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2014.02.05

Headstageのポータブルアンプ Lyrix Pro Totalの中古品を衝動買い

海外のガレージオーディオメーカー、Headstageの少し古いポータブルヘッドホンアンプ、
Lyrix Pro Totalの中古品を手に入れました。
eイヤホンで6000円ほどで売られていて、以前からとても聴いてみたかった機種だったので衝動買い。

過去の情報を調べてみると、
2006~2008年頃に一部の国内オーディオマニア達で盛り上がっていたポータブルヘッドホンアンプブームの中
RSAやHeadamp、Meier Audioなどと共に人気があったメーカーの一つで、
特にコストパフォーマンスが高いミント缶ヘッドホンアンプを販売していた事で有名だったそうです。

現在ではArrowという超薄型のアンプのみを製作・販売しています。
あくまで個人が少数ずつ製作している体制らしく、到着まで相当待たされるとか何とか。(一年間以上待たされたといった書き込みを見かけた事もありますが、今では最新バージョンのリリースに向け準備中のようです)

当機Lyrix Pro Totalは2007年頃に販売されていた「Lyrix」シリーズの最終モデルで、
USB-DAC機能付きの「Lyrix Pro USB Total」からDAC機能を省いた仕様。
lyrix_pro_total_001.jpg
無骨な外観が僕好みです。

当機はそれなりに酷使されていたらしく、
全体的に小傷や汚れが多く、DCジャックの中に埃が沢山詰まっていたり、お世辞にも美品と言えるものではありません。
(お掃除しましたが、まだ薄汚れてます)

ポータブルアンプとしては中型のサイズとなりますが機能が豊富で、
バスブーストスイッチ、ゲイン切り替え、クロスフィード機能に加えて
ACアダプタ接続によるバッテリー充電機構まで備えています。(監視機能付き)
lyrix_pro_total_002.jpg
このクロスフィードスイッチの回路がMeier Audioのコピーということで揉めたことがあるらしい。

ボディはHammondのプラスチックケースで出来ていて、フロントパネルのみアルミ製。
ケースのコストを抑えることで低価格を実現しているようですが、それを含めても定価149ドルという安さには驚きます。

サイズ比較。左から二番目がLyrix Pro Total。
Corda 2MOVEとほぼ同じサイズですが、プラスチックケースで出来ているので軽い。
(ただし、プラスチックケースのアンプはスマートフォンなどから発生するノイズを盛大に拾ってしまう弱点が…)
lyrix_pro_total_003.jpg

当機は9Vのニッケル水素充電池一本で動作する仕様で、
バッテリーの劣化などを心配する必要がないなど、色々なメリットがあります。
lyrix_pro_total_004.jpg

14-18vの安定化DC出力を持つACアダプタで電池の充電が出来、
充電中は緑色のLEDが点灯し、充電が終わると消灯されDC出力が切り離される仕組みのようです。(便利)
lyrix_pro_total_009.jpg
ニッケル水素電池以外で駆動する事も考慮してあり、
基板に実装されたスイッチで充電機能をオフにすることもできます。

中身を拝見。
lyrix_pro_total_005.jpg
電源部コンデンサのニチコンFine Gold(16V 1000μF)が目を引きます。
オペアンプはソケット式となっており、増幅部にAD8397、GND用にLM6172が使われていて本格的です。
lyrix_pro_total_007.jpg
右半分はDAC用の回路ですが、当機には省かれています。

充電監視用のICと思われるものや、
隠れていて見えない場所にクロスフェード、バスブースト用の回路などが実装されているようです。
lyrix_pro_total_008.jpg

実際に外に持ち出して聴いてみました。
iPod nanoからのラインアウトからの2段重ねで組み合わせ、
IE8、10PROなどの高能率なイヤホンで聴いています。
lyrix_pro_total_010.jpg
(同じくディスコンのHosa HDS-701と合わせてオールドスタイル)

まず、「骨太」「低音重視のドンシャリ」という第一印象を持ちました。
繊細さよりも楽しさや迫力を重視したタイプで、雑音の多い外で聴くには丁度良い、好ましい個性のあるヘッドホンアンプだと感じます。

聴感上、性能から音の傾向まで、CORDA 2MOVEにかなり良く似ています。
使われているICは違うし、回路も同一ではないと思うのですが不思議です。


2MOVEと比較するとローゲイン、バスブースト機能オフの状態で「ゲインが高い」「精密さが少し劣る」「ノイズが少しだけ多い」「より低音寄り」「ギャングエラーがあり音量調整が難しい」という印象があり、
充電出来る点、本体が軽い点は良いけどアンプとしての使い勝手はいまいち。
これ以上低音とゲインが増えたらまともに音楽を楽しめるようなレベルではなくなるのではないか、と思いました。

また、Meier Audioのアンプ同様、当機もクロスフィードスイッチの効果の実感はほぼ無く、意味のない機能だと感じました。

公式ページ等で写真を確認する限り
「Lyrix」というアンプは据え置き向けのヘッドホンを外で聴くという用途を想定し設計されていると思われ、元々DAP直挿しでも音量が取れるように作られている高能率のイヤホンを接続する事を想定していないのかもしれません。

しかし、細かい不満点を差し置いてもこれほどの機能と音を持ち「定価150ドル」というのは
あまりにも安く、とてもコストパフォーマンスが高い製品だと感じました。

当機Lyrix Pro Totalは
外で音楽を聴くときイヤホンしか使わない僕にとっては若干ピーキーすぎる仕様で
決してメインで使えるアンプではない…というのが正直な所ですが、
僕がヘッドホンアンプというものに興味を持った最初期から気になっていたアンプを手に入れる事ができたのがとても嬉しいです。
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