんど経験がなく、苦手意識もあるのですが
勇気を出して、失敗のリスクも覚悟して、当機製作にチャレンジしてみることにしました。

以下、製作レポートになります。


1日目。
秋葉原に行き、必要な部品やケースなどを買い集めました。
あくまでローコストで遊ぶ事が第一目標なので
手持ちの部品で流用できるものは活用することにして、
合計で3000円以内の出費に抑えることができました。

2日目。
このアンプに使用する三石のトランジスタ「2SC1815」「2SC2120」「2SA950」の選別を行い、
できるだけhFE値が近いペアを取ります。
(僕が買ったものは、すべてYグレードです。)
3tr_001.jpg
秋月電子で売っている1000円テスターでバイポーラトランジスタが選別できるというのを最近まで知りませんでした。
便利すぎる!
3tr_002.jpg
この後、ケースの加工を行いました。(写真なし)

3日目。
時間をかけてじっくり基板に部品を実装。
3tr_003.jpg
電解コンデンサはすべて低ESR品です。
3tr_005.jpg
出費を抑えるために
一番安く売っているフィルムコンデンサを買ったり、
タンタルコンデンサを導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサに変更したりしてます。
3tr_006.jpg
また、公式のマニュアルにしたがいトランジスタとダイオードをエポキシ接着剤でくっつけています(熱結合)。

基板裏。
なんだか薄汚くなってしまった…。
3tr_007.jpg
部品のリード線を伸ばして実装すればほとんど追加配線いらないじゃん!という考えで進めていったのですが
手間が省ける反面「やり直しが非常に難しくなる」という致命的なリスクもあることを理解しました。
(次はちゃんとメッキ線を使ってみようかな)

そして、こんな見た目でもちゃんと音が出る事に感動しました。電気の力すごい。

音出しも問題無かったので、ケースに入れました。
3tr_008.jpg
ケースはテイシンのTC-11を使いました。
HA10miniのケーシングにも使用しているシリーズですが、
表面のざらざらしたマット調の加工が格好良く、
1000円以内の安いケースの中では断トツで見栄えが良い(と思う)ので気に入りました。
3tr_009.jpg
情熱の真空管・ぺるけさんの「トランジスタ式ミニワッター」の作例を参考に、
ラグ板を追加してLEDを光らせるために3.3kΩの抵抗を入れています。
3tr_010.jpg
ボリュームは手持ち部品のRK27を使用しました。
3tr_011.jpg
元々はマルツで買ったLinkmanの廉価二連ボリュームを使う予定でしたが、
抵抗値の誤差を測定してみたら予想以上に残念な結果で、実用に問題がありそうな事がわかりました。
ギャングエラーの有無は使い勝手に大きな影響を及ぼすので、ボリュームはできるだけケチらないほうが良さそう…。

上蓋を閉めて、完成。
3tr_012.jpg
まさかこんなにすんなり製作に成功するとは…と自分でびっくり。
3tr_013.jpg
3tr_014.jpg
アースを落とす場所はRCA入力ジャックの接地のみ一点で済ませる予定でしたが、
思いの外大きなハムノイズが出たので基板のアース母線から配線を追加し、ケースに落として2点アースとしています。
(接地についての正しい理解を深めていかねば…)

1年半ほどで、やっと100gの半田リールを使い切ることができました。
3tr_015.jpg
ありがとう、KR-19RMA!



当機「三石ディスクリートヘッドホンアンプ」の使い勝手について。
ホワイトノイズは皆無ですが、
僕のアースの落とし方や、基板の回路実装に問題があったためか
低インピーダンスのイヤホンで聴いてみるとわずかにハムノイズが乗ります。
ヘッドホンでは聴こえない程度なのでそこそこ静かなほうと言えますが、
正しい実装でさらに改善できる余地がありそう。

ヘッドホン接続したままの電源投入時に少しポップノイズがあり、
電源投入後にヘッドホンジャックを差し込む時「パリパリ」というショックノイズが聞こえますが、
どちらも気になるレベルではありません。(僕の感覚では)

カップリングコンデンサが入っているおかげか
実用時のオフセットは左右ともに1mv以下で、安全に使えることを確認しています。


当機「三石ディスクリートヘッドホンアンプ」の音について。
正直あんまり期待していなかったのですが、音出し直後からぶったまげました。

オペアンプを使わないディスクリートヘッドホンアンプの共通事項なのかわかりませんが、
ぺるけさんのFET差動ヘッドホンアンプ、HA10miniにも感じるような
アナログっぽいあたたかみのある音傾向で、こんな小さな実装基板からこんな本格的な音が出るとは…という衝撃。
厳しい目で僕の手持ちの他の据え置きHPAと比較すると音場表現に若干の弱みを感じますが、
これでいいぢゃんと思わせるくらいに良い」というのも十分に納得できます。

アンプ回路は物量や部品のグレードよりも設計が重要なんだな…という事を改めて実感しました。


第三者からみたらかなり頼りなく、
危なげに見えるかもしれないユニバーサル基板で組み上げた素人工作のアンプですが
実際に体験してみると、キット基板の半田付けだけでは味わえなかった強い達成感と充実感があり、
とても楽しく感じられました。
今回の成功を踏み台にして、手を広げていきたい。
(測定機器など持っていない素人なので、あくまで安全性と安定性が配慮されていて、再現性の高い作例に限りますが)

最後に、このような楽しいプロジェクトをWEBで公開して下さった、
回路設計者のJJさんに改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました!


Posted at 00:09 | DIY関連 | COM(2) | TB(0) |
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