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2014.05.22

ディスクリートヘッドホンアンプ STRV's工房 HA10miniを製作しました

BISPAで委託頒布されているSTRVさん設計のポータブルヘッドホンアンプ基板、
STRV's工房のHA10miniを組み上げました。

元々は4月中に着手する予定でしたが、様々な事情でここまで後ろ倒しとなりました。

以下、製作レポートです。


当機の特徴はオペアンプを使わず、トランジスタの組み合わせで増幅回路が組まれている「ディスクリートヘッドホンアンプ」という点。
日本国内で製作例が非常に多く、人気のあるアンプで、音の評判も上々のようです。

当機は超小型ながら、
「単3電池2本を使用した±1.2~1.5Vの低電圧で効率良く様々なヘッドホンを鳴らせるように工夫している」という、
ディスクリート構成ならではの強みが活きた性能となっているようです。

詳細は作者であるSTRVさん、公式の紹介ページにてご確認ください。
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STRV's工房:HA10miniRev1基板取説
http://strv.no-ip.info/studio/kit/ha10miniRev1.html

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製作にあたり、
米粒よりも小さなチップトランジスタを沢山半田付けする必要があるので、想像以上に神経を使います。

一気に組み上げようとすると集中力が途切れ製作失敗しかねないので、
製作期間を2日に分けて、
1日目は表面実装部品のみ、2日目に残りのリード部品を半田付けしました。
ha10mini_002.jpg
BISPAで同時購入したHA10miniパーツセットを中心に、
キャパシタ類と選別冶具で測定したFETのペア、LEDなどの部品を差し替えて実装しています。
ha10mini_003.jpg
ha10mini_004.jpg
半田付けしたあとで、基板同士の連結ソケットピンのオスメス配置を間違えてしまった事に気付いてしまった…。
(動作には影響ないのでこのまま)
ha10mini_005.jpg
最終段のトランジスタを2パラから3パラにできるオプションがありますが、
消費電流が増えることにもなるので、駆動時間の悪化を懸念し基本構成の2パラを採用しています。
ha10mini_006.jpg
コンデンサ類は部品セットについてきたものを使わず、
電解コンデンサはルビコンMCZ、
フィルムコンデンサはルビコンPMLCAPを採用しています。
ha10mini_008.jpg

実際に音を出す前にバイアス電流の調整を行いました。
ha10mini_009.jpg
公式マニュアルにしたがい、半固定抵抗器にプラスドライバーを当て、、
指定箇所のバイアス電流が12.5mA(テスター測定時は25mv)となるよう調整します。

いよいよケースに組み込み、音を出す準備が整いました。
ha10mini_010.jpg
当機は自らDC漏れを調整する機構を持たない「DCアンプ」でもありオフセットが心配でしたが、
僕が製作したHA10miniはボリューム12時の位置で左右chともに2mv以下という優秀な結果で、
無調整で安全に使用できることがわかり、一安心。

やはり僕の睨んだ通り、
本来の性能発揮のために「入力部FETの厳密な選別が必須」と思われます。

ha10mini_011.jpg
ケースは公式推奨のテイシンTC-2を使いました。
相変わらずケース加工は苦手…。
ha10mini_012.jpg
サイズ比。ミント菓子より一回り大きいくらいで、厚みも2cm程度と非常にコンパクトです。
ha10mini_013.jpg
他のポータブルアンプと比較。
ha10mini_014.jpg
僕の手持ちのアンプ類では、RSAトマホークより一回り大きく、AMB LAB mini3より一回り小さく、
DIY向けのヘッドホンアンプキット類の中では最小クラスと思われます。

未だ現役なiPod nano4thと組み合わせ、通勤電車内で使用してみました。
ha10mini_015.jpg
まだ10時間程度しか聴けていませんが、
第一印象は「とてもよい」です。

単三電池2本、±1.5Vの電源で駆動しているにもかかわらず
一聴して分解能の高さとキレの良さが突出しており、驚きました。

比較対象を挙げると、
類似した仕様のRSA トマホーク(こちらは単4電池直列の単電源駆動のようです)は低電圧駆動の限界ゆえか、
音域全体にモヤッとした不明瞭感が常につきまとい、
これが独特の柔らかい雰囲気を与えていて僕好みでもある反面、元気の無さ、分解能の不足感にもつながっています。

HA10miniの音傾向は見た目よりもずっとパワフルかつ鮮やかで、
少々ゆるめの低音が前に出てくるのが楽しく、音楽的な魅力も感じられます。
時折、高音に変な癖を感じる事があるのですが、バーンインが進むうちに変化がありそう。

設定にもよりますがバッテリーランタイムが優れている点もうれしく、
「音が良くて」「小さくて」「運用しやすい」ポータブルヘッドホンアンプの理想的要点をついた優秀なアンプだと感じます。


以下日記です。
最近のお買い物。

ぺるけさんの著書「理解しながら作るヘッドホン・アンプ」を購入したり、
perukebook.jpg
人生初、PORTERのバッグを購入したり。(超定番のタンカーショルダーL黒)
porter_001.jpg

今後の予定ですが、
4月から5月にかけて様々なトラブルが相次ぎ、想定外の出費が相次いでしまったため
製作予定だったAMB LABのCK2Ⅲの計画を一時凍結し、
趣味に使うお金をしばらく節約し、低空飛行に入ろうと思います。

幸いにして「工夫して安く、楽しく遊ぶ」というのが電子工作の本懐でもあるので、
以前から気になっていたアレをアレしてみよう…とか。
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