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2014.08.31

見た目も大事

ヘッドホンアンプ兼プリアンプとして愛用している
AMB labのM3。
amb_m3_2_016.jpg
当機に使用しているケース、ハモンドの1455シリーズには
色違いのパネルなどのオプションアクセサリーが売られているので、
ちょっと雰囲気を変えてみようと思い、
半透明の赤色プラスチック枠を買って組み込んでみました。
amb_m3_2_024.jpg
マットブラックのケースと合わせてダークブラウンのような渋い差し色が加わり、少し高級感が出たような気がする。
写真だとかなり赤っぽく写っちゃいましたが。


先日製作したUSB-DAC、GrubDAC。
S_Gdac_018.jpg
スピーカー環境メインで一週間ほど使い続けた後、HEGEL HD10に戻してみた所、
あまりの音質差にぶっ飛び。

一聴しただけで感じる圧倒的な立体感、生々しさに嬉しい驚き。

GrubDACの音は決して悪い印象ではないのですが、
シンプルで合理性を追求したプレーンな音と、
プロのオーディオメーカーが作り上げた音の差というものを体感することができた気がします。
定期的に耳リセットすれば、何度でも感動を味わえるかも…。

改めて良いDACであることを実感したHD10ですが、
相変わらず前面パネルのLEDが明るすぎて目に刺さる…。
hd10_003.jpg
このまま不満を持ったまま使うよりは…と、
思い切ってLEDの明るさを調整している抵抗の交換を決意。
hd10_020.jpg
LED自体は低輝度の製品のようですが…。

ここのR11の抵抗でLEDの明るさを調整しているようです。
hd10_021.jpg
デフォルトの抵抗値は1KΩ。こりゃ明るいわけだなあ…という第一印象。
hd10_022.jpg
先日のDIYで余らせていた2012サイズのチップ抵抗を漁って、1kΩから、10kΩに付け替えました。
hd10_023.jpg
この上品な光を見てくれ!
hd10_024.jpg
こういうのでいいんだよこういうので。
もっと早くやっておけばよかった…と後悔するくらいに満足。
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Posted at 22:01 | 雑記 | COM(0) | TB(0) |
2014.08.27

中華アンプの恐怖

Beezar.comで個人輸入したヘッドホンアンプ基板、
Millett Hybrid MiniMAXの特徴は、
何と言っても真空管を使ったヘッドホンアンプであるという点。

とはいえ高圧で駆動する純粋な真空管アンプではなく、
24VAC出力のアダプタで駆動し、真空管の増幅部とトランジスタのバッファ部の組み合わせで構成された
ハイブリッド式のアンプです。

電源にはACアダプタを採用し、12Vの電圧で使える「ラジオ球」を採用することで、
事故リスクを最低限に抑え、安全なDIYができるよう配慮されている点に好感がもてますし、
僕の購入動機にもなりました。

事件は、このアンプに使用するためのアダプタを探している時に起こりました。


MiniMAXの駆動に必要な電源は「24VのAC出力」。
24VAC出力のアダプタは国内ではあまり流通が無いのですが、
手持ちに丁度条件に合うアダプタがありました。

数年前に話題になった、Graham Slee SOLOのクローンアンプといわれるSMSL SAP-100。
http://www.sp01.jp/49_318.html
sap100_adapter_000.jpg
当機に使われているアダプタが「24V AC出力 1A」という仕様で、
僕が必要としている条件に完全一致。

やった!制作費が少し浮いたぜ!と喜びつつテスターでチェックすると、
出力電圧が22Vの値を示しました。
sap100_adapter_001.jpg
無負荷状態ならもっと電圧が高くなるはずなので、28Vくらい出ていないとおかしい。

アダプタの電圧表記部には検品シール?のようなものが貼られていました。
sap100_adapter_002.jpg
これを剥がすと保証が無くなるのだと思いますが
そんなものはとっくに切れているので、思い切って剥がしてみたところ…。
sap100_adapter_003.jpg
ヒッ…
電圧表記部が切り抜かれてる…!!

sap100_adapter_004.jpg
※この時、少し冷や汗が出ました。

切り取られずに残っている部分で判断すると、
トランス式のアダプタの入力電圧は、国外ではほとんど
120V 60Hz
230V 50Hz

の二択のようなので、
50Hzの周波数を示しているこのアダプタは、
230V用のアダプタであると見てまず間違いと思われます。


電圧の足りないアダプタを使うことで事故や火災の原因になるのではないか?と心配しましたが、
定格が出ないだけで、事故の心配はないらしく、少し安心。
sap100_adapter_005.jpg
中身は結構しっかり絶縁処理されていた。

ここで僕が恐怖を感じたのは、メーカーが意図的に隠蔽工作をしていたという事実。

このような適当な商売をしている中華メーカーは信用できませんし、
何の疑問も抱かずありがたがって使っていた自分の愚かさも許しがたい…。

中華系の通販サイトを検索すると偽物の疑いが濃厚なトランジスタが沢山売られてたりもするし、
こうなると、アンプ本体もどこまでが本当なのか、どこまでが嘘なのか疑わしくなってきます。

「安いには訳がある」といいますが、「安価で怪しい中華アンプに手を出してはいけない」というのを強く実感した出来事でした。
当機入手当時、ハイテンションでレビュー記事を書いて風評を振りまいてしまった者の一人として、
怪しい中華アンプ、ダメ、絶対!と反省を含めた意見を述べさせていただきます。



その後、パトスの24VAC出力アダプタを買いました。
(近くにあったツナ缶を置いてサイズ比較)
patos003.jpg
「DCプラグはついてないから、自分で都合のいいのを付けて使ってね!」というタイプのアダプタは初めて。
電圧もばっちり定格通りであることを確認できたので、
DCジャックを付けてMinimax用の電源として使います。

Made in Chinaですが国内メーカーのアダプタで、PSEマークも付いてるから
さぞ安全に使えるのだろう、という期待で買いましたが、
100V入力部の銅線が異常に細かったり、
patos001.jpg
わりとワイルドな半田付けにびっくり。(見なければよかった)
\俺がPSEだ!!/
patos002.jpg
特に、100V入力部の銅線の細さが気になったのですが、
詳しい方に聞いてみた所、
定格の1.1Aで動作した時、100Vの入力部と24Vの出力部に流れる電流量は同じではない(100V側のほうが少ない)
とのことで、この定格なら許容範囲内のようです(いつもありがとうございます…)
勉強になった。




少し話はずれますが、
オーディオ関連のトラウマといえば、
昔、中古で買ったMusicaのヘッドホンアンプ、HPA-200の中身を拝見した時の事を思い出してしまった。
hpa200_01.jpg
この開放感!
hpa200_04.jpg
メーカー希望価格は13万円近くの製品とのことですが、
ボリュームは廉価のRK09のようですし、電源に力が入っているようにも見えません。
オペアンプは 新日本無線のNJM4559Dが使われていて、50円程度で売られているものです。

それでも、肝心の出音はとても良かった記憶があるので、設計に自信あっての結果なんだと思います。
特に、生産数の少ないガレージメーカー等が食べていくには利率を高めに設定しなければいけないのも理解できます。
(ユーザー目線で許容できる限度はありますが…)
海外メーカーにも値段に見合わない実装の製品は沢山ありますが、実装基板のサイズに合わせたケースに入っていたり
、内部写真を公開していたりするメーカーには好感が持てます。

Posted at 00:08 | 雑記 | COM(0) | TB(0) |
2014.08.18

DIYForumsのSkeletonDAC&GrubDAC製作ほか

お盆休みに2つのDACキット製作と、
既存のポータブルヘッドホンアンプの部品交換を行いました。


まず、僕が海外通販で購入したものを紹介。
海外のオーディオDIY系掲示板「DIYForums」で企画され、回路が公開されているアンプ、DAC類の基板などを取り扱っているBeezar.comで購入したものです。
minimax_001.jpg
左の青く大きな基板は、真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ基板 Millett Hybrid Minimax。専用ケースも販売されています。
右側はハモンドの小さなケースに収まる超コンパクトなDAC基板、
SkeletonDACとGrubDAC。

詳しくは公式にて。
■DIYForums : http://www.diyforums.org/
■Beezar.com : http://beezar.com/



これら製作にあたり、MOUSERで部品を大量購入。
minimax_000.jpg

購入したDAC基板実装の前に、かねてからやりたかった交換作業から。

まずは小型ディスクリートヘッドホンアンプ、HA10miniのデカップリングコンデンサを交換。
ha10mini_016.jpg
6.3V 1500μFから2.5V3900μFに容量大幅アップ。
ついでにEneloopproも買って、気兼ねなく充電して使えるようになりました。(人生初エネループ)

色々なポータブルヘッドホンアンプを使ってきましたが、
このHA10miniはサイズに対する音の期待値を想像以上に上回っており、とても気に入っています。


次は、過去に製作失敗し、ジャンク箱に入っていたAMBLAB mini3の修理を行いました。
ICなど主要部品類を交換することで見事に復活。
この失敗がずっと苦い思い出として残っていたので、わだかまっていた心のしこりがとれた気分。
amb_mini3_6_001.jpg
三台の仕様。
・上段左:ALO Audio Double Mini3風MODバージョン
・上段右:オペアンプをLMH6642とLMH6643に変更した extended runtime バージョン
・下段:積層セラミックコンデンサの使用を排除したプチMODバージョン

amb_mini3_4_004.jpg

思えば、僕が製作失敗したのは、以下のような手順で作業を進めたのが原因でした。
---------------------------------------------
1:9V電池を接続したまま、電池受けを半田付け(ケース収納時に電池が干渉しないための調整)
2:基板裏にはみ出たリード線などをカットするため、ニッパーを這わせる(ここでビビッと火花が出て、回路のショートが発生)
3:ショートした影響でIC(AD8397等)が破壊され、再起不能。
---------------------------------------------
1の時点では問題無いのですが、
その後、放電せぬまま作業を進めたのがIC破壊の原因となりました。
mini3の製作を考えている方は、僕と同じ思いをしないためにも、
1から2の間に必ず放電を行ってください。(電池を外し、電源スイッチを入れてしばし放置)


次に、いよいよメインイベントのDAC組み上げを行いました。
最難関のDACチップを先に半田付けし、
S_Gdac_001.jpg
その他部品を半田付けして、さっと基板実装完了!
S_Gdac_002.jpg
取っ付きづらそうなチップ部品ですが、比較的扱いやすい2012サイズと3216サイズの実装に限られるため
見た目ほどは難しくなく、小型かつ(比較的)安価で製作できるため
DACのFirst DIYや、チップ部品半田付けの練習に最適と言えます。
もっと早くこのDACの存在を知っていれば…という気持ち。


まずはSkeletonDACを組み上げました。
S_Gdac_003.jpg
S_Gdac_004.jpg
当機のコンセプトは「PCM2704の機能を低コスト、省スペースで活かす」といった印象で、
DACチップPCM2704に内臓された「D/A変換」「ヘッドホンアンプ」「デジタル出力」を取り出すために必要最低限の回路が組まれています。
これらの機能をユーザーが選択し、
・USB-DAC
・USB-DDC
・USBヘッドホンアンプ

いずれか、または複数選択の仕様の機器にカスタマイズすることができる…という仕様の柔軟性が魅力。

さらに特筆すべきはコストパフォーマンスの高さで、
基板単体が2ドル、その他部品、ケース込みで20ドル程度で揃ってしまう気軽さが魅力。
DIYForumsで企画された製品は、いずれも「安全で、コストに優れた電子工作」を意識し企画されているようで、
このコンセプトには強い共感を覚えます。

ちなみに、当機は秋月電子で販売しているDACキット「AKI-DAC」に回路構成がよく似ており、
グレードも同等と言えます。

2枚購入したうちの1枚目は、USBヘッドホンアンプ兼、USB-DDCの複合機として組み上げる事にしました。


ケースに収めた所。
当機は、Hammondの1551HTBUという小さなケースにぴったり入るように作られています。
(ただし、基板を固定する#2サイズのインチネジは付属していないので、別途ホームセンターなどで買い足す必要があります)
S_Gdac_010.jpg
この青色のケースは半透明のため、実装基板をケースに入れた状態でUSB端子の穴あけ位置決めが出来たり、
こんな細かい所でも電子工作ユーザーに配慮した仕様が考えられているのだなあ、と関心。
S_Gdac_011.jpg
S_Gdac_012.jpg
サイズ比較。
ミント菓子のケースよりも小さい!
S_Gdac_009.jpg

内部。
ステレオミニ端子と同軸出力端子、2つを同時に収めることに非常に苦労しました。
限界ギリギリ、無理やり詰め込む事に成功。
S_Gdac_013.jpg
欲張らず1つの機能に絞るか、またはケーブルを伸ばしてケースの外に端子を伸ばしたほうが良かったかも。

製作時に困ったのが、
基板からデジタル同軸出力端子に接続するための、75Ωの内部配線材を持っていなかった事。
考えた末、手持ちの太い同軸ケーブルの芯線だけを抜き出し、
熱収縮チューブで処理して強引に細い線材を作り上げという力技。
雑な仕上げになってしまいましたが、なんとか上手く行って良かった…。

ヘッドホンアンプとして使用する場合、
カップリングコンデンサの容量を47μF以上に増やす必要があるとの事ですが、
当機によく似たAKI-DACの解説ページを掲載している「情熱の真空管」ぺるけさんの記事を読んだ印象では、
47μFはヘッドホンアンプとしてはやや物足りないみたいです。
そこで僕は欲張って、ニチコンKAの220μFを無理やし横倒しにして実装。(思えばこれが原因でキツキツに)
S_Gdac_014.jpg

手軽に使えるUSBヘッドホンアンプ(同軸デジタル出力付)となった
当機Skeleton HeadphoneDAC。
S_Gdac_016.jpg
さすがに大型ヘッドホンの駆動は厳しいようですが、
イヤホンや、小型のポータブルヘッドホン程度なら十分鳴らせるそうです。
公式ではKOSSのKSC75が接続例に上がっていたので、早速組み合わせ。
久々にKSC75の音を聴きましたが、相変わらず価格に見合わないハイテンションで抜けの良い音に惚れ惚れ。
まだ全然聴きこんでいないのですが、こんな小さな機器で音楽が聴ける小気味よさはたまりません。

この「PCM2704/5で直接ヘッドホンを鳴らす」という当機Skeleton HeadphoneDACのコンセプトは、
昔、ヘッドホンリスナー界隈の一部で話題になった「DenDAC」と同じみたいです。


次にGrubDACを組み上げ。
S_Gdac_005.jpg
こちらは多機能でシンプルなSkeletonDACと比較し、
ライン出力専用の、純粋なUSB-DACとなります。
DACチップはPCM2706、WM8524などが使われており、実装部品も若干コストが上がり、
組み上げるために30ドル程度の制作費が必要となります。

公式に掲載されている測定結果などで確認する限り、
DACとしてはSkeletonDACよりも高性能で、上位機種という扱いとなります。
S_Gdac_006.jpg
USB-DACとして組み上げるにあたり、
USBケーブルとRCA出力端子を基板に直接配線してしまう「ケーブルDAC」というオプションが推奨されていて面白そうだったので、僕もチャレンジしてみました。

公式で推奨されているUSBケーブルのシリーズは、片側が直接基板に半田付け出来るように配線が末端処理されていて、とても便利。
S_Gdac_007.jpg
Grub CableDAC完成!
S_Gdac_017.jpg
あくまで気軽に低コストで組み上げたかったので、
ヨドバシカメラで売っていたビクターの500円RCAケーブルを切って、ライン出力側に組み込んでいます。
S_Gdac_018.jpg
改めて廉価なRCAケーブルを買ってみて見直したのが、価格に見合わぬ堅実な造り。
たかが500円のラインケーブルと侮る無かれ、線材は柔らかく取り回し抜群。内部はしっかりシールドされていて、芯線にはOFC線が使われており、RCA端子は金メッキされていて、ジャックへの食い込みも無理なく吸い付くように自然。
デザインさえ気にならなければ中途半端なものを使うより、廉価帯のほうが優れているのではないか、と目からウロコ。

PC→GrubDAC→AMB M3→ミニワッター→スピーカー、と接続して音楽を聴いてみましたが、
こんな小型コンパクトなDACでも驚くほどまともな音が出て、嬉しい驚き。
もう、これでいいんじゃないかな…なんて思ったりもして…。
S_Gdac_019.jpg
M3からヘッドホンのK702でじっくり聴いてみると、廉価帯DACにありがちな高音の神経質さ、デジタルっぽさが残っていて、さすがにハイエンドなオーディオ製品と比較できるものではありませんが、
ケーブルとDACが一体化した「CableDAC」という仕様はとてもスマートで魅力的です。
S_Gdac_020.jpg

SkeletonDAC、GrubDAC、グレードとしてはいずれもエントリー向けのUSB-DACと言えますが、
気軽に製作チャレンジできるコストの安さ、大げさにならず超小型のケースに収められる仕様など、
現存するDACキットの中でも、電子工作欲を掻き立てる魅力あふれる製品と言えます。
高価なDACを使用している方も、耳リセット用に是非!…なんて言ってみたり。

最後に、Beezar.comで購入した基板のうち本命の真空管ハイブリッドヘッドホンアンプである
「Millett hybrid Minimax」の製作は、
涼しくなってヘッドホンを常用できる季節になったら組み上げようかな、と思ってます。
(未制作のアンプ基板がまた増えてしまった)

Posted at 01:34 | DIY関連 | COM(0) | TB(0) |
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