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2014.08.27

中華アンプの恐怖

Beezar.comで個人輸入したヘッドホンアンプ基板、
Millett Hybrid MiniMAXの特徴は、
何と言っても真空管を使ったヘッドホンアンプであるという点。

とはいえ高圧で駆動する純粋な真空管アンプではなく、
24VAC出力のアダプタで駆動し、真空管の増幅部とトランジスタのバッファ部の組み合わせで構成された
ハイブリッド式のアンプです。

電源にはACアダプタを採用し、12Vの電圧で使える「ラジオ球」を採用することで、
事故リスクを最低限に抑え、安全なDIYができるよう配慮されている点に好感がもてますし、
僕の購入動機にもなりました。

事件は、このアンプに使用するためのアダプタを探している時に起こりました。


MiniMAXの駆動に必要な電源は「24VのAC出力」。
24VAC出力のアダプタは国内ではあまり流通が無いのですが、
手持ちに丁度条件に合うアダプタがありました。

数年前に話題になった、Graham Slee SOLOのクローンアンプといわれるSMSL SAP-100。
http://www.sp01.jp/49_318.html
sap100_adapter_000.jpg
当機に使われているアダプタが「24V AC出力 1A」という仕様で、
僕が必要としている条件に完全一致。

やった!制作費が少し浮いたぜ!と喜びつつテスターでチェックすると、
出力電圧が22Vの値を示しました。
sap100_adapter_001.jpg
無負荷状態ならもっと電圧が高くなるはずなので、28Vくらい出ていないとおかしい。

アダプタの電圧表記部には検品シール?のようなものが貼られていました。
sap100_adapter_002.jpg
これを剥がすと保証が無くなるのだと思いますが
そんなものはとっくに切れているので、思い切って剥がしてみたところ…。
sap100_adapter_003.jpg
ヒッ…
電圧表記部が切り抜かれてる…!!

sap100_adapter_004.jpg
※この時、少し冷や汗が出ました。

切り取られずに残っている部分で判断すると、
トランス式のアダプタの入力電圧は、国外ではほとんど
120V 60Hz
230V 50Hz

の二択のようなので、
50Hzの周波数を示しているこのアダプタは、
230V用のアダプタであると見てまず間違いと思われます。


電圧の足りないアダプタを使うことで事故や火災の原因になるのではないか?と心配しましたが、
定格が出ないだけで、事故の心配はないらしく、少し安心。
sap100_adapter_005.jpg
中身は結構しっかり絶縁処理されていた。

ここで僕が恐怖を感じたのは、メーカーが意図的に隠蔽工作をしていたという事実。

このような適当な商売をしている中華メーカーは信用できませんし、
何の疑問も抱かずありがたがって使っていた自分の愚かさも許しがたい…。

中華系の通販サイトを検索すると偽物の疑いが濃厚なトランジスタが沢山売られてたりもするし、
こうなると、アンプ本体もどこまでが本当なのか、どこまでが嘘なのか疑わしくなってきます。

「安いには訳がある」といいますが、「安価で怪しい中華アンプに手を出してはいけない」というのを強く実感した出来事でした。
当機入手当時、ハイテンションでレビュー記事を書いて風評を振りまいてしまった者の一人として、
怪しい中華アンプ、ダメ、絶対!と反省を含めた意見を述べさせていただきます。



その後、パトスの24VAC出力アダプタを買いました。
(近くにあったツナ缶を置いてサイズ比較)
patos003.jpg
「DCプラグはついてないから、自分で都合のいいのを付けて使ってね!」というタイプのアダプタは初めて。
電圧もばっちり定格通りであることを確認できたので、
DCジャックを付けてMinimax用の電源として使います。

Made in Chinaですが国内メーカーのアダプタで、PSEマークも付いてるから
さぞ安全に使えるのだろう、という期待で買いましたが、
100V入力部の銅線が異常に細かったり、
patos001.jpg
わりとワイルドな半田付けにびっくり。(見なければよかった)
\俺がPSEだ!!/
patos002.jpg
特に、100V入力部の銅線の細さが気になったのですが、
詳しい方に聞いてみた所、
定格の1.1Aで動作した時、100Vの入力部と24Vの出力部に流れる電流量は同じではない(100V側のほうが少ない)
とのことで、この定格なら許容範囲内のようです(いつもありがとうございます…)
勉強になった。




少し話はずれますが、
オーディオ関連のトラウマといえば、
昔、中古で買ったMusicaのヘッドホンアンプ、HPA-200の中身を拝見した時の事を思い出してしまった。
hpa200_01.jpg
この開放感!
hpa200_04.jpg
メーカー希望価格は13万円近くの製品とのことですが、
ボリュームは廉価のRK09のようですし、電源に力が入っているようにも見えません。
オペアンプは 新日本無線のNJM4559Dが使われていて、50円程度で売られているものです。

それでも、肝心の出音はとても良かった記憶があるので、設計に自信あっての結果なんだと思います。
特に、生産数の少ないガレージメーカー等が食べていくには利率を高めに設定しなければいけないのも理解できます。
(ユーザー目線で許容できる限度はありますが…)
海外メーカーにも値段に見合わない実装の製品は沢山ありますが、実装基板のサイズに合わせたケースに入っていたり
、内部写真を公開していたりするメーカーには好感が持てます。
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