2012.04.02

【Superlux HD681&HD668B】 台湾のジャイアントキラー?

Superluxとは、台湾の音響機器メーカーです。
色々な音響機材を販売していますが、
その中でも国内外でヘッドホンの知名度が高く
ちょっとマニアックなヘッドホン好きであれば
その名を聞いたことがある人も多いと思います。



superlux_hd668b_002.jpg


まずは、
価格の安さの割に音質が良い!という事で一時期国内でも話題になった
半開放型ヘッドホン、HD681をご紹介。
国内では、2480円という安さで販売しています。
superlux_hd681_003.jpg

HD681には
差し色がオレンジ色の「HD681(無印)」、グレー色の「HD681B」、ホワイトの「HD681F」と
三種類のラインナップがありますが、
それぞれ低音の周波数特性が異なっています。

HD681は低音が強く、HD681B、HD681Fの順に低音が減っていくようです。
僕は低音好きなので、無印だけを買いました。

デザインはAKGのK240にそっくり…。
他にも、ベイヤーのDT770PROにそっくりなヘッドホン、
HD660がラインナップされており、非常に怪しげではあります。

superlux_hd681_002.jpg


質感は当然K240より劣り、とてもプラスチッキーです。
ですが価格を考えると非常に頑張っており、バリなどはありません。
肉厚のビニールパッドはやや固めの装着感ですが、側圧が丁度いいので
案外長時間の装着に耐えます。
また、当然のようにAKGのK240系のイヤーパッドと互換性があるため、
僕は本家k240のイヤーパッドに交換しています。
本家のほうがやや肉薄ですがパッドが柔らかい。

HD681の音ですが。
一言で言って、ドンシャリです。
高音は少々シャリつきます。

音場の広さはいまいち、
定位や分解能は値段以上のものがありますが、
実売一万円クラスのヘッドホンと比較してしまうと明らかに劣ります。

ですが、
その全ての不満をひっくり返すような
低音の強さと質の良さがとても気に入ってます。

制動感と適度な響きと音圧が高レベルでまとまった、
弾力のある低音が素晴らしい。

安物にありがちな篭り感も皆無で、非常にノリ良く音楽が楽しめます。

この安さですが大口径50mmのドライバを採用している事も、
この低音のダイナミック感に一役買っているように思います。

個人的には、生演奏ソースで聴くと上記の欠点が顕著で
あえてHD681で聴くメリットが見当たらないのですが、
テクノ音源を聴く時に最高のパフォーマンスを発揮してくれるように感じます。
予算五千円でテクノに合うヘッドホンを見繕うとしたら
真っ先に当機HD681をオススメしたい。


次にHD681の想像以上の音の良さに気を良くして追加購入した、
HD668Bをご紹介。
superlux_hd668b_001.jpg

HD668Bは現在、国内販売しておらず、
僕はTAOPAOの代行サービスで個人輸入しました。
ebayでは45ドル前後で販売しているようです。

このHD668Bは海外で特に評価が高く、
100ドルクラスのヘッドホンに匹敵する!という評価も見られます。
superlux_hd668b_003.jpg

当機はケーブル着脱機構を備えており、
付属している1mと3mのケーブルを付け替える事ができます。
ステレオミニ端子での接続なので、既成品のケーブルを流用することも可能。
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ドライバ部分はk240にそっくりですが、
ヘッドパッドはオーテクのウイングサポートにそっくりな機構を備えています。
superlux_hd668b_005.jpg
パクリとパクリを組み合わせたらオリジナルが完成しました、みたいな…。
作りはプラスチッキーですが、チープな感じはせず
真面目に作られているな、という印象。

装着感はやや固めですが、
長時間装着すると頭部がじわじわ痛くなってくるHD681より心地良いです。

イヤーパッドはK242HDのものに交換しています。
superlux_hd668b_006.jpg

HD668Bの音ですが、
HD681と同系統の音質で、若干高音寄りのフラット。
おそらく、HD681Bと同じドライバではないかと思ったり。
音場がそれほど広くないのも同等。分解能や定位も同等。

HD681より音量が取りにくいことから、
個人的に据え置きのヘッドホンアンプは必須と思います。

音域のバランスの良さは魅力ですが、
僕が突き抜けた個性を求めていたこともあり、
正直、期待はずれでした。

価格以上に頑張ってるのは間違いないのですが、
あえて実売一万円以上のヘッドホンを所有している中に
HD668Bで聴くのもあまり意味がないかなー、と感じます。

でもビジュアルが非常に好みなので、ヘッドホンマニア的な所有感は満たされて
総合的な満足感は高かったり。


Superluxはこれらのヘッドホンの他にも、
Head-fiでハイエンドクラスのイヤホンと比較レビューされていた、HD381など、
色々と刺激的な物を販売しており
注目しているメーカーです。
HD381はワタナベ楽器店で1500円で販売しているので、そのうち買いたい。
(送料もう少し安くならんかしら)
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この記事へのコメント:
こんにちは

私もHD681もってます。しかも2個!
(ずっと使っていて断線しそうな勢いだったので、予備で確保しました。)

>HD681は低音が強く、HD681B、HD681Fの順に低音が減っていくようです。
そうだったんですか。
私は実機を視聴して買いましたが、HD681はあまり低域が強いとは感じず、全体的なバランスの良いモデルだと思いました。
HD681Bは低域のみ聴くに堪えうる感じで、高~中域は痩せた細い音に聞こえました。
HD681Fはどの帯域も痩せた細い音に聞こえました。

ボーカルものが一番心地よく聞けますが、生音系でも十分聞けるので非常に気に入ってます。

同価格帯で頑張っているどころか、上位機にも負けず劣らず健闘していると思います。

ちなみにSuperluxはヘッドホンアンプも出してます。
15800円ぐらいだったかなあ~?
Posted by セレロン大好きっこ at 2013.01.02 20:26 | 編集
セレロン大好きっこさん、お越しいただきありがとうございます。
HD681は本当にコストパフォーマンスがいいですね。
今でこそKOSSのPORTAPROが4000円以下に落ちてきて、低価格帯では敵なし!とは言い切れないものの、
この低音の質感の良さは非常に魅力的で、今でもしょっちゅう出番があります。

HD681B、HD681Fの周波数特性を鑑みるからに、
低音好きの僕向きではないなあ、と思って
今のところ聴く機会がないのですが…(都内に試聴機があったらいいなあ)

ヘッドホンアンプについては海外でレビューなど散見されて、ちょっと気になります。
(例えばこことか…:http://www.headfonia.com/superlux-ha3d-amplifier/
どちらかというと業務用の赴アンプのようで、
場末のホームユーザーとしては微妙な面もありますが…。
Posted by まうまう (Maumau) at 2013.01.16 02:54 | 編集
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