2013.11.19

AMB Lab Mini3 2台目(Double mini3風Mod)を製作しました

AMB LabのDIYポータブルヘッドホンアンプ、mini3の二台目を製作しました。
amb_mini3_2_014.jpg


■一台目の製作レポートはこちら
【AMB Labs Mini3 Portabe Headphone Amplifier】製作レポート
http://mauhead00.blog.fc2.com/blog-entry-55.html


mini3の音と仕様はとても気に入っているのですが、
まだまだ電子工作に不慣れな時期の製作だったため、若干の作りの甘さが気になっていました。

そして、当機には深いトラウマがあり、計4台のチャレンジ中、3台壊してしまったという辛い事実があります。
(上記レポートに掲載されているものは、奇跡的に成功した1台です。)

今の自分が納得できる出来のmini3を使いたい!という気持ち、
不良在庫部品を供養してやりたいという気持ち、
そして過去の失敗を乗り越え、心に残っていたしこりを取り除きたいという気持ちで、
再度AMB LABに注文を行いました。



実作業は数時間程度の半田付けで、滞りなく終了。
過去の失敗経験があるので、緊張しました。
amb_mini3_2_001.jpg
(これで2勝3敗か…)

普通に作るよりはちょっと面白いことをしてみたかったので、
ALO AudioのDouble Mini3の内部写真を参考にして
基板実装に無理のない範囲でコンデンサ周りのModifyを行いました。

ノーマルverとの違いは、
・0.1μFの積層セラミックコンデンサを入れる4箇所に10μFの電解コンデンサを並列に追加
・100μFの低ESR電解コンデンサを180μFに増量
・470μFの低ESR電解コンデンサの容量を680μFに増量し、並列にフィルムコンデンサを追加
といった感じで、ノーマルverと比べコンデンサ総容量を約50%増量しています。

amb_mini3_2_002.jpg
抵抗はDaleのRN50を採用し、ゲイン設定は3倍。
電解コンデンサはパナソニックFC、SUNCON ME-WG、ELNA シルミックⅡを使用。
実装サイズや部品在庫の都合でバラバラな銘柄になりました。
amb_mini3_2_003.jpg
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裏面。
amb_mini3_2_005.jpg
シルミックⅡを実装した電解コンデンサの裏には温度係数X7Rの積層セラミックコンデンサ0.1μFを並列に、
SUNCON ME-WGの裏にはパナソニックのECPU 1μFを並列に入れています。


実は、これらの部品のほとんどが、他のアンプなどを製作した際に発生した不良在庫から再利用したもので、
うまい具合に活躍する機会が得られて良かった。

1台目と比較。
amb_mini3_2_006.jpg
amb_mini3_2_007.jpg

かなり迷いましたが、mini3用のフロント&リアパネルを一緒に注文してみました。
amb_mini3_2_008.jpg
これで40ドルか…(プリント剥がれの恐れがないレーザー刻印なので高価なのかな?)

mini3用パネルの使用にあたって、注意点があります。
amb_mini3_2_009.jpg
ハモンドのケースに付属しているネジを使うと、このように隙間ができてしまうため、
経が広い皿ネジがないと格好悪くなります。
自作PC系のお店で売っているインチネジや、ホームセンターで売っている3.5mm対応サイズのネジが代替になります。

というわけで、
AMB Lab mini3(ALO風Modバージョン)完成!
amb_mini3_2_010.jpg
今回はアイスブルーのLEDを採用してみましたが、想像以上に格好よくて気に入りました。
amb_mini3_2_011.jpg
mini3のパーツリストに記載されているLED用抵抗は5.6kΩという指定ですが、
これは低輝度の赤色LEDなどを使う場合の抵抗値なので、
僕が使ったアイスブルーLEDのような、数千mcdの高輝度LEDを使用する場合はもっと高い抵抗値にしないと明るすぎてヤバイです。
僕は20kΩの抵抗を入れましたが、もう少し暗くても良かったかなあ。
amb_mini3_2_012.jpg
充電中のLEDは暗めのオレンジ色にしました。
amb_mini3_2_013.jpg

当機の視聴中に気付いたのですが、
僕が使ったアルプスの可変抵抗器、RK097のギャングエラーが思いのほか酷く、
とても能率の高いイヤホンを使う場合、小音量でのリスニングに影響が出てしまう事がわかりました。

そこで、「汐凪技研」さんのこちらの記事と、「情熱の真空管」ぺるけさんの掲示板で話題が出ていた極小音量時ギャングエラー補正方法を参考にして、入力とGNDの間に抵抗を追加しました。
汐凪技研さんの記事によると、可変抵抗器の仕様の、0.5%程度の抵抗をはさむと良いとのこと。
mini3に実装されている可変抵抗器は10kΩなので、50Ωくらいの抵抗を挟むとちょうど良いようです。
そこで手持ちの抵抗を漁り、もっとも条件に近い75Ω抵抗を追加しました。
(トライ&エラーで他にも色々試しましたが、これが今のところ一番違和感のない印象)
amb_mini3_2_015.jpg
実感できる改善効果があり、
追加前よりギャングエラー位置が小音量の場所に追いやられて、
不安無く音楽が聴けるようになりました。

デメリットとして、抵抗を追加するとボリュームを絞った時でもかすかに音が聴こえてしまうという点がありますが、
幸いにして当機mini3に使われているRK097はスイッチ付きのボリュームなので、聴感的な違和感は少ないです。
これは他の市販品でも応用出来そうなので、良いことを知った感じ。

汐凪技研さん、ぺるけさん、ありがとうございます…。

二代目mini3(ALO風Mod)のファーストインプレッションとしては、
ノーマル版と比較し、さらにキャラクターが濃く、分厚い音となったようです。
低音も高音もしっかり主張してくるので改悪というイメージはなく、とても楽しく音楽を聴ける印象。
amb_mini3_2_016.jpg
やはりデカップリングコンデンサの増量は低音に効いてくるんだなあ…という実感。

それにしても、自分で組み上げたアンプから音が出た時の感動は
何台製作しようとも色褪せることが無く、とても嬉しいもので、
電子工作って面白いな!と素直に思います。


聴きこんでみたら感想書いてみたいと思います。
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