2012.06.21

【AMB Labs Mini3 Portable Amplifier DIY Kit】製作失敗レポート

楽しみにしていたAMB MINI3のキットが到着したので、
すぐに作りました。

結論から言うと、製作に失敗しました。

何が起こったか、以下をご覧ください。

これが製作前の基板。かなりタイトなパーツ配置ですが、
チップ抵抗などが使われていないので、見た目よりは難易度が低そう。


MINI3の基板ハンダ付けの最難関、表面実装のオペアンプです。
amb_mini3_008.jpg
この時のために買った逆作用ピンセットでオペアンプを固定し、
半田付けするピンの部分にフラックスを塗り、
経の細い糸半田で半田を流し込みます。(太い糸ハンダだと半田が過剰供給され作業が難しい、と思う)

今回の半田付けは、ケスター44(銀2%入り)を使用しました。
これまた馴染みが良く、とても使いやすい糸ハンダでした。

SOICの半田付けさえ終われば、あとは怖いものはありません。
amb_mini3_009.jpg

抵抗の場所を間違えないように、別紙のメモと照らし合わせながら
慎重に半田付けしていきます。
amb_mini3_010.jpg


時間飛んで、一気に完成!
思った以上に早く終わりました。
amb_mini3_011.jpg
パーツはゲイン変更用に購入したKOAの1/8抵抗と、LEDを変更した程度で
他は全て基本パーツを使用しています。

裏面はこんな感じ。
amb_mini3_012.jpg

実際に聴いてみる前に、テスターで電流チェックをしてみると…
通常の倍の電流が出ています。(25mA→50mA)
「そんな馬鹿な…抵抗のチェックや部品の極性、短絡のチェックは入念に行ったはずだ…」と
混乱しつつも、再チェックをしてみましたが
何度見なおしてもおかしな所が見当たりません。
そして電流は高いまま…。

これは何かの間違いだ…!と考え、実際にイヤホンを接続して聴いてみると…。
ああ、右側からしか音が出ていない…
そして接続したイヤホンが高熱になります。
※これはオフセットが出ている時の症状で、非常に危険な状態だそうです。

自分なりに原因を探ろうとした結果、以下の二点が思い当たりました。

1)100kΩの抵抗を使っているR2L、R2Rの二箇所の抵抗値を実装後に測定したら、430Ωくらいになっていた。これは抵抗が壊れているのではないか?

2)U4のオペアンプ「OPA690」を半田付けする前に、裏側にシリコングリスを塗ったが、少しはみ出してしまったのでティッシュで拭った。この時ピン部分にグリスが付着してしまい、そのまま半田付けをしてしまった結果、通電に異常が発生してしまったのではないか?

上記が原因と仮定し、秋葉原へダッシュ。
まずは100kΩの抵抗を交換しましたが変化なし。
基板に挿した状態で再測定すると抵抗値が430Ωほどに変化するのは、正常な仕様のようです。
(基板の内容により、抵抗の実抵抗値が変化する事もあるということをはじめて知りました)

次に、OPA690を交換してみます。
amb_mini3_014.jpg
SOICを剥がすのに邪魔だったので、下についていたフェライトビーズも外しています。

1000円払って買い足したOPA690を付け直してみたところ…
完全に音が出なくなった…。

出力電流を測定した所、50mA→120mAとさらに跳ね上がっています。(平常は25mA)
も、もうダメだ…

ここで電子回路に詳しい方に相談した所、
下の部分が怪しそうという事がわかりました。
いつも本当にありがとうございます…!
amb_mini3_0013.jpg
音声信号に使われているオペアンプのAD8397と、仮想GNDのレールスプリッター、TLE2426です。

アドバイスの元、オペアンプの電圧を調べてみた所、平常ではありえない異常な電圧が発生しているとの事。
AMB公式webでも「オフセットが出ている時はオペアンプがヤバイ。交換すべき。」などと書かれているようです。
半田付けは上手く行ったつもりだったのだけど…うぐぐ…


とりあえず、やれることは全てやってみるつもりです。
まずは共立エレショップでTLE2426を注文し、交換。
そして週末は再度秋葉原に赴き、AD8397を買って交換。
オペアンプ交換に電解コンデンサが邪魔になるので、これも交換。

ここまでやって駄目だったら、多分僕には対処不可能です…。
ああ、一万円がドブに…。
い、いやだぁ…。


あ、そうそう。mini3にぴったりサイズな電池が見つかりました。
秋月電子通商で売ってる、ニッケル水素電池です。
amb_mini3_015.jpg
これならケースに干渉することなく電池が収まります。
(僕の場合、ちょっと電池スナップ部分の片方が浮いてしまった状態で半田付けしちゃったので、電池が少し浮いて表面のパッケージ削れてますが…)

入手難易度が高いハモンドケースはこちらで国内販売しているので、
AMB公式で買えない部品は全て国内で揃いそうです。

ああ、直るといいなぁ…。
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楽しみにしていたAMB MINI3のキットが到着したので、すぐに作りました。結論から言うと、製作に失敗しました。何が起こったか、以下をご覧ください。これが製作前の基板。かなりタイト...
まとめtyaiました【【AMB Labs Mini3 Portable Amplifier DIY Kit】製作失敗レポート】 | まとめwoネタ速neo at 2012.06.22 16:13
この記事へのコメント:
あー
まうまうさんのblogだ…w

ネットでも色々な情報が載ってたりしますし
自作物は始める前にちょっと情報収集しといた方が安全かもですね。
痛い出費になっちゃった様で。
これにこりず、挫けずに遊んで下さい~w
Posted by 御無礼 at 2012.06.24 11:11 | 編集
御無礼さん、こんばんは!

製作は万事うまく行ったと思ったのですが、
おそらくSOICの半田付け時にはんだを盛りすぎて、どこかが短絡してしまったのかな?という自己分析です。

素人の典型的な失敗例みたいな…。

もうDIYはこりごり…という気持ちには全くなっていないので、コレを糧により上手に作れるようになりたい…!

励ましありがとうございます。
おかげ様で、少し気が和らぎました。
Posted by まうまう at 2012.06.26 23:34 | 編集
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