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2012.03.13

【Lovely Cube Premium】オペアンプ三種聴き比べ

先週の土日はずっとLovely Cube Premiumで音楽を聴いていました。
いつまでも音楽に浸っていたかったのですが、
最終的に聴き疲れと頭痛でギブアップしたまうまうです。

音楽を聴く時には適度な休憩を取りましょうね…。

というわけで、Lovely Cube Premium+オプション、
三種のオペアンプをそれぞれ8時間くらいずつ聴いた印象です。


先日も書きましたが、
まずはデフォルト構成のOPA2134UA。
(何故DIPタイプじゃないのだろうか)


一聴して”クール系”とわかる固めの音。
艶やウォームさとは無縁です。
その分、全ての音のベールを一枚剥いだような
分析的でシャープな切れ味が気持ちいい。
基本的にはすっきりしていて素っ気無いように感じられますが、
音場が広く、飽きさせません。
HD-1Lの厚みのある音に慣らされた僕としては
若干高音寄りの音に感じます。
ダブステップを聴く時などに必要なごく低い低音が出ておらず、
ヒップホップをはじめとしたクラブミュージックを聴くには不満を感じます。

キャラクター的には同じくクール系の
HD53R ver.8.0の音に近いのですが、
一聴して高音に癖を感じない点と、
低音の厚みに差を感じます。
(Lovely Cube+OPA2134UAのほうがすっきりした音)

次に、OPA627AU(両面実装基板)+A級バイアスソケット。
3.49mAのほうを使いました。
LCP_006.jpg

一転、滑らかな音になります。
硬かった音が若干柔らかくなり、
低音の広がりが出てきます。
基本キャラクターがクール系(と思われる)Levely Cube Premiumに
温かみが加わって、非常にバランスが良いです。
解像度に関しては少し落ちる印象ですが、
決して分解能が落ちるとか、ネガティブな印象でもなく、
OPA2134UAは聴こえてほしくない粗までもがむき出しになるのを
OPA627AUは上手いこと隠してくれ、音楽性が豊かな印象。

※OPA627はバーンインにとても時間がかかるらしいので
もっと長い目で経過を見る必要がありそうです。


次に、OPA2111AMです。
なんだかすごい見た目になっちゃったぞ…。
LCP_005.jpg

結果から言って、
実力とインパクトはOPA2111AMが頭ひとつ抜けてます。
とても音場が広い。
上記二種も当然広いのですが、現状頭ひとつ抜けてます。
K702で聴いていると、
ヘッドホンの外側まで伸び伸びと音が広がっていくのがわかります。
Lovely Cube Premiumで使うとこんなにすごいのか…と驚きです。

インパクトが強すぎて他の部分があまり細かく感じられなかったのですが
定位や音バランスに不満もないので、しばらくはこれで行きます。



…以上、大げさに書きましたが、Lovely Cubeの

・寒冷系
・音場が広い
・低音の沈み込みがいまいち(やや腰高)

という印象はオペアンプを変更しようが
変化するわけではなく、
あくまで少々の味付けをしてくれるという程度のものと思います。

BCLでも採用しているOPA2134で聴くのが、
当機の個性を生かすためにも最良の選択肢であるような気もします。
次はOPA2134にバイアスソケットを履かせて聴いてみよう。

しばらくは楽しめそうです、Lovely Cube Premium!



2012.03.11

【Lovely Cube Premium】ファーストインプレ

待ちに待ったBCLのクローンアンプ、
Lovely Cube Premiumが我が家に到着しました。


注文完了後から到着までの期間については、
発送まで14日、その後到着まで4日。

オプションで追加注文したオペアンプセット。
LCP_002.jpg
右からOPA627AUの両面実装基板、
OPA2111AM(can)+放熱用のヒートシンク、
これらをA級動作させるためのバイアスソケット2種。


中身も写真どおりの充実っぷり。
LCP_003.jpg
クローン元本家のBCLより良いパーツが使われているそうです。
まあ…!

公式サイトの画像では加工されており気づかなかったのですが、
基盤の一部に何かを塗りつぶした跡があります。(赤丸部分)

LCP_004.jpg

「Lehmann DIY」でTAOPAO内検索すると
同様のクローンアンプがザクザクと出てくることから、
それらの中のどこかの基板を流用しているようです。


さらに、
より良い音で音楽を楽しみたいと思い、
秋葉原でこんなものを買って来ました。
UL350UP.jpg
春日無線変圧器のUL-350UP

日本の電源電圧100Vを、
海外製品向けの117vに昇圧してくれるステップアップトランスです。
Lovely Cube Premiumの電源は115v対応なので、日本の100vでは若干力不足ということで。

トランス本体にプラグ差込口があるタイプのほうが精神衛生的に良いのですが、
他にも昇圧したい機器があるので、
プラグ差込口が3つある電源タップ付きの当機を選びました。
上記通販サイトでは5513円で売られているのですが、秋葉原の実店舗では
4000円弱で売られており、即決でした。


さっそくデフォルトのオペアンプOPA2134UAのまま、
音楽を聴いてみした。
ゲインは+10dbに設定。

以下、ファーストインプレ。
僕がリファレンスにしているHD-1Lとの比較であることを
念頭に置き、話半分に読んでください。


■音質
やや中高音寄り。
フラットといわれればフラットかもしれない。
傾向は、ソリッドで固め。
無味乾燥のモニター系といった印象。

■音の厚み
音圧控えめ。
ヒップホップを聴いてみると極低音がすっぽ抜けており
骨抜きになったような音。

■音場
かなり広い。
横に広がる。

■解像度
高い。
音離れが良い。
定位も良い。
HD-1Lより細かい音を拾う。
聴こえてほしくなかった粗も拾う。

■ノイズ
ノイズを拾いやすいMDR-Z1000を接続した時のみ、
極小さなハムノイズが聴こえる。
無音時に耳を澄ましてようやく聴こえるといったレベル。
イヤホンで聴くのは諦めたほうが良さそう。

※ノイズについては個体差が大きそうです。


どうやら本家BCLと同系統の音質であることは間違いなさそう。
クローンアンプは伊達じゃない。
そして価格を超える音質であることも間違いありません。

次はオペアンプを交換して聴いてみます。
続きは次回にて。


2010年に大きな話題となったLovely Cubeですが、
個人製作のアンプという点も影響し
ケースの精度の低さやノイズの問題が各所で見られました。

2012年現在、これらの問題は改善されていると認識して問題ないようです。
「多少作りが悪くても、音が良ければいいや」程度に考えていたのですが、
僕の元に届いたLovely Cube Premiumは
ケースの質が悪くない…いやむしろ良くね?
それなりに高級感すら漂う佇まいです。(パクリですからね)
全面パネルのプリントもかっこいい。(パクリですからね)
ハムノイズもほぼ無視していいレベルで、嬉しい誤算です。

ただ、ケースを留めているネジは柔らかそうなので
オペアンプ交換時には注意が必要そう。

2012.03.07

【Evergreen DN-HP-606】ソビエトロシアでは、アンプがあなたを真空管に入れる!

DN-HP-606の真空管を交換してみようと思い、
ヤフオクで落札した、ロシア6N2Pの真空管が届きました。
送料込みで520円という安さ。

ロケットのマークがカッコいい。


気軽な値段で音遊びが出来るというのは嬉しいですね。


早速、DN-HP-606の真空管を交換します。

DN-HP-606の裏面です。ハンダかす散りまくり…。
DN-HP-606_010.jpg

DACチップは裏面にありました。
PCM2900E。(古い)
DN-HP-606_011.jpg

おっかなびっくり真空管を外して一息ついたところ。
DN-HP-606_012.jpg

なんとか無事に装着できました。
DN-HP-606_013.jpg
設置スペースがとにかく狭く、
真空管差し込み時に基盤にテンションがかかるので
あまり頻繁に交換してると壊れてしまうかも。


出音ですが、R側からのみホワイトノイズが聴こえる…
インピーダンスの高いヘッドホンなら聴こえないノイズなので、
大した問題ではありませんが。

しばらく鳴らしてみて様子をみます。

真空管は存在感があっていいですね。
所有する喜びが得られそうです。


※追記:通電し続けたらホワイトノイズが消えました。
    やはり真空管は長い慣らし時間が必要なようです。