2013.03.14

【ぺるけ式 2段直結シングル・ミニワッター】製作開始と失敗談

ぺるけさん設計の2段直結シングル・ミニワッターの注文部品が全て揃ったので、
先週末にいよいよ製作を開始しました。

今回、「いつか使ってみたいけど使う機会がない…」と思っていた部品を沢山使うことが出来、
テンションも上がります。


作業手順はぺるけさん著書の「真空管アンプの素」にしたがい、
基本に忠実に…を念頭に置いて進めていきます。


まず、ぺるけさん著書の製作例を元に
RCAジャックのアース端子を連結。

このようにRとLのRCAジャックのアース端子を中央で重ねて、
半田を側面に少し流し込む事で二つのアース端子が固定されるので、
RCAジャックの配線が簡単になり、収まりもよくなるわけですね…(こりゃ便利)
miniwatter_013.jpg

電源トランス、出力トランス、真空管ソケットを取り付けておき、側面とトランスを養生。
miniwatter_014.jpg

製作手順書通りに作業を進め、電源スイッチ周りと真空管のヒーター回路の配線を終えた所です。
miniwatter_015.jpg
必ず配線ミスをするだろうと思っているので、
沢山やりなおしができるように、全ての配線は多少長めに引き回しています。


LED点灯回路はこんな感じ。
出力トランスを固定するネジ穴を使って取り付けた立ラグ板を経由し、
LEDの配線に抵抗を挟む仕組みになっています。
miniwatter_016.jpg

電源部。
かねてから使ってみたかった、スパークキラーが頼もしい!
miniwatter_017.jpg

この時点で真空管のヒーター回路が正常に動作しているか、通電して確認。
miniwatter_018.jpg
おおおお…真空管がほんのり光った!!(うれしい)

次に、ライン入力からの配線。
僕が製作するミニワッターでは、2系統のライン入力をスイッチで切り替えられるようにします。
miniwatter_019.jpg

さらに、2接点のロータリースイッチを追加します。
miniwatter_021.jpg
これは何をしているのかというと、
片方の接点を選択している時はライン入力が切り離される仕組みで、
いわゆるミュートスイッチです。


ボリュームの配線。
利得の不足感を補うために51kΩの抵抗を挟む必要があり、
本来は難易度の高い作業となるのですが…
門田無線で買ったRK27用アタッチメント基板のおかげで簡単・確実に配線できました。
(アタッチメント基板の穴に抵抗を差し込むことができます)
miniwatter_020.jpg

ライン入力部から真空管ソケットまでの配線を終えた所。
miniwatter_022.jpg

指定パーツを取り付けるだけのプリント基板半田付けと違い、配線をよじったり長さを調整したり、部品の空中配線が所々で必要だったりと、
立体的な作業を要求されて、見た目以上に頭を使うし、慣れが必要だな…と感じます。


集中力を失ってミスをしたくなかったので、この時点で続きを翌日に回しました。


そして翌日、今度はラグ板の実装によるアンプ回路の製作。
miniwatter_023.jpg

半田付け自体は比較的早く終わったのですが、
写真に記載されているように、一箇所重大なミスが…
miniwatter_024.jpg

この状態で電源トランスをはじめとした各種配線を取り付け、
道通検査もそこそこに電源を入れたのですが…、
「ポンッ」という音とともに1Aのヒューズが即死してしまいました。

この時点でラグ板からの配線を全て外して回路を見なおすべきだったのですが、
よせばいいのに2Aのヒューズを入れて再び電源を入れてしまいました。

すると、MOSFETからモクモクと煙が出てきて…

あ、ああああ…終わった…


この後、ラグ板を外して、
ぺるけさん著書を参考に導通検査をしてみた所、
どうやら本来通電してはいけない所が通電してるらしいことがわかりました。(いわゆるショート)

何度見返してもラグ板の実体配線は間違っていないようだし、よくわからない…と頭を抱えていたのですが、
電子回路に詳しいTwitterのフォロワーさんに写真を見せたら、
すぐに一発回答をいただきました。(いつもすみません…)
miniwatter_026.jpg
赤マル部分の400V10ufのコンデンサの接続方法を間違えていたのが短絡の原因でした。
冷静になって見直して見れば接続が正しくないのは明白で、自らの視野の狭さに愕然とするばかり…。

本来は、このコンデンサのマイナスからの線だけをアース母線に繋げなければいけないのですが、
上記では同じパターンにプラスとマイナスが一緒になってくっついているため、
ここから伸ばしているアースの配線に電流が素通しとなっていたわけです。(コンデンサを取り付ける意味がない)

なので、ここから修正するとすれば、
プラス側のリード線を一つ隣のパターンに再実装するか、
マイナスの足を直接アース母線に半田付けすれば、正しい接続となります。

MOSFETを壊してしまったうえに
このコンデンサの予備を用意していなかったのと、
答えに辿り着くまで色々と配線を取ったり抜いたりして、ラグ板が汚くなってしまったので、
後々のメンテナンスのことなども考え、このラグ板をまっさらな状態から作り直すことにしました。
(ぺるけさんに再頒布をお願いしました…ありがとうございます)

今回の失敗は、
ぺるけさんの著書では「電源を入れる前に導通チェックをせよ」と書かれており、
この手順を省かなければ防げたミスで、完成を急いだばかりに起こってしまった
典型的な初心者の凡ミスと言えます。
悔しさと情けなさでいっぱいです。

不幸中の幸いなのは、ほんの数千円で再製作が可能という点。
オールインワンのプリント基板では、こうはいきません…。

作業手順を省くと僕のような目に合うので、気をつけましょうね…。

というわけで、今週末こそアンプを完成させたい…!(若干不安が残りますが)
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